#14:洗濯物干すのもHIPHOP

 シングルCDくらいの曲数を目標に頑張ってみるか。私は大雑把に決めました。シングルといえば、メインになる曲が最初に一曲、そしてその後にカップリング曲が二曲、合計三曲くらいと相場が決まっています。それなら私もなんとか作れるかもしれません。ネットで配布すれば、CDの現物を作る必要もありませんし、お手軽です。

 そうと決まれば、早速作業を開始しましょう。何から始めていいか分からなかった私は、とりあえずリリックを書こうと決めました。リリック、ここまで当たり前に使ってきた言葉ですが、要するに歌詞のことですね。

 ラッパーの人って普通どっちから作るんでしょうね? 先に曲を作る方の作った曲があって、そこにラップを乗せるんでしょうか? それともラップが先で、そこにトラックを合わせるのでしょうか? ちょっと調べてはみたんですが、『普通』がどちらなのかはハッキリ分かりませんでした。

 まあ、普通ばかり気にしても仕方のないことです。私が楽曲制作してた時は基本的にまず詞から考えてましたし、やっぱりラップの持つ『言葉の力強さ』みたいなところに惹かれた部分が大きいですから、まずはリリックを書いてみることにしたわけです。まあ、何か問題が生じたとしても、今回はトラックメイカーも私ですし。ここで上手く行かなかったところで誰にも迷惑はかかりません。

 ……と、ここで私は早速壁にぶつかりました。

 即ち、何をテーマにすればいいのか、ということです。ラップしたい内容が無いなら、リリックは書けませんよね。当たり前のようですが見落としがちです。

 ヒップホップの曲と言って真っ先に思い浮かぶのは、やはり自己賛美セルフボーストです。これはヒップホップ楽曲の一大ジャンルを築いているテーマですね。俺はこんなにラップが上手いし、地元をレペゼンしてるし、ヘイターだってやっつけちゃうぜ、って感じのヤツです。

 ……無理。私は思いました。

 だって恥ずかしいじゃないですか。私誇れるもの何もないですよ現状。何もレペゼンしてないし、職もカネもないし、女の子にモテるわけでもないし、ラップは始めたばっかりです。それが自分スゲーっつっても説得力皆無ですよ。期待の新星、これからのし上がるぜ、みたいな方向性はアリかもですが、そこまで自分を信じてるワケじゃないですし。

 セルフボーストがダメなら、何をテーマにしましょう。ドラッグ、私はやってないので書けません。クラブ、どんなとこか知りません……あれ、私全然ヒップホップっぽいこと歌えなくないですか。いきなりここで頓挫ですか、それはまずい。

 ……こういう時は聴き返すのです、今まで触れてきた楽曲達を。

 Creepy Nutsは、『合法的トビ方ノススメ』で「クスリとかおっかないから音楽で合法的にトぼう」ということをラップしています。日本最強の男が言うんだから、別にクサをやってなくてもヒップホップをやっていいのでしょう。『中学十二年生』を聴いても、イケてない中学時代に関する内容。あ、結構イケてなくてもヒップホップしていいみたいです、ちょっとずつ安心してきました。

 DOTAMAさんはどうでしょう。『彼女はアンドロイド』『Paradise Bird』……おっ、かなり遠回しな言葉で主題を表現している。そもそも『ホーリーランド』という全曲フィクションの世界を描いた音源も出していらっしゃるのですから、「分かりやすく直接自分を歌わなきゃならない」ってこともないのかもしれません。

 サ上さんにも助けを求めてみましょう。『沖縄』。沖縄に行ったら海でスマホ水没させちゃった。でもスマホ無いと超よく眠れていい感じだよ。そ、そっかぁ。教訓もあるっちゃあるけど、なんか日記みたいな感じですね。『ヒップホップ体操第二』。老若男女問わず簡単にできるから、準備運動忘れずに楽しく音楽にノろうぜ、って感じでしょうか。めっちゃユルいトピックです。

 般若さん。ラスボス。彼のラップしてる内容ならもう間違いないはずです。『やっちゃった』。男のいろんな失敗が描かれています。『のぞみ』。新幹線乗ってたら居眠りしちゃって気付いたら目的駅過ぎちゃってます。『花金ナイトフィーバー』。ノリノリで女の子に手を出そうとして失敗してます。そうでした。そういえばあの人、番組出演時間のほとんど悪ふざけしてましたね。真面目な時との振れ幅が大きすぎてビックリします。

 ヒップホップっぽいって何なのか、全然分かんなくなってきました。フラフラの私にトドメの一撃をブチ込みに来たのは、筋トレ趣味で知られるラッパー、ヤンハスことYoung Hastleさんです。『WORKOUT』、自身の筋トレ愛をラップした曲です。『BLACK OUT』、肌の黒さにこだわる己の姿勢を歌った曲です。DJ TY-KOHさんの楽曲『毎日飲む酒』にフィーチャリングで参加した時も、第三のビール『金麦』が大好きなことを歌っています。


 ……かなり極端な部分ばかり見てきた気もしましたが、私は結論に達しました。つまり、結構何でもリリックにしていいんだと。

 なんだかホッとしました。初めて番組でフリースタイルラップバトルを見た時とおんなじです。私が一方的に固定観念を持っていただけでしたね。様々なラッパーの方が、様々なテーマで楽曲を制作している。イケてる日常を綴った曲も、女の尻を追い回している曲も、クサをさばく曲も、イケてない自分を描いた曲も、筋トレの曲も、洗濯物干すのも、そのどれもがヒップホップ。それなら、私も肩肘張らずにリリック書けそうです。

 とはいえ、「何でも好きにしな」と言われると逆に何をしていいのか分からなくなってしまうのが人間というものです。ご飯何食べに行く? と訊いたら「何でもいいよ」と言われた時の難しさったらありませんよね。

 私は改めて、一冊の本を読み返しました。『ヒップホップ・ドリーム』です。

 当然ながら、私は漢さんのような環境で生活しているわけではありません。ですけれども、漢さんの定めた『新宿スタイル』のルールは、非常に分かりやすい。新宿スタイルの全てを追随したいわけではありませんが、改めてこれを見返すことは、題材選びや実際の書き方の参考にはなるはずです。

 おさらいになりますが、新宿スタイルのルールはふたつ。『できるだけ会話に近い言葉でラップすること』『自分の身の回りのことや生活のことについてラップすること』。これに従うならば、これから私が書くリリックの内容は、『自分の身の回りのことや生活のこと』から選ぶといいかもしれません。

 改めて私の生活を見返してみると……ひでぇもんです。まともな職にも就いておらず、辛い現実から目を逸らすためにやってることといえば、寝るか飲むかパソコンいじるか。近い未来に潰えることが目に見えている、まるで希望の持てない、ろくでもない暮らし。新宿スタイルでいくなら、これに真っ先に向き合わなきゃフェイクでしょうね。

 ……しかしまあ、いきなりこれに取り組むと、普通に精神力を使い果たしてそこで力尽きる可能性があります。三曲作る予定なのに、それはまずい。ま、まずはウォーミングアップ的な感じで、もう少し軽いテーマで行けないモンでしょうか。

 身の回りのことや生活のことで、軽めに語れるもの。自分の好きなことや楽しいことはどうでしょう。お酒やおんなのこや筋トレについて語るヤンハスさんみたいな感じで。私は、自分の趣味について考え始めました。アニメや漫画? まあ一応好きなんですが、これをテーマにしてる人はネットを探せばいっぱいいそうです。お酒も好きですが、私が今更書いても『毎日飲む酒』や『ストロングゼロ』より面白くできるのか甚だ疑問です。どうせやるなら、まだ誰もラップで言ったことがない「好き」を言いたいもんですが。

 ……ホラー映画とかどうでしょうか。

 私、実は好きなんですよ。それも、どちらかと言えば洋画、しかも血がバシャーと出るスプラッターホラーと呼ばれるジャンルです。好きなだけで詳しいわけではあまりないのですが、いいんですよアレ。

 なんで金払って怖い思いしなきゃいけないんだよって方もいらっしゃると思うんですけど。まあ、怖さだけを求めてるわけじゃなくて。牛丼とかラーメンとか焼肉とか、比較的上品でないガッツリした高カロリーメシを食った気になれるんですよね。

 酒とつまみでも用意して、素行の悪い男女が死んでいく様を安全圏から眺める。これは非常に爽快で贅沢な気持ちになれます。基本的に血しぶきまみれなんですけど、その裏でほのかに深いテーマを語ってたりするとまた味わい深い。後々まで引きずるような後味悪い終わり方をしてくれると、非常に満腹感が残ります……こう書くとロクでもない奴感がすごいですね私。

 とにかく、そんなホラー映画が好きだという気持ちを曲にするのは、結構新しいのではないでしょうか。ホラーコアといって、猟奇的な内容をラップするヒップホップのジャンルは既に存在するそうです。が、ホラー的な内容ではなく、ホラーが好きという気持ちを表現した人、まだ珍しいかもしれません。


 それじゃあ早速、この『B級ホラーが好き』をリリックにしましょう。ノートに手書きの方もいらっしゃるようですが、すぐ書いたり消したりできて便利ですし、私はパソコンで書くことにしました。今ならスマホで書いても便利ですね。録音する時、簡単に歌詞を参照できます。

 ラップは、『バース』と『フック』というふたつの部分から成り立っていることが多いようです。一般的なポップスで言うと、『フック』がサビ、『バース』がそこに至るまでのAメロやBメロにあたる部分ですね。バース十六小節+フック八小節で一コーラスが構成されている、というのが多いようです。

 小節とか言われても分からない? ……非常に難しいですが、なんとか伝えられるよう努力してみたいと思います。たとえばこんなリリックがあったとしましょう。

「君はどうやら小節分からん

 待ち構えてた強烈な罠

 言葉だけではどうせ伝わらん

 難しくって高熱下がらん

 だけど頑張る懇切だから

 このエッセイを読んでる仲間

 行くな人魂飛んでる墓場

 僕がなんとか背負ってくワンダーランド」

 本当にワンダーランドに背負って行けるかは不安ですが、とにかく全部脚韻で踏んでみました。四拍子のリズムに乗って言ってみてください。ラップっぽく。この一行が一小節です。八行、つまり八小節ありますから、これが番組なら『背負ってくワンダーランド』と言ってるあたりでDJ SN-Zさんが『ドゥキュドゥキュドゥキュドゥキュ』とスクラッチ音を鳴らしてくれて、後攻の人に手番が移ります。

 一バースが十六小節ということは、この倍の長さ書けば一バース完成ですね。そしてその後に、八小節分のフックが来るわけです。先程も申し上げた通り、フックはポップスでいうところのサビです。一番盛り上がるところなので、一番伝えたいメッセージを入れたり、楽曲タイトルを連呼したりします。一番大事なトコですから、フックから作るって場合も多いでしょうね。

 とにかく、これで一番は完成です。続いて二番を作りましょう。サビと違い、ラップのフックは歌詞を変えない場合が多いようなので、二バース目の十六小節だけ考えましょう。最終的にフックの内容を言うためにバースがあるというところだけ意識すれば大丈夫だと思います。大体三バースくらい書くと一般的な楽曲の長さになるようです。

 バース十六小節+フック十六小節パターンや、バースだけでフックのないパターンもあるようですが、とにかく八小節という基本単位は変わりません。この八小節のまとまりを沢山作って繋げば、リリックが完成するというわけです……あとは自分で曲を聴いたりリリックを見たりして真似してみてください。

 さて、八小節一単位という基本を踏まえ、リリックを書く作業に戻りましょう。

 ここでやはり思うわけです。どうせなら韻を踏んでいきたいと。

 ここで、以前書いたことを思い出してみましょう。なんでラップは韻を踏むのか。踏んだらカッコイイ。踏むと独特のリズムが生まれる。思いもよらぬ表現が発掘される可能性がある。逆に、踏んだことで意味不明な文章になるくらいなら、無理矢理踏まない方がいい。そのように結論付けたような気がします。

 これを作詞にも活かしていきましょう。たとえば、私は洋画スプラッターホラーを気軽に見る行為をオススメしたいので、『気軽に見るなら洋画スプラッター』という一小節を入れようと考えました。脚韻で踏んでみたい私は、そこで『洋画スプラッター』で何か踏めるんじゃないかと探し始めるわけです。これだとちょっと長くてムズい気もするので『スプラッター』ではどうでしょう。母音だけ抜き出すと『ううあっあー』ですね。

 実際に口に出して、ちょうどいい言葉がないか探してみます。ううあっあー。『すぐ分かる』なんてどうでしょうか。

「えっ、『すぐ分かる』の母音は『ううああう』だよ」

 そうツッコミが聞こえてきそうです。しかしラップは文章じゃなく、音楽です。要は口に出した時に踏めてればいいわけですよね。『すぐ分かる』じゃなくて『すぐ分っかーる』と発音してみてください。『る』は弱めに発音するのがコツです。ほら、『ううあっあー』になりました。発音をそれっぽくすることで、本来踏めない日本語を踏めるようにできることがありますので、口に出して試してみるのはとても大切だと思います。

 さて、あとは『すぐ分かる』を使った意味の通る文章を作りましょう。先程無視した『洋画』も活かして、こういうのはどうでしょう。

「気軽に見るなら洋画スプラッター

 グロイのが平気なら魅力がすぐ分かる」

 ハイ、これで二小節できましたね。この要領でどんどん小節を継ぎ足して、韻を踏んだ意味の通る文章を書いていけばいいわけです。

 既にバリバリ書ける方には参考にならないかもしれませんが、私の気付いたコツがいくつかありますので、お伝えしておきますね。

 まず、韻の踏み先をひとつでなくいくつか用意しておくことです。『スプラッター』で踏める言葉は『すぐ分かる』以外にも色々ありますよね。『作らんか』とか、『するjump up』とか、『吹くラッパ』とか。「『するjump up』で絶対踏む!」と思い込み、他の言葉で踏める可能性を排除してしまうと、意味の通らない歪なリリックが生まれるかもしれません。一見踏めなさそうな言葉でも、ワンクッション置いて踏む順番を変えるだけで化けたりします。思考を柔軟に持ってみてください。

 同じように、いつまでも無理矢理同じ言葉で韻を踏み続けようとしない方がいいでしょう。『スプラッター』が限界だと感じたら、スパッと次の言葉に切り替えた方がいいと思います。その際、KREVAさんの好きな『返り韻』を使うと、スムーズに流れを断ち切れるかもしれません。

「返り韻を使えばとっても便利

 踏める言葉尽きたらそろそろ転機

 チェンジするぜこれでかなり自然

 何かありますか? 質問、意見」

 このように、『えんい』で踏む流れを三小節目頭で終わらせ、『いえん』で踏む流れに変更できました。使いこなせば、かなり韻のカタい奴になれそうです。

 それから、文意にもよりますが、同じような言葉で踏み過ぎると、ちょっと内容が面白くなくなるかもしれません。たとえば、ホラーを語りたい時。

「いろんなジャンルがあるんだホラー

 血しぶきまみれスプラッターホラー

 狂った人間サイコホラー

 昔の雰囲気ゴシックホラー」

 これはちょっと韻と呼べるか微妙だと思います。同音異義語ならまだしも、全く同じ言葉を小節の末尾に置いてるだけですからね。

 それからこんなのもあります。

「好きな食べ物タマゴ

 果物ならばパイナッポー

 海産物ならナマコ

 お菓子で言えばマカロン」

 これは確かに韻を踏んでいるのですが、食べ物食べ物食べ物食べ物……と続いて「そっかぁ」くらいの感想しか出てきませんよね。

「好きな食べ物タマゴ

 思い出すよねママを

 弁当にありゃ『やったぁ』と

 輝かせてたまなこ

 少し内容がマシになったと思います。タマゴが好きってだけじゃなくて、その理由まで韻を踏みながら語ることができましたね。関係無さそうな言葉同士が繋がって意味が通じる、というところにも面白さはあるので、是非活かしてみたいものです。

 そして恐らくこれが一番重要なのですが……とにかく実際に声に出しながら作詞するのがいいと思います。

 太ももかどこかで拍を取りながら、リズムに乗ってリリックを口にする。既にトラックがあるなら、それに乗せてラップしてみる。ラップはそれ単体でグルーヴを生み出せる音楽的表現手法なので、口にして、耳にして心地良いかどうか確認するのはかなり重要なはずです。単に喋っているだけだったり、どうにも単調に感じられたりしたら、そのリリックは検討し直した方がいいかもしれません。言葉を詰め込み過ぎではないか、意味の分からない文章になっていないか、実際に舌が回るのか、息継ぎのタイミングがなくて窒息しないか。そういうことも口に出すとハッキリ分かります。黙って書くんじゃなく、是非口も動かしてみてください。


 とか何とか言ってる間に、リリックが仕上がってきました。ここで、リリックの中身がリアルかどうか『リアル推敲』をしてみましょう。韻を踏むためだけに、思ってもいないことやできもしないことを書いていないか。等身大の自分ではない、必要以上に大きく見せようとしている部分がないか。

 すると、気になることが発生しました。それは、リリックにおける一人称です。私ははじめ、何の躊躇もなく自分のことを『俺』と表現しようとしました。ラッパーの方は大抵曲の中で自分を『俺』と表現しますよね。それに倣って、私も『俺』と。そこで気付いたのです。私は日常生活で『俺』という一人称を使わないぞと。

 実生活における私の一人称は『アタシ』もしくは『僕』です。厳密な使い分けの基準があるわけではないのですが、『アタシ』は基本的にいつでもどこでも使って、ある程度話が弾んでくると『僕』が出てくるという印象があります。

 会話に近い言葉でラップする、という新宿スタイルに則るならば、私のリリックにおける一人称だって『アタシ』か『僕』であるべきです。『俺』より『僕』や『アタシ』のが勢いとして弱そうな気がするんですが。でもD.Oさんも『僕』を使うことがあるし、それはダサくないですし……じゃあ『僕』でいきましょう。

 それから、ホラーは一切怖くないかのように読めるのも問題でした。違います、私はお化け屋敷じゃ立ち往生するくらいビビリなんです。洋画ホラーが見られるのは、怖さより爽快感や残念さが上に来るからです。殺人鬼のデザインも怖いというよりクールですし。怖さのタイプも、五臓六腑に染み渡るような怖さじゃなく、ビジュアル的なインパクトやいきなり大きな音出すビックリ系が多いですし、後を引かない怖さなんですよ。ですから、「何も怖くないわけじゃないよ」という意味の一節を書き加えました。


 このような『リアル推敲』や普通の推敲を繰り返し、ようやくリリックが三バース分完成しました。タイトルはとりあえず『GRADE-B HORROR』としましょう。なんだかそのまんまですけど、B級ホラーについて語ってるって分かりやすいし、サビでこの言葉を連呼してるし、下手に捻るよりいいんじゃないでしょうか。

 さて、完成完成、これでひと安心……等と思っていたらいけませんよね。三曲中一曲、それも軽いテーマのリリックが書けただけです。それに、リリックを書くだけじゃ、仕事は半分も終わっていません。大事な仕事を残しています。

 ……そう、トラック作り、そして実際にラップしてそれを録音する工程です。

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