アセットという考え方

 コンテストの話とはちょっとそれます。


『カクヨム』を退会なさる方がチラホラ見受けられますので、それに対しての感想を少しばかり。


 客観的に見て『カクヨム』は良いシステムだと思います。『カクヨム』を見たら、言いたいことは沢山ありますが、どれも将来解消される程度のもので、コアにあるコンセプトはとても良いです。


 退会される方は、今一歩思いとどまった方が良いかと思います。


 『カクヨム』に絶望するのではなく、もっと広い目で見て、『カクヨム』を利用する方法を探れば良いと思います。


 筆者は過去に書いた作品を、全て『カクヨム』に載せたいと思っています。作品を作者のアセット(資産)としてとらえ、『カクヨム』をアセットマネージメントのためのツールと考えれば良いのです。

 個々の作品を公開するかどうかは、そのときそのときの判断です。

 公開して見たり、非公開としてみたり、色々と試せば良いのです。


 思いつく限りで最も良いのは、という使い方だと思います。

 書いた作品がどんな傾向のものなのかは、公開して見なければ分かりません。

 だから、公開してみる場として『カクヨム』活用したら良いと思っています。

 公開した結果は、アセットの価値を定める指標になります。


 残念ながら『カクヨム』のシステムには、爆発力のある作品も、ロングテールの作品もなじみません。

 しかしそれならそれで構わないと思います。

 アセットとして価値があると判断できるのに、残念ながら『カクヨム』のシステムの仕分けによって、ランク外に落ちた作品ならば、その時点で非公開にして、それにふさわしいプラットフォーム(例えば他の投稿サイトやブログなど)に移してみるのも手です。

 最も効果的なのは『カクヨム』の実績を持って、出版社に売り込みに行くことだと思います。

 角川さんのシステムが外したものなのですから、角川さんのアプローチをじっと待つ必要も無いと思います。


 持ち込む先も、角川さんを含めて、複数に行けばいいでしょう。

 下書き共用の機能を使えば、非公開のままでも持ち込みができますから便利です。


 因みに筆者は、小説の公募で必須の梗概も、作品の最後に非公開で追加してあります。これがあれば、いつでもあらすじを出版社に見てもらうことができます。

 実際にはまだ実行はしていませんけどね。


 そうやって、『カクヨム』と上手く付き合いながら、『カクヨム』を待てばいいと思います。


 退会者を減らすとことにもなるから、『カクヨム』さんにとっても願ったりの使い方のように思います。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る