迷信から話を考える【アイデア】

 前回は教訓から話を作りましたが、今回は迷信から話を書きます。

 こちらのほうが、実際にある迷信を元に出来るので、書くハードルは低く出来るかもしれません。いろいろと考えてみるのも楽しいですね。


「夜に口笛を吹くと鬼・ヘビがやってくる」


 パッと思い浮かんだのが、上記の迷信です。

 わりと「夜に○○すると悪いことが起きる」ということが多いですね。

 これは単なる迷信というよりは「明かりのない時代で夜にいろいろやってたら危ないよ」という教訓なような気もしますが。


 この迷信から設定・能力・プロットを考えてみるのも面白いです。

 例えば「口笛を吹いて何かを召喚する能力」「夜限定能力」「夜に口笛を吹くことで魔のものを引き寄せる」という感じでしょうか。


 うろ覚えですが、泥棒同士で口笛で合図するから、夜に口笛を吹くと紛らわしいという話もありますね。そういう話から、夜に口笛を聴いたら泥棒と会ったとか、夜に吹いていたら泥棒と勘違いして連れて行かれたという勘違いコメディに発展させるのも楽しいかもしれません。


 よく童話パロディがあるので、迷信パロディといかがでしょうか。

 その迷信が世に語り継がれるようになった経緯などを、空想を広げて書いていくのも面白そうだと思いました。

 

 わりと童話の中の世界に引き込まれる・童話世界と行き来する話もあるので、そこから「迷信撲滅委員会」とか作ってみるのも良いかもしれません。

 迷信により妖怪や魔のものを引き寄せてしまう被害を解決するという話です。

 わりと怪談を解決する話と近いような気はしますが。


 迷信を現実にする能力を持った主人公が、能力を消すために活躍するとかでしょうか。うまく民俗学や怪談と組み合わせていけば、より興味深いストーリーになりそうですね。やはり、知識の引き出しや取材は必要そうだと痛感します。


 ふわっふわしていますが、大体このような感じで思いつきました。

 ここから掘り下げて、様々なプロットを作れたら面白いかもしれません。

 どちらかというと一話完結で、話が少しずつ進んでいくようなタイプの小説が書けそうです。是非、皆様も迷信から話を作ってみて下さい。

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