第2話 幼馴染み♂は俺の嫁 その2

 翌日の夜。俺は夕飯を食べ終えたと同時に風呂へ入って歯磨きまで済ませ、トイレにも行って、万全の体勢で【ルインズエイジ】にログインした。

 光からのメールは、朝、目が覚めたときには携帯の中に受信されていた。学校でも何度か読み返し、そのメールに記載されていた段取りはしっかりと頭に入っていた。


「……まあ、通話しながらプレイするんだし、ちょっと忘れたって問題ないんだけどな」


 わざわざ声に出して呟いたのは、たぶん、俺が少なからず緊張しているからだろう。

 できることなら、光の窮状を助けてやりたいと思う。だからこそ、上手くやりたいと思う。すると、上手くやれなかったときのことが脳裏を過ぎるのだ。


(失敗したら、ファミリー内における光の立場はいっそう悪いことになってしまうよな……)


 悪い言い方をすれば、俺と光がやろうとしていることは偽装結婚だ。それがゲーム内の仲間に何ら実害を与えないとしても、光の信用は大きく失われ、ファミリーを脱退せざるを得なくなるだろう。

 逆に考えるなら、今回の偽装結婚大作戦に失敗しても、損害は光が現ファミリーに居られなくなるだけのことだ。所詮はネトゲの中の希薄な人間関係が失われるだけで、日常生活には一切の影響がないのだ。だから気楽にやればいい――と考えることもできそうだけれど、さすがにそこまであっけらかんとできるほど、俺の器は大きくなかった。


「――でも、それはいいことだ」


 声に出して言ってみる。


「緊張を覚えているのは、俺が無責任な男じゃないからだ。なんだかんだと世話になってきた光のために一肌脱いでやろうと思う男前なやつだからだ」


 呟いた言葉を自分の耳で聞くだけで、度胸が据わってくる。緊張で高まった体温はそのままに、少し速すぎだった鼓動だけがいつものテンポに戻っていく。

 電話がかかってくる。光からだ。


「準備は?」

「いまキャラ選択画面だ」

「じゃ、こっちもログインする。通話はこのままで」

「了解」


 俺はスピーカーの音量を最大近くまで上げて、ノートPCの横に置いていた。

 キャラクター選択画面に表示されたクラッシュをダブルクリックすると、ロード画面を挟んだ後、騎士団自治領の首都ロートホルンの街並みが画面に映し出された。

 俺は装備と所持品を確認すると、クラッシュを街の外へと移動させた。昨日の狩りでお金はそこそこ貯まっていたから、騎士団本部の厩舎で馬を借りて、待ち合わせのフィールドへと向かった。

 携帯から光るの声が聞こえてくる。


「こっちは出発したよ。瞬間移動ワープ高速移動ストライドのスキルを使うから、三分かからないで予定の場所に着くと思う」

「はいよ了解。こっちもそのくらいで行ける」


 俺は左手をキーボード、右手をマウスに宛がって操作しながら、顔を携帯に近づけて返事した。

 返事をしてから、


「……なあ、光」

「なんだい?」

「ゲームしながら電話するのって難しくね?」

「え、ヘッドセットじゃないの?」


 どうやら光は、無線式のヘッドセットを着用しているようだった。まさか、今日のために購入したんじゃないよな……?

 それはともかく、俺のキャラ・クラッシュは打ち合わせていた狩り場に到着した。木々の密集した薄暗い森林フィールドだ。道らしい道は開かれていないため、ここからは馬だとかえって動きにくい。俺は馬を引き返させると、クラッシュを徒歩で森の中へ入っていかせた。


「要、こっちの座標は四二一の八九九。マップ下側中央、七時の方角だよ」

「たぶん了解。いま向かってる」

「できるだけ早くお願い」

「分かってるって!」


 俺は、たぶんここだろうなという場所を目指して、森の中を突き進んだ。

 いま俺たちが実行しようとしている計画の趣旨は、俺ことクラッシュと光ことルミナのドラマチックな出会いのシーンを演出することだった。


「ただいきなり、結婚しました――では、みんな納得しないと思うんだ。二人が結婚するのは当然の成り行きだよね、仕方ないよね……と思わせないと、結婚する意味がないからね」


 光はたまによく分からないところで頑固に拘るやつなのだった。

 あ――いた、ルミナだ。画面の奥に、この森を徘徊する敵性MOB、ジャイアント・ビーが集まっているのが見えた。その巨大な蜂どもが取り囲んで攻撃しているのは、髪の長い女性神官だ。キャラの頭上に表示されている名前も、間違いなくルミナだ。


「クラッシュ、いた! いまこっちの画面に映ってるよ!」


 携帯のスピーカーから光の興奮した声。


「俺もルミナを見つけた。じゃあ行くぞ、いいか?」

「うん。みんなもそろそろ追いついてくるから、タイミングばっちりでいけると思う」

「よし!」


 俺は短くだけ答えて、操作に集中した。

 今日は光の所属している一門が定期的に行っている、一門全員でパーティを組んで狩りをし、みんなの親睦を深めよう――というの日だ。予定があってログインできない者数名を除いた全員が集まっている。もちろん、ルミナもだ。

 結構な大人数で行動することになるから、事前に行き先や時間割が告知されていた。そのため、光は一門狩りの行われる予定の時刻とフィールドを、俺に伝えておくことができたのだった。

 光が考えた筋書きはこうだ。

 狩り場である森フィールドについたところで、うっかり操作ミスしてしまったという体で一人だけ瞬間移動して、集団からはぐれる。そして、わざと敵を掻き集めて窮地に陥る。そこへ偶然通りかかった俺……クラッシュが割って入って、ルミナを助ける。その場面を、ルミナと合流しようとした一門の面々に目撃させる――というものだった。

 この作戦の狙いは、クラッシュとルミナが運命的な出会いをしたことを一門のみんなに印象づけることだった。


「みんなもう来る!」


 光がそう言ってきたときには、光に集っていた巨大蜂の群れを粗方、始末したところだった。

 ぶんぶん飛びまわる巨大蜂は回避率が高く、剣だけでは対処できなかったかもしれないが、魔術スキルも得意になったクラッシュの戦えない相手ではなかった。もっとも、けして楽勝ではなかったのだが、それがかえってタイミングを良くしてくれた。

 プレイヤー・キャラクターの集団がやってきたところで、俺は最後の一匹を火炎弾で倒した。

 周囲の敵を一掃して落ち着いたところで、やってきたキャラたちにカーソルを合わせる。すると、キャラの名前と一緒に小さな画像が表示された。ルミナの名前横にも同じ画像が表示されていたから、一門の家紋画像エンブレムなのだろうと察しがついた。


「要、この人たちがこっちのファミリーだよ」


 携帯のスピーカーから聞こえてきたのと前後して、ゲーム内でも家紋をつけたキャラの一人が発言してきた。


『助かったよ、ありがとう。うちの大事なプリさんを救ってくれて』

「この人がうちの家長マスターだよ」


 電話で教えられるまでもなく、そういう雰囲気がキャラクターの姿からも伝わってきていた。男女どちらにせよ、十代や二十代に見える容姿のキャラが多い中で、マスターだという彼のキャラは、口髭の似合う渋い中年紳士だった。杖を装備してることからして、職はたぶん魔術師だろうけど、後衛職らしからぬ筋肉質な体格をしている。キャラの体格はキャラ作成時に設定するもので、能力値とは無関係だが、魔術師を選んでおきながら筋肉質に設定するあたり、ひねくれ者なのか何なのか……。

 マッチョ魔術師の中年紳士は深々と腰を折ってお辞儀する仕草をすると、少し動かなくなる。彼の背後に立っている面々も、とくに発言してこない。しかし、そのうちの何人かは、ときどき驚いたり笑ったりする仕草を取っている。


『あの、みなさん』


 ルミナの発言がチャット欄に表示される。


『クラッシュさんにも見えるように、オープンチャットで話しましょう』


 どうやらいままで、彼らは同じ一門にしか見えないファミリーチャットで会話していたらしい。彼らに他意はないのかもしれないけれど、目の前でひそひそ話をされていたようで、あまり感じはよろしくない。

 俺のそんな気持ちは伝わっていないのだろうが、それまで無言に見えていた連中が一斉に喋りだす。


『ごめんごめん、気づいてなかったよ』

『さすがルミナちゃん、気遣いのできる子!』

『女子力だね』

『だね』


 俺にも聞こえるように言いながらも、彼らの言っている内容はひたすらルミナを称えるものばかりだ。この一門で光がどんな立場に祭り上げられているのか、この数秒で嫌と言うほど理解できた。

 ルミナがクラッシュの前まで近づいてくると、両手を合せてお辞儀する仕草エモをした。


『助けてくれて、ありがとうございました』

『いや、たまたま通りかかっただけだから』


 俺もチャットで返事する。


『これも何かの縁ですし、よかったら一緒に狩りませんか?』


 ルミナからのこの提案は、メールにも長々と書き連ねられていた予定通りの流れだ。だから俺も、メールに書かれていた通りに、断りの返事をしようとした。でも、俺がエンターキーを押すよりも早く、一門の男どもが矢継ぎ早に発言してきた。


『いや、これはうちらの身内限定での狩りだから』

『そうそう。誘っても、かえって肩身の狭い思いを』

『させちゃうんじゃないかな』

『そうそう』

『だから、お礼はまた今度のときってことで』


 素早いチャットで、邪魔者は空気を読んでどっか行け、と言い立ててくる。これが何もない状況でのことだったら、いますぐ帰っていたところだが……メールには、「ここで一緒に狩りをして、みんなとも親睦を深める」と書いてあるのだ。とはいえ、この空気の中で一緒に狩りをしても、親睦が深まるとは思えない。

 さて、どうしたものか……。


『みんな、ひどいです!』


 俺が迷っていたら、ルミナが発言した。


「え……光?」


 俺は携帯に口を近づけて、光に問いかける。でも、光が答える代わりに、ルミナが続けてチャット発言した。


『このひとはわたしの恩人なのに、邪険にするのはよくないです』

『待って待って、そういうつもりじゃないよ』

『そうだよ。邪険になんてしてないって』


 男どもがすぐさま言い訳のチャットを打つが、ルミナは取り合わずにチャットを続けた。こういうところ、チャットでの会話は現実のそれとは違って、発言が入れ違いに行き交いまくる。


『みなさんの考えは分かりました。わたしはこのひとと一緒に狩りをしてきます』

『待ってよ、ルミナちゃん』

『分かった。みんなで一緒にやろう』


 男どもが慌てて引き留めるのを無視して、ルミナはクラッシュの隣に立つ。


『一門狩りの途中で抜けてすいません。あとで謝ります』


 ルミナが一方的に宣言すると、俺のゲーム画面に、


『パーティに誘われました。承諾しますか?』


 という通知ダイアログが表示された。

 俺が反射的に承諾したのと同時に、ルミナがスキルを使用した。たぶん瞬間移動スキルだ。ゲーム画面が暗転し、ロード画面が差し込まれた。

 ロードが明けると、クラッシュとルミナは深い森林から一転、崩れかけた荘厳な神殿といった感じの廃墟を見据える石畳に立っていた。

 光の声が携帯から聞こえてくる。


「ごめん、要。いきなり計画変更しちゃって。でも、対応してくれて助かったよ」

「あの状況でパーティ要請を出されたら、周りから四の五の言われる前に受けたほうがいいんだろうなぁと思ってな」

「うん、助かったよ」

「でもさ、よかったのか? 俺とファミリーの親睦は深まるどころか、溝ができちゃったように思えるんだが」

「うん……でも、あの流れだと、どう頑張っても和気藹々と狩りをするのは無理だったろうから、早めに計画変更したほうがいいかなと思って」

「みんなに祝福される路線から、駆け落ち路線に?」

「いやいや、駆け落ちまではしないよ。ちょっと我が儘をして慌てさせるくらいのつもり。それに……このくらいの派手なことしたほうが、運命の出会いっぽいでしょ」


 光は照れ笑いしながら、そう言った。


「……まあ、おまえがそれでいいなら、俺は何も言わんけどな」

「うん、それじゃあ……」『ペア狩り、始めようか』


 電話口からの言葉を、ゲーム内のチャットが引き継いだ。



 俺たちはこの後、当初の予定を変更して、昨日に引き続いての二人ペア狩りに興じた。

 最初はワープした先の遺跡で狩りをしようかとしていたけれど、光からの提案でさらに場所を移して、暑そうというか熱そうな火山地帯のフィールドでの狩りとなった。


一門チャットファミチャのほうで、みんなこっちに来そうな気配だったから』


 だそうだ。

 同じ一門に所属しているキャラ同士は相手のログイン状況を確認できるが、相手の居場所までは分からない。それでも、ルミナが瞬間移動スキルの移動先として登録しているフィールドは知られていたから、一門の面々がルミナを探そうとして遺跡まで来ることは十分にあり得た。

 連中はきっと、ルミナには聞かれないようにパーティチャットのほうで話していたのだろうが、たまにチャット先を誤爆して、一門所属者なら誰でもどこからでも見られる一門チャットのほうに発言していた。そうした会話の断片から、光は彼らが遺跡に来ることを察して、さらに場所を変えたのだった。

 画面越しでも熱気が伝わってくるような、草ひとつ生えていない岩肌剥き出しの山岳と、ぼこぼこと泡立ちながら流れていく溶岩の河。流れている音楽BGMも、ドラムとエレキギターぎんぎんの重く激しいロック調だ。


『火山地帯や凍土、砂漠なんかのフィールドだと、温度調整エアコンスキルなしじゃ金属鎧を着るのに制限がかかるから、追ってきにくいと思うんだ。だって、ファミリーで多人数かけられるエアコンを使えるの、わたしだけだから』

『なるほど』


 じつはよく分かっていないけれど、俺はそうチャットを返しておいた。

 べつに携帯で返事をしてもよかったのだけど、ペア狩りを始めてからずっと、光は携帯ではなくゲーム内のチャットを発言している。ヘッドセットを使っているなら、両手でマウスとキーボードを使ってキャラを操作している合間にチャットを打つより、電話で話したほうが遥かに楽だと思うのだが、光はなぜかチャットのほうでばかり会話したがった。

 俺は最初、携帯を使って話していたのだけど、ヘッドセットなしでは、喋るのにいちいちパソコンの脇に置いた携帯のほうへ顔を持っていかないといけないので、だんだんとチャットで受け答えするようになっていった。

 最初は初めての地形と、初めての敵への対処で手一杯だったのが、だんだんと慣れて、チャットする余裕も出てきた――ということでもあったのだろう。

 とはいえ、火山の敵はこれまでの比ではないほど強力で、同時に何体も迫ってこられると死を覚悟できた。逆に言えば、そのおかげで一戦毎に眺めの小休止インターバルを挟むことになって、チャットする余裕ができたのだとも言えた。

 必死で戦って、回復しながら雑談して……と、一時間ほど続けた頃だろうか。光が――ルミナが言ってきた。


『マスターからチャットで、そろそろ戻ってきてほしいって。みんなも謝りたいって言ってるそうだけど、どうする?』

『どうするって、戻ったほうがいいんじゃないのか』

『そう?』

『向こうが先に折れてくれたんだから、ここでこっちも折れないと、駆け落ち路線になっちゃうと思うんだが』

『……それもそうかも』


 そういうわけで、俺たちは一門のみんなと合流した。

 俺が一門狩りに加わることを嫌がっていた男連中に謝られたり、一門のマスターさんから改めて誘われたりする一幕があった後、今度は大人数で遺跡内をぐるりと巡回ツアーしながら狩りをした。

 経験値はパーティ人数で頭割りされるから、多人数過ぎるパーティでの狩りは経験値的に美味しくない。でも、わらわらと殺到してくる敵を大人数でタコ殴りしながら進軍するのは、なかなかに面白かった。

 考えてみれば、【ルインズエイジ】を始めてからこっち、光とのペア狩りしか経験していない。大勢で狩りをするのは、このゲームではこれが初めてだ。楽しかったのは、それも理由だったのだろう。

 最後には遺跡の最深部に出現する大型ボスにも挑めたし、紆余曲折はあったものの、この日の一門狩りは成功裏に終わったと言えよう。大型ボスに蹴散らされたのはご愛敬だ。

 俺と光の目的である『俺がファミリーの面々と親睦を深める』も達成されたかに見えた――表面上は。

 ピコーン、と個人チャットウィスパーが来たことを告げる通知音が鳴る。ルミナと同じファミリーの一人からだ。


『おい、るーたんは優しいだけだから勘違いするんじゃねーぞ』 


 ピコーンと別人からも。


『おまえ、なんなの? 空気読めって言ったよな? 馬鹿なの? **よ!!』


 ピコーン。


『邪魔者。早く消えてよ』


 ピコーンピコーン。


『ルミナに手を出したら**からな!』

『ルミナちゃんはうちらのだから、部外者は帰ってどうぞ♪』


 ……一門の連中と合流してからずっと、ひっきりなしにピコーンピコーン鳴りまくりだった。チャット窓は無駄に開かれないように設定していたから、それで画面が埋め尽くされるというような実害はなかったけれど、暴言フィルターに引っかかって伏せ字になるような罵詈雑言を浴びせかけられるのは、思った以上に堪えるものだった。



 ともかく、クラッシュとルミナの出会い演出大作戦は、こんな感じで幕を閉じたのだった。

 クラッシュという存在を印象づけるという意味では、良い意味でも悪い意味でも成功したと思っていいのではなかろうか。というか、俺の食らった精神的ダメージを考えると、成功だったと思わなければやってられなかった。

 この晩は布団に入った後も、頭の中でピコーンピコーンが残響し続けて、なかなか眠れなかった。翌朝はピコーンピコーンと追い立てられる悪夢で飛び起きた。そのおかげで寝坊はしなかったけれど、学校では居眠りを我慢することができずに何度か怒られる羽目になった。


(ネトゲで食らったダメージが実生活リアルにも響くとか、駄目すぎだろ……というか、なんで俺がここまでとばっちりを食らわなきゃならないんだよ……)


 昼休み、自分の机に突っ伏して仮眠しながら、俺は頭の中でそんな文句をぐちぐち飛ばしまくった。

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