ジャポンの末裔は、黙して状況を受け入れる(気付いていないとも言う)。

 今は滅びたジャポンの末裔の肩書きは、心湧き、美徳に通じると誰もが思う事でしょう。
違うのです。彼は違うのです。
立派な肩書きとは裏腹に、食糧問題の解決と命を張った毒見をもこなさなければならない過酷な任務に身を投じる軍の少尉様です。
正体不明のグラスホッパーのオヤジをはじめ、エドモンド少尉に降りかかる困難と不条理の数々が、コミカルに綴られる物語。
やがて、天命と言う名のトラブルの神に導かれ、
エドモンド少尉は物語を旅し、読者に心地よい笑いを提供してくれます。

 桜雪さま。ありがとうございました。
私は、『食べ物を探す簡単なお仕事です。』に出会えて良かったです。理想の作品の一つに巡り会う事が出来ました。

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