受賞妄想あるある

 もしも僕が、もしも私が、新人賞を受賞したら……。

 そう妄想する投稿者は多いですが、その妄想を躊躇なく実行へ移してしまうのが、常木らくだの恐ろしいところです。


 自分は近々デビューするから、授賞式で配る名刺が必要だ!

 ある日そう思い立ち、インターネットで検索した結果、割と安価な名刺印刷サイトを発見しました。書体やデザイン、レイアウトは自由に選べ、写真を入れることも可能です。注文単位は最小50枚からで、それ以降は10枚単位で指定可能。50枚もいらないなぁ……と思いつつ、サンプルデータの作成は無料だったので、とりあえず気軽な気持ちでチャレンジしました。善は急げと言いますもんね。

 何時間も検討を重ねた結果、素敵な名刺が完成しました。まだサンプルデータの状態ですが、あとワンクリックで注文できます。最初は見本だけ作るつもりでしたが、あれこれ頑張っているうちに、完成した名刺に愛着がわいてきました。実に単純な人間です。

「50枚って適量だよね?」

「いや、むしろ、50枚じゃ足りなくない?」

 そう考えた結果、一気に200枚を爆買い決定! カクヨムは画像のアップロードができないため、証拠写真は載せられませんが、常木らくだのブログには写真を掲載しております。「らくだ図書館・名刺」で検索するとヒットしますので、嘘だと思った方はそちらをチェックしてみてください。

 ちなみに200枚のその名刺ですが、デザインもレイアウトも気に入っており、出来具合には非常に満足しています。ただ、それから引越して住所が変わったため、新たなデザインで100枚ほど再発注をかけました。つまり合計300枚。そのうち3枚は投稿仲間さんへ押し付けましたが、残りの297枚は眠っており、机の中で来ない出番をいつまでも待っている状態です。

 このままでは単なる黒歴史になりそうですが、いつか受賞して名刺を配れば「ものすごく準備万端だった人」になれるので、そういう意味でも早く受賞したいんですが……。幸い名刺は、腐るような物でもないですからね。


 そんな自分なので、「あたし受賞式の妄想とかしちゃうんだ~、ヤバイよね~」なんて呟いているライトな投稿者さんを見ると、「受賞式の妄想くらい可愛いもんだよ」と励まして(?)あげたい気分に駆られます。

 その程度まだまだ甘い!

 とらたぬガチ勢は、単に想像するだけでなく、授賞式用の名刺まで作っちゃうんだぞ!

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