これからの社会が直面するであろう命や倫理の重要な概念がダイナミックに変化しうる中で、何が失われ何が得られるのか?それすら言葉に出来ないままに社会が変化していく有り様が書かれているように思います。テーマの重さの割に読みやすく、長さもちょうどよく感じられ良い作品だと思います。
この作品は、たとえば今と全く違った世代の祖父や祖母の話を聞いているような感覚がします。少し寂しげに、自分が若かった頃とは大きく変わった世界のことを語っているような、そんな雰囲気。 たとえ…続きを読む
現実に興りつつある、いくつものパラダイムシフトを、さらっと作品に落とし込む実力と感性。スピード感。プレゼンも含め、著者の魅力や才能が凝縮された作品だと思います。もっと読みたい。フォルカスや主人…続きを読む
倫理というものが人の営みの中で作られてものでしかなく、絶対的な、揺るぎのないものではないという、普段は忘れがちな性質を、目の前に突きつけられた感じがします。正しさとは何なのか、未来はどうなっていく…続きを読む
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