私はアトピー性皮膚炎というもので、

見た目にコンプレックスがあった。


例えば、

あの子は如何して首に包帯を巻いているのか、

あの子は如何してあんなに顔が腫れているのか。

キリがないのでここまでにしよう。


そんなこんなで私は、

人に見た目をよく見られたくなってしまったらしい。


元々食べることや、美味しいものが好きだった。

しかしアトピー性皮膚炎の影響で、

食べることも苦痛になり、その反動なのか違うのかは定かではないが、

食べることに執着したと言ってもいいだろう。

どんどんと体重が増えていってしまうのは当たり前。


そこで兄に言われたのが

「あれ、だいぶ太った?」


後々調べると抗ヒスタミン薬(アレルギー反応を抑えるもの)には、食欲を増進させる副作用があったらしい。


だがしかし、その頃の私には、大きな一言だった。

調度その頃の友人達はどんどん痩せていっていたからだ。


また人の目線が恐くなってしまったのだ。

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