【 心の闇とその倒し方 】
【 心の闇とその倒し方 】(1-13話まとめ)
妖怪「心の闇」は、つまりは人の負の思考や感情だ。
それは、そうではない「ふつうの心」に戻ることで、体外に排出できる。
てんぐ探偵はすなわち、心のありようを整え、宿主の心を転換するのである。
【誰か】 他の誰かに責任を押しつけて、思考停止する
【心の転換】 すべての人は名前があり、「他の誰か」ではないと気づくこと。自分にも名前があると気づくこと。
【めんくい】 イケメンしか愛せない
【心の転換】 そのイケメンは神様ではなく、ただの人間だとわかること。
【いい子】 親の期待するいい子を演じ続ける
【心の転換】 未来の自分に全力でやった結果、過去の呪縛は意味がなくなる。
【弱気】 自分に自信がなくなり、何も出来なくなる。ついには自殺
【心の転換】 何も出来ないのは弱気に取り憑かれてるだけだと自覚する。調子のよかった自分を思い出す。
【あとまわし】 何でもあとまわしに
【心の転換】 全てをあとまわしにすると、呼吸も心臓の鼓動もあとまわしになり、死ぬだけだと気づく。
【若いころ果たせなかった夢】 出来なかった夢を、子供に託す
【心の転換】 もし叶えていたら、現在の自分が得たものは得ていないと知る。自分の現在と、過去の夢との距離の取り方を改めること。
【さみしい】 友達がいない
【心の転換】 ほんとうの友達をつくること。つまり、ケンカしても仲直りして、同じ方向を一緒に見れる友達をだ。
【ねたみ】 誰かを妬んで、自分を破滅させる
【心の転換】 ねたみを追跡するとループになっているかも知れないと気づくことで、それは堂々巡りに過ぎないと俯瞰すること。
【なかまはずれ】 いじめ
【心の転換】 全員が違うことを知り、そもそも「均一な集団の異質の排除」の前提を崩すこと。
【アンドゥ】 人生をやり直したくて、前に出れずひきこもる
【心の転換】 命はアンドゥ出来ないことを知る。死の間際に、人生を完成させようとした犬を知ることで。
【横文字】 横文字ばかりでしゃべる
【心の転換】 横文字で盛っていたことを自覚する。それは無知ゆえの不安であったことを認める。それは(日本独自の)「恥ずかしいこと」だと気づく。
【上から目線】 やりもしない評論家ぶり
【心の転換】 やった上でしか分らないことを知り、実戦と批評を回転させる。
【どうせ】 自分を卑下し、全てをあきらめる
【心の転換】 やるだけやってみたら、それはみっともない結末に終わったが、またやりたくなった。
妖怪「心の闇」は、まだまだ出てくる。
倒し方に法則はない。シンイチは毎回機転を利かせ、心を砕くのみだ。
増々はげしさを増す「心の闇」との闘いにご期待ください。
第二章、はじまります!
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