丁寧に日常を積み重ねた作品です。花咲師としての口上もよく練られていて、作者が資料を熟読した上でオリジナルの口上を作り出したところが素晴らしいです。
日々の妄想を小説に。 ラブコメとホラーとファンタジーが好きです。 評価、フォロー、レビュー、応援コメント等ありがとうございます。 励みになります。 テンショ…
まず、設定が非常にユニークであり秀逸である。人間国宝の部門に『御伽術師』があり、御伽噺にちなんだ能力を使える人間が連綿と受け継がれているという世界観。リアリティを保ったまま、それいてファンタジー…続きを読む
あなたがたはいつかは立ち返らねばならない。冠婚葬祭について著者様は語っておりますが、日本人誰もが人生の起点とする慣習、なおのこと、誰にでも必ず訪れる“死”。日常に溶け込んだ異能のセンスが、非常…続きを読む
主人公の灰慈は、お伽話で有名な花咲か爺さんの『灰を花に変える』力の持主です。この物語は彼が日常の中で、自分の見た目や能力のありかたに悩み、惑い、そしてそれらを乗り越えて再び自分の道を確固たるもの…続きを読む
物語としてきれいにまとまっていて、最後のシーンは非常に美しい。花で彩る「話」を作れる作者こそ「花師」なのかもしれません。
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