誰の心にもある、疲れのようなもの…身を委ねたい気怠さに惹かれる。

どんなに輝かしい活力に溢れたひとも、心の奥にきっと必ず持っている。
そんな、癒えることのない疲れ…「人間でいること」に疲れる、その感じ。
決して不快でなく、むしろ身を委ねてみたい気怠さ。
読んでいると、なぜか心が鎮まっていく。

強烈に惹かれるその感覚が全体に漂う、不思議な魅力に溢れた作品です。

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