追記です

追記:どこまで語ることが許されるか

 おしまいを書いておきながら、失礼します。


 個人的に質問と指摘を受けましたので、それについても回答をした方が良いと思いました。2話ほど追加をさせていただきます。


 まず、筆者がエッセイで文章にしても大丈夫と思っているのは、大前提として法律的に問題が無いと思われる範囲であり、しかもいざという時に直接会って、説明と謝罪ができる範囲であると思っています。


 見ず知らずの人物や、アクセスもしたことのない企業、団体を直接名指ししたり、それを匂わせることはしない方が無難です。


 拙著『あるアニメ製作スタジオの終焉』では、作中に実名で書いた人物は、全員直接会う事が可能です。A氏、B氏のように、実名を伏せた人物も、全て名刺を持っているか、電話番号を知っています。

 法人についても、経営者或いは経営層に直接会ったことがあり、またもしも問題が発生した場合に、その解決に動いていただける人物が、筆者の親しい方の中にいます。


 それだけの自信と確信があって、あの作品を書きました。

 法律的に言えば、強行しても問題の無い作品だという自負があります。

 しかし、道義的な疑問から作品を取り下げました。

 それほど、エッセイはデリケートなものだと考えています。


 筆者の考えに照らせば、公開されているエッセイの中には、法律的にダメ(注1)でしょうという作品が既に幾つかあります。

 道義的にダメでしょうという作品はもっといっぱいあります。


 これらの作品が、現在ネット上にある、エッセイという、愛すべき文化を壊してしまうのではないかと心配しています。


 でもね、読者として読むなら、こんな作品の方が圧倒的に面白いんですよ。

 困ったことに。


(注1)法律的にダメとは、訴えられたら勝てないでしょうと言う意味です。

    法律違反をしているという意味ではありません。

    ※もちろん、法律違反はもっとダメです。

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