第4話城から脱出

俺が王女のところにステータスを報告するのは、俺が意図したこともあってクラスで最後になっていたため、王女の周りにはステータスを報告し終わったクラスメイトで溢れていた。

「あなたが最後ですね。報告にはステータスを他の人にも見えるようにイメージしてください。」

ステータスを見えるようにか。

こうか。

「はい。ありがとうございます。って!?」

「なんだこいつのステータス‼さすがは東堂だな。異世界にきてまでゴミクズなのか!この役立たずが。」

クラスで陰キャと化していた俺を罵っていた原田がこんなことをいってきた。

原田は金髪に染めたそれなりのイケメンなのだか性格がこんなごみなので俺は関わりたくないのだ。

「まあ。こんなステータスでスキルも他の奴らより弱いのであまりやくにたたないと思うので旅に出てもいいでしょうか?」

「まあ。これだけの勇者様方がおられますのでいいでしょう。」


まあ、なんやかんやあったけどこのくにから出ていくことができたのでよかったかな。

「それでは、明日の朝出発します。」

明日の朝が今から楽しみだ。



翌朝。誰にも悟られることなく城を出ていく蒼太の姿があった。


城下町は王都ということもあってか大勢の人で賑わいを見せていた。

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