第4話 嫁とゲーム

旦那さまのおうちは、なんですか。お金持ちですか? それはちょっと置いといて……。

 ゲームに寛容だったみたいで小さい頃から慣れ親しんでる様子。


 対照的に私はテレビゲームは断固として買ってもらえなく、従姉や友達の所でチロッと触る程度。


 チロ程度なので、RPGなんてやらせてもらえないわけです。

 必然的に一瞬もの。つまりはアクション系になるので、力の格差は歴然!!

 あっという間に死んじゃいます。


 なのでつまらなくなります。


 放ります。


 あぁゲームってつまらないんだなって思って大学生になった私は、ゲーマーのお友達に良作を教えていただき少しだけ目覚ました。


 でも、激ハマリまでにはいかないまま、旦那さまと出会いました。



 開眼!! ピカッ!!!



 いや半分だけ開いた感じです。半眼ってことですね。


 なぜって?


 意気込んで、いやむしろ喜々としてRPGをやりました。そしたら、案外続かないんですよ! ラスボスとか強くて勝てなくて。そのときこんなにネットで攻略とか出てこなかったので、本も買ったりしました。一冊だけだけど。ん?……気にしない気にしない。


 だめです。書いてあることを読む気になれません。


 (*´・v・`)


 そう、つまりゲームセンスがどうもないようです。


 オンゲとかにも手を伸ばしたりもしましたが、結局はセンスがないので中途半端に投げ出してしまいます。



 そんな私に昨今、朗報が!!


 あの妖怪ブームになったゲームが家にやってきたわけです。


 私的にこういうもので充分でありました。負けてもセーブデータに飛んじゃわないお子様システムで大満足です。二クール目も楽しめるので申し分ありません。


 旦那さまは目下、アプリゲームにはまってらっしゃるよう。


 あちらさまは私のデータ入れておくとこがないほど自分用にカスタマイズしちゃってるんで、やらせてもらえません。ちょっと悔しいです。私だってやってみたいんだい!

 旦那さまが夢中になってるわけは、私たちが少年少女だった時代のゲームがアプリになっているようで、ホクホク言いながらやっているようです。旦那さま? 次、課金ゲームするときは絶対言ってくださいませね! 専用カード渡しますから!!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る