第四話 レベルアップ

 餓鬼の集団倒した俺は、HPの回復がされているのか気になって自分のステータスを開いた。


 名前 なし

 種族 火の玉族(無機物)

 状態 並


 レベル 6

 Hp 8/8

 Mp 21/21

 攻撃力 0

 防御力  0

 素早さ 4

 呪力  6


 耐性

 耐火 +15

 耐水 -


 スキル  火の粉 レベル1

      浮遊  レベル2


 特殊スキル 物理無効

 

 特性スキル 燃え移り レベル1

 

 称号 集団殺し

    残虐

    無慈悲

    狡猾


 装備 なし


 うっし! とりあえずHPが回復したし、状態のバッドステータス凍傷(小)も治ってる。これですぐさま死ぬようなことはないだろう。


 俺は自分の状態を見て、安堵の吐息を吐いた後。改めて自分のステータスを見つめる。


 う~ん。にしてもHPの上りが低いな? でもまぁこれは、俺の物理無効があるからいいとして、あいらわず攻撃力0なのは、どうなのよ? これっていうなれば呪術特化型ってわけだろ? ってことは、呪術が通じない相手にはまったく歯が立たないってことだから逃げる一択しか選べないわけだし、まぁ逆に言えば物理オンリーの敵なら、俺は無敵なんだけど。まぁそれは火の玉だから仕方ないのか。あとはスキルだな。レベルが上がったってのに、火の粉のスキルレベルが上がってないってことは、スキルはレベルとは関係なく熟練度。つまり、使用頻度によって上がるってことだ。その証拠に同じスキルである浮遊は、火の粉と違って常時使いまくってるというか、自動で使われているためにスキルレベルが一つ上がってるし、今の問題は呪術オンリーなわりに、肝心の呪術スキルであると思われる火の粉のスキルレベルが、1しかないってことだな。


 う~ん。とりあえず命の危機は免れたことだし、今後は俺の体の特徴を見極めながらも重点的に、俺の唯一の攻撃スキルっぽい火の粉の熟練度上げでもしますかね。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る