第3話 海底の戦車戦

 戦車はヘッドライトで前方を照らしながら、暗い海底を進んでゆく。ちょっとした自動車なみのスピードで、海底の泥をまき上げて走っている。深さはもう百メートルを越えているだろう。海底にはごつごつした岩が多かったが、小さな岩ならキャタピラで軽く乗り越えることができた。

 戦車の中は狭かった。ただでさえそんなに広くないうえに、段ボール箱がたくさん積みこまれていて、人が体を横にしてようやく通り抜けられるぐらいのすきましかない。おまけに岩に乗り上げるたびにがくんがくんと揺れるので、ひどく乗り心地が悪い。

 ゆれたはずみに、箱の山の一部がくずれてしまった。床に落ちた段ボール箱の蓋が開き、小さな箱がたくさんちらばる。真菜香はそれが最新の携帯ゲーム機、アメージング99であることに気がついた。男たちがあわてて拾い集める。

 真菜香は思い出した。東京の電器店の倉庫からアメージング99が大量に盗まれたというニュースを。

「コレ、ワガ国ニ持ッテ帰リマース」隊長がゲーム機をひろい上げ、じまんそうに説明した。「日本ノゲーム機、トテモトテモ優秀デェス。シューティング・ゲーム、フライト・シミュレータ、戦争シミュレーション……ドレモ本物ソックリデェス。残念ナガラ、ワタシターチノ国デハ、ココマデスグレタコンピュータ、作レマセン。ダカラ、トテモトテモ、コレガ欲シカッタデェス」

「だったらふつうにお金出して買ったら……?」

「ソレハデキマセーン。日本ハ、グンジャラ共和国ニ、コンピュータ売ルノ禁止シテマース。軍事利用スルノイケナイト言ッテ――実際、軍事利用スルンデスケドネ」

 隊長はそう言って笑った。

 ゲーム機が軍事利用できるというのは本当だ。たとえば現代のミサイルはテレビカメラで地形を読み取り、コンピュータで目標までのコースを正確に計算して飛ぶ。そしてゲーム機に入っているコンピュータは、超小型だが、すごい性能がある。ミサイルに内蔵するのにうってつけなのだ。

 ゲームのプログラムだって、軍事目的に使える。戦闘機の操縦を体験できるフライト・シミュレータは、ちょっと改良するだけで、本物の飛行機を飛ばすのに使える。無人で飛ぶロボット戦闘機ができてしまうのだ。戦争シミュレーション・ゲームは、本物の戦争で作戦を立てるのに利用できる。シューティング・ゲームは兵士の訓練に使える。

 だから日本やアメリカなどの先進国は、一部の危険な国にゲーム機を輸出するのを禁止している。グンジャラ共和国もそうした国のひとつだ。悪い大統領に支配され、軍備の増強や新兵器の開発を進めている。だから日本製のゲーム機を手に入れようとして、海底戦車でこっそりスパイを送りこんできたのだ。

「わ、わたし、どうなるんですか?」

「ワガ国デ日本語ノ先生、シテモライマース」

「先生?」

「日本ニ潜入スルスパイニ、日本語教エル仕事デェス。ワタシターチ、マダマダ日本語ウマクアリマセーン。日本語教エテクレル人、探シテタデェス。先生見ツカッテ、チョウドヨカッタデェス」

「そんな!? わたしそんなのいやです! 帰して! 家に帰して!」

「ソウハイキマセーン。アナタ、モウ一生、ワガ国カラ出ラレマセーンネ」

 真菜香はぞっとなった。

(だれか助けて!)

 そうさけびたかった。でも、さけんでもむだだということはわかっていた。こんな海の底の、鉄の箱の中で声をあげたって、だれにも聞こえるはずなんかない。だれもわたしが誘拐されたなんて知らない。助けなんか来るはずがない……。

 そりゃあ特別なことが起こればいいとは思っていた。でも、こんなのはいやだ。もう日本に帰れないなんて。悪いやつらに捕らわれ、知らない国で一生を送るなんて。両親や友だちと、もう会えないなんて。

「……ママ! パパ!」

 悲しくなって、真菜香はすすり泣きはじめた。

 あわれな真菜香を無視して、隊長は戦車を操縦している部下に向かって言った(ここからは日本語じゃなくグンジャラの言葉でしゃべってると思ってほしい)。

「どのへんまで来た?」

「海岸から三十キロの地点です」

「そろそろだな。母艦と連絡を取れ」

 この戦車でグンジャラ共和国まで戻るわけではない。日本の沖合にひそんでいる潜水艦に収容され、運んでもらう手はずになっているのだ。

 戦車は背中についたスピーカーから、クジラの鳴き声にそっくりな音を出しはじめた。ウォーンウォーン、キュイキュイ、ボオオオ~ン……。

 それは潜水艦と連絡を取るための音だった。水中では電波が遠くまで届かないので、連絡するには音を使うしかない。音の高さやリズムを使い、暗号でメッセージを送るのだ。だれかに聞かれても、クジラの声だと思われるだろう。

 まもなく、潜水艦の方からも、ボオオオ~ンという音が返ってきた。

「ふふふ、これだけのゲーム機があれば、何百発ものミサイルが作れるぞ。わがグンジャラ共和国は世界最強の国になる。わたしもボーナスがたんまりもらえるだろう」

 そう言って笑う隊長。ところが――

「隊長!」

 暗号解読装置の画面を見ていた部下が、あわてたようすで言った。

「どうした?」

「母艦に非常事態発生! 正体不明の潜水艦の攻撃を受けているそうです!」

「何ぃ!?」

 隊長は顔色を変えた。自分も画面をのぞきこもうとするが、ボール箱の山がじゃまで、近づけない。

「正体不明って、どういうことだ?」

「よくわかりません。いきなりスクリューを魚雷で破壊したうえ、強引にドッキングしてきたらしいんですが、ひどく混乱していて……」

 話を聞いた隊長も混乱した。このあたりにいる潜水艦ということは、日本の海上自衛隊だろうか。だが、自衛隊はいきなり攻撃をかけてきたりはしないはずだ。

「あっ、敵が艦内に乗りこんできたそうです。艦内で戦闘が行なわれているようです。敵の正体は……」

 そこで部下は口ごもった。

「どうした? 敵の正体は?」

「あのう、それが……」部下はしきりに首をひねっていた。「『メイドさん』と言っているようなんですが」

「メイドさん? 何かの暗号か?」

「わかりません。敵は奇妙な武器を使い、艦内を急速に制圧しつつあると言っています」

「うむむ……」

 隊長は考えこんだ。母艦が攻撃されているとなると、戻るのはまずい。

「しかたがない。針路変更だ。ポイントKに身を隠そう」

「はっ」

 海底戦車はコースを変えた。ポイントKというのは、伊豆諸島にある小さな無人島だ。人は近づかないので、日本に潜入するグンジャラ共和国のスパイが隠れ場所として使っている。

 真菜香にはスパイたちの会話はわからない。でも、かれらの緊張した口調や、戦車がコースを変えたことから、何かトラブルが起きたことはわかった。もしかしたら、日本に帰れるかもしれない……。

「左後方より機械音!」

 ヘッドホンをつけたソナー係がさけんだ。

「なんだと!? 潜水艦か?」

「いえ、スクリューの音ではありません。海底を走ってきます。おそらく、海底戦車ではないかと……」

「バカな! わがグンジャラ共和国以外に、海底戦車を開発した国がどこにあるというのだ!」

 そんなことを言っているあいだにも、ソナーから聞こえてくる音は、だんだん大きくなってくる。こちらに近づいてくるのだ。

「距離、五百メートル! 向こうのスピードの方が速い! 追いつかれます!」

「ええい、魚雷で始末しろ!」

「はっ」

 ドライバーが二本の操縦レバーを中央の位置に戻し、海底戦車を停止させた。それから右のレバーを前に、左のレバーを後ろにやると、左右のキャタピラが逆方向に回転する。車体はその場でくるりと旋回し、接近してくるもう一台の海底戦車と向き合った。

「距離、二百メートル!」

「魚雷発射!」

 海底戦車は小型の魚雷を二発、装備していた。それを同時に発射する。二本の魚雷は海底すれすれに進んでゆき、爆発した。海底に大きな土煙がまき起こる。

「やったか!?」


 しかし、もう一台の海底戦車は無傷だった。こちらはキャタピラではなく六個の車輪があり、車の前から大きなシャベルが突き出ている。カブトムシのようなデザインだ。

 万能装甲車〈エスプレッソ〉――軍用の装甲車に強力なモーターを装備してパワーアップし、地上でも水中でも高速で走り回れるように改造した車だ。

「うわっ、つー……!」

 そのコクピットの中では、夕姫が頭を押さえていた。

 魚雷が近づいてくるのがわかったので、命中寸前、車の前にPアーマーを張った。これは知絵が発明したP光線を利用したもので、海水を固めて透明な壁を作るしかけだ。魚雷はそれにぶつかったのだ。

 だから車体には傷はつかなかったが、ものすごい爆発音がしたもので、乗っている夕姫がたまらなかった。お寺の鐘をすぐ近くでゴーンと突かれたような感じで、頭ががんがんするのだ。

「やったなあ! ええい、もう許さないぞ!」

 そう言うと、コントローラーの○ボタンを押した。〈エスプレッソ〉はゲーム機のコントローラーで操縦するようになっている。だから、こどもの夕姫でも操縦できるのだ。

 万能装甲車〈エスプレッソ〉は、海底の土煙の中から飛び出し、カニ型戦車に向かって突進していった。


「こっちへ来ます!」

「何ぃ!?」

 隊長はあわてた。もう魚雷はない。後はハサミで応戦するしかない。

 接近したところで、〈エスプレッソ〉はP光線を発射した。海水が固まり、カニ型戦車は動けなくなる。しかし、カニ型戦車のハサミのパワーはものすごい。固くなった水をばりばりと砕き、すぐに自由になった。

「やるな!」

 夕姫は〈エスプレッソ〉のシャベルを高く持ち上げ、突進した。カニ型戦車もハサミを振り回して迎え撃つ。

 かきーん! かきーん! かきーん!

 金属のシャベルとハサミがぶつかり合う音が、海底にひびきわたった。

「このお!」

 夕姫はコントローラーを操作して、なんとかカニのハサミを押さえつけようとする。しかし、パワーは向こうの方が上だ。逆にこっちが押されてゆく。

「くそお、ハサミがじゃまだな……こうなったら!」

 夕姫はいったん〈エスプレッソ〉をバックさせ、右に九〇度回転。カニ型戦車の周囲を、円を描くように走り回りはじめた。後ろに回りこんで攻撃しようというのだ。そうはさせまいと、カニ型戦車はその場で回転する。

 ぎゅんぎゅんぎゅんぎゅん……同じところで回転するカニ型戦車と、その周囲をぐるぐる走り回る〈エスプレッソ〉。

「た、隊長! 目が回ります!」

 戦車のドライバーが操縦レバーにしがみつき、悲鳴をあげた。

「止まるな! 止まったらやられるぞ!」

 隊長も壁にはりついてさけぶ。真菜香はというと、床にうずくまってぶるぶるふるえ、頭をかかえていた。

 二台の戦車の回転運動のせいで、海底に渦巻きができはじめた。渦がカニ型戦車を持ち上げ、大きくゆらす。

「うわー!」

 戦車の中では、積んであった段ボール箱がくずれ、大騒ぎになっていた。真菜香は大きな箱のかげにいたので助かったが、隊長はなだれのようにくずれてきた箱に押し流された。

 ドライバーは箱で頭を打ったひょうしに、思わずレバーから手をはなしてしまった。箱のひとつがレバーにはげしくぶつかった。

 カニ型戦車の回転が止まったかと思うと、暴走をはじめた。ドライバーは運転しようとするのだが、大きな段ボール箱がレバーをしっかり押さえつけているので、どうにも動かせない。

 顔を上げた真菜香は、運転席の横のカーナビのような装置の画面を見た。海底の地形が表示されていて、戦車が今どこにいるのかわかるのだ。

 暴走する戦車の前方には、深い海底の谷があった。

「い、いかん! このままでは崖から落ちるぞ!」隊長が悲鳴をあげる。「と、止めろ! 止めるんだ!」

「止まりませーん!」

 ドライバーがレバーを押したり引いたりして、泣きそうな声で言う。レバーがわずかに左右に動くだけだ。そのたびに戦車は右に左にお尻を振るが、暴走は止まらない。

 海底の泥を巻き上げながら走るカニ型戦車。その後ろから、夕姫の操縦する〈エスプレッソ〉が追いついてきた。

 谷はもう目の前。このままでは二台とも転落する!

「どりゃあ!」

 夕姫は〈エスプレッソ〉をカニ型戦車の背中に乗り上げさせた。そこで急停止、スコップを使ってしがみつく。

 二台分の重さのせいで、カニ型戦車のスピードが急に遅くなった。やがて崖の直前でストップした。キャタピラはまだ回転しているが、海底をひっかくばかりで、前に進まない。

「おとなしくしろ!」

 夕姫は〈エスプレッソ〉のスコップを振り下ろし、カニ型戦車の右のハサミの根元に突き立てた。スコップは超合金でできているうえに刃物のように鋭く、弱い関節の部分なら破壊できる。たちまち右のハサミが動かなくなる。続いて左も。

 ついにカニ型戦車のキャタピラが止まった。無理をしすぎたせいでモーターが焼きついたのだ。

「そりゃあ!」

 夕姫は〈エスプレッソ〉をバックさせると、こんどはスコップで戦車をつかみ上げ、ひっくり返した。

「うわー、水が!」

 上下が逆になったカニ型戦車の中では、兵隊たちが悲鳴をあげていた。車体のあちこちにひびが入り、水がいきおいよく吹き出しはじめたのだ。真菜香ももうこれまでかと思った。

 だが、その水は急に止まった。〈エスプレッソ〉がP光線を発射し、カニ型戦車の周囲の海水を固めてしまったからだ。

「ふう。ようやくおとなしくなったな」

 夕姫はRボタンを押した。小型のミサイルが発射され、戦車を包みこむガラスのように固い水に突き刺さる。ミサイルといっても爆発はしない。命中と同時に、後ろ半分がぽろりと取れ、ふたつに分かれる。戦車に突き刺さっている方からは風船がふくらんだ。

 反対側に回りこみ、こっちにもミサイルを打ちこむ。やはり風船がふくらみはじめた。

『こちら〈メロンジュース〉、そっちのようすは?』

 通信機から知絵の声が聞こえる。これは知絵の発明したミューオン通信機で、ミューオンという特殊な粒子を使っているので水中でもとどくうえに、他の潜水艦などに聞かれる心配がないという便利なものだ。

「ちょっとてこずったけど、かたづいたよ。今、バルーン・ミサイルを打ちこんだところ。地図で見ると、近くに無人島があるみたいだから、そこに運ぼうと思うんだけど」

『わかった。こっちもかたづいたから、すぐに合流するわ』

 風船が大きくなるにつれ、戦車はだんだん持ち上げられていった。完全に浮き上がりはしないものの、かなり軽くなった。〈エスプレッソ〉はひょいとそれを持ち上げると、近くの島に向って走りはじめた。


 十五分後。

 カニ型戦車を持ち上げたまま、〈エスプレッソ〉は海面に顔を出し、島に上陸した。島といっても学校のグラウンドほどの広さしかなく、一本の木も生えていない。全体がごつごつした岩のかたまりだ。

〈エスプレッソ〉は戦車をドサリと放り出すと、ガラスのような固い水の表面を、スコップの先でつついた。スコップから電気が出て、固まっていた水が一瞬で普通の水に戻り、ざざっと流れ落ちる。

 腹を上にしてひっくり返っているカニ型戦車。その口がぱっくり開き、グンジャラ国の兵隊たちがよろよろと出てきた。

 真菜香はすぐには外に出ずに、カニ型戦車の口から外のようすをおそるおそるうかがっていた。兵隊たちはすっかり混乱していて、真菜香の存在を忘れている。いっしょに出て行ったら、またつかまってしまうかもしれない。それにあのカブトムシみたいな戦車のことも気になる。グンジャラ国の戦車を攻撃してきたからといって、こっちの味方とはかぎらない。用心しないと……。

〈エスプレッソ〉からピカっと緑色の光線が発射された。とたんに三人の兵隊はマネキン人形のように動かなくなってしまった。真菜香ははっとした。あれは前にテレビのニュースでやっていたP光線にちがいない。人間を固めてしまうというやつだ。

 と、〈エスプレッソ〉の横のドアが開いて、懐中電灯を手にした小さな人影が、するりと出てきた。またも真菜香はびっくりした。暗くて顔は見えないが、大きさからすると、それはこども――髪が長いところを見ると女の子のようだ。

 その子は突っ立っている三人の兵隊のところまでつかつかとやってきた。懐中電灯を男たちの顔に当て、ちゃんと固まっているかどうか調べているようだ。

 そのときようやく、真菜香は気づいた。戦車には兵隊は四人乗っていたはずだ――そうだ、あの隊長の姿がない!

 女の子はカニ型戦車の方に近づいてきた。戦車の口の中にライトを当て、のぞきこむ。真菜香は見つからないように身を縮めた。

 そのとき、真菜香は見た――あの隊長がそっと女の子の後ろから忍び寄っているのを。

 実はカニ型戦車には後ろにもうひとつの小さなハッチがあったのだ。隊長はそこから外に出て、戦車の外を回りこみ、女の子の背後に回ったのだ。

 その手には銃が握られていた。女の子の頭に銃口を向けている。

「あぶない!」

 真菜香はさけんだ。とっさに女の子は振り返り、後ろにキックを放った。

 ダーン!

 隊長がけり倒されながら銃を撃った。弾丸は女の子の顔の横をかすめ、戦車に当たってカーンという音を立てる。

 体勢を立て直そうとする隊長。だが、女の子はそのすきを与えない。ものすごいスピードのパンチとキックをあびせ、三秒でノックアウトしてしまった。

 女の子は振り返った。

「ありがとう。助かったよ」

 その声に、真菜香は聞き覚えがあった。

「虎ノ門……さん?」

「へ?」

 夕姫は正体を見られ、青くなった。

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