第21話 手掛かり

 ――数分後。

 放送室前に三人は辿り着く。

 教室から少し離れているということと、犯人側から近づかないようにという警告があったためであろう、そこに人の気配は全くなかった。気配はなかったが、しかし死体は二つあった。その内の一つ、葉良の彼氏であり太陽達の部の先輩でもある渡久光の死体は、眼を閉じて壁に寄り掛かっていた。恐らくそれは葉良がやったことであろう。彼の顔が綺麗なことから、もしかすると、葉良の服の血のほとんどは、彼を拭いた時の血だったのかもしれない。


「……見慣れねえな、やっぱり」


 顔を青くして武が呟く。吐きはしなかったが、今にも嘔吐しそうな表情である。その横を涼しい顔で太陽と一姫は歩いて行き、放送室前にあった機器に注目する。


「お、これがこいつらを殺害せしめた犯人――もとい、犯物か」

「自動小銃か、これ。どういう仕組みか知らんが、一定の範囲内に人が侵入すると撃つみたいだな。どうやって銃弾を補充するのだろうか?」

「さあ。こんな滅茶苦茶に壊されているトラップについて語ってもしょうがないだろ」


 太陽が機械を蹴る。その言葉の通り、放送室前のトラップであっただろう自動小銃二つは、両方ともその機能を失ってガラクタとなっていた。


「これ、高いのかな?」

「自動なら高いだろ。まあ、教室の前に置いておくだけで効果ありそうだな。何とか直せないだろうか? 威嚇のために、弾を出ないようにした上で」

「それも含めて」


 太陽はにやりと笑んで、武の肩を叩く。


「お前に任せるわ、武」

「え……?」

「そうだな」


 一姫は頷きつつ、放送室の扉に手を掛ける。鍵を壊されているのか、簡単に扉は開いた。


 放送室の内部に人はいなかった。だが、所々に気になる個所がある。


「うわ……想像していたけど、配線だらけだな」

「パソコンも一台じゃないな。何か判らない機器もある」

「姫にも判んねえのか?」

「ああ。だけど――お前なら判るだろ?」


 そう言って、一姫は視線を武に向ける。武は頭を掻く。


「多分。分解してみないと判らないけど」

「分解出来るのか?」

「一応な」


 武は懐に手を入れると、次の瞬間には指の隙間にドライバーやら何やら工具を握っていた。


「基本的な工具類で十分に分解出来ると思う」

「流石工学系のエキスパートだな」

「エキスパートつーか、機械いじるのが好きなだけだって」


 左手で頬を掻きながら、武は右手に持ったドライバーをクルクルと回す。


「コンピュータ方面では八木には勝てんからな。情報工学は劣るぞ」

「それでも、ある程度は判るだろ?」

「ん、まあ、分野的に連動しているからな。それで、俺は何をすればいい?」

「外の自動小銃の外観と機能の改造は、無理そうだったら諦めていいけど」


 一姫は放送室内を指差す。


「とりあえず、これらの機器の役割の把握と、可能であれば掌握。犯人側にばれないように」

「うーん、無理難題を口にするなあ」

「無理か?」

「言うなれば、『脳を、傷付けずに麻酔なしで痛みがないように取り出す』ってことだからな」

「それは無理だな」

「ま」


 ふふん、と鼻を鳴らして、左手にドライバーを持ち直す武。


「すぐに、ってのはできないけど、時間を掛ければ、何とか出来るかもしれん」

「本当か?」

「なら、さっきの例えは間違っているじゃないか」

「まあまあ、一姫。そこら辺は言葉の文ってことで。つーか俺もお前達にタメ張りたいんだよ」


 苦笑いをしながら機械に向き合うと、武は二人に言葉を投げる。


「なあ、二人に頼みごとがあるんだけど、いいかな?」

「何だ?」

「ちょっと、一人にさせてくれないかな?」

「別にいいが……どうした?」

「ちょっと集中しなきゃクリアできないと思うんだよ、これ。で、一人じゃないと集中できないタイプなんだよ、俺」

「あー、判るわー。じゃ、しょうがねえな」


 そう言いながら太陽は、外にある機械の残骸を中に投げ込む。


「ほれ。じゃあこれも直せ。銃弾じゃなくて音が鳴るようにしろ」

「無茶言うな。材料がねえんだよ」

「まあ、いいじゃないか」


 ポン、と一姫が武の肩を叩く。


「身を隠すモノも何もない見晴らしのいい廊下に立っていろ、という危険な状況に、俺達を晒すんだからな。それくらいしてもらわないと」

「あ、いや……」

「冗談だ。そんな風には思っていないし、俺達なら大丈夫だ」


 笑わず、一姫は扉の外へと歩を進める。


「外で見張っているから、お前は集中していろ。この状況で集中しろってのは無理かもしれないが、努力しろ」

「大丈夫だって。一度集中すると、隣の部屋でギッコンバッタン大きな物音を立てられても気が付かなかった過去があったから、うん、争う声くらいじゃ邪魔されんぞ。絶対に」

「下ネタはやめろ!」


「あれー? どこが下ネタなんですかねえ。にやにや」


 太陽のツッコミに武がいやらしい笑みを向けてくる。そんな彼をわれ関せずというように一姫は「そうか。下ネタじゃないのか。ならば頼んだ」と話を進める。


「ん、まあ、そうだが……合点承知だぜ!」


 煮え切らない感じで戸惑いも見せている武がドライバーを頭の上で振るのを見送って、一姫と太陽は放送室を後にした。扉を閉めると、二人は放送室から少し離れ、かつ、死体がない場所まで移動し壁に寄り掛かる。


「……結果的に、武をここに来させて良かったな」

「何だ、それが判っていて連れて来たんじゃないのか?」

「武が教室の外に出たのはたまたまで、俺が指示したわけじゃない。ここに連れてきたのも、あいつを一人で二階の教室まで戻す方が危険だから、俺達についてこさせただけだ」

「ほう、そうなのか」

「そういうお前はどうなんだ? そこまで思考していたのか?」

「うんにゃ。成行きでそうなっただけだ。オレはいつも考えてなんかいねえよ」

「……さっきのも、そうだったのか?」

「さっきのって?」

「お前が三年五組の教室を抜け出した時のことだ」

「あの時か? 特に何もしてねえよ」

「無自覚なら、お前はやっぱり天才だよ」


 一姫は呆れたように息を吐いて、視線を上に向ける。


「お前の所為でクラスの一人が殺されたのに、お前を捕えておこうという話すら起こさなかったんだから」

「ああ、言われてみれば確かにそうだな。そんな話をさせる前に、色々と捲くし立てたからな。まあ、その所為もあって、あの死んだ奴――河野奈央っていうらしいんだが、そいつについての情報を手に入れるのを諦めざるを得なかったんだがな」

「加えて」


 一姫は人差し指を立てる。


「聞き耳を立てていたから聞こえたんだが、あんな重大な欠陥がある計画、良く信じてもらえたな。これもお前の話し方と人徳って奴か」

「重大な欠陥? 何だよそれ?」

「お前さ、いざとなったら逃げろって言ったよな」

「ああ、確かにそんなことを言ったな」

「なあ、訊くが――何処に逃げるんだ?」

「……」

「この学校の、何処に拡散して逃げるんだ? 外には出られない。隠れる場所は数少ない。そうなると、残るは一つしかないわけだが……果たしてそこに気が付く者が何人いるだろうか?」

「……分かっていたさ、そんなこと」


 長く息を吐く太陽。


「だからと言って、全ての人をクラス内に入れるわけにはいかないだろ? だから、敢えて言わなかったんだ。脱落クラスならば、一人単位でも庇えると思ってな」

「そして教室のみんなには、犯人を捕まえるための囮だからと説明するんだろう」

「そこまで判っているなら、もうオレが言う必要はないな」


 加えて、太陽のクラスに逃げ込むという発想をする人間は、太陽のことをある程度信じている人間である三山と風美の二人だけだろう、と太陽は考えていた。つまりそれは、他の人はどうだっていいということだった。


「まあ、そうだな」


 そこも含めて、一姫は太陽の言葉を理解していた。太陽もまた、一姫が理解していることを感覚だけで感じ取っており、短く笑う。


「それよりさ、お前も武に誤魔化していることあるじゃねえか。正義だの偽善だの偽悪だと使って話を逸らさせたこと」

「……」


 一姫は太陽に鋭い視線を向ける。知っているなら口にするな、と無言でそう告げていた。

 太陽は肩を竦める。


 彼が言おうとしていたことは――生贄制度のこと。


 一姫が行動起こした理由は、正義や偽善、偽悪などという、理由になっていない抽象的なものではなく、きちんとはっきりと口に出来る明確なモノ――生贄を出させないためである。

 このままじっとしておけば、確かに生き残れるであろう。


 ―― 


 その一人の問題を、皆は先送りにしている。それは悪いことではあるが、人間の精神的には良いことでもある。迫りくるタイムリミットを自覚して、ストレスを感じない人はいない。むしろ、それが頭にあるのに落ち着いている方がおかしいというものだ。

 その、おかしい人である太陽は、別の話題を口にする。


「そういえば、姫。オレが遭遇した仮面の男って、誰だと思う?」

「知るか。見ていないのにどう思えと言うんだよ」


 長く息を吐いて、一姫は眉を潜める。


「そもそも、直接遭ったってことは、声を聞いたんだろ? それで聞き覚えのない人だったんなら、検討も付くはずがないだろうが」

「聞き覚えなかった。でも、そいつはオレを知っていたんだよ」

「知っていた?」

「ああ。あの教室の中でオレに向かって、名前を口にした。だから知っている奴だと思った。でも、声は聞き覚えがない。特徴があまりなくて……あ、まるで声優のように、明らかに演技で出している声だったから、これは参考にならないか」

「低い声か? 高い声か?」

「少し高めの方かな」

「……二つが結びつかないな」


 一姫が顎に手を当てる。


「お前を知っているなら、お前の知り合いだろうな。しかし、声を演技しただけで誰だか分からなくなる。……つまり、一方的にお前を知っている、という結論になる」

「いいや。そこは簡単に結びつくぞ」

「何だと?」

「仮面被って声を変えるだけで、相当判らなくなるぜ。ほら」


 懐から仮面を出して、太陽は「……さあ、どうだ少年」と低い声を出す。


「確かに、判らないが……いや、それ以前の話だ」


 一姫は少し眼を開く。


「お前……それ、どこで拾った?」

「兵頭から奪った。何かに使えると思ってな」


 仮面を外し、再び懐に戻す太陽。


「ま、結局、三年五組の犯人炙り出しの際に使ったことだし、オレの予想は正解だったな」

「ふむ、それは使えるな。犯人側に紛れる手段として」


 一姫は、深く考え込むように目線を床に向ける。そんな彼に、太陽は溜息と共に訊ねる。


「そういえばさ、お前は何で教室から出て来たんだよ? 武を引き連れて」

「さっきも言った通り、武を外に出す予定はなかった。あいつは、俺を教室に連れ戻しに来たらしい。俺も予想外の出来事だ」

「それじゃあ、お前は何で出て来たんだよ?」

「お前を連れ戻すためだ」

「オレを? 何で?」


 太陽は眼を丸くする。一姫は思い切り、見せつけるように溜め息を吐く。


「折角暴走をしないように五島を傍に付けていたのに、彼女を置いて行ったじゃないか。俺は不安で仕方がなかった。だからお前を探しに出た」

「いやいや、暴走とかしねえよ」

「現に、犯人を探そうとしているじゃないか。それを暴走と言わずに何と言う?」

「お前だって、今、犯人に繋がるものを探しにここに来ようって言ったんじゃないか。それは暴走って言わないのかよ?」

「暴走じゃない。自分の身の安全をある程度確保しているからな」

「頭で、か?」

「お前で、だ」


 人差し指を向けられ、太陽は唖然とする。


「……お前、馬鹿じゃねえの?」

「馬鹿だよ。大馬鹿中の大馬鹿。お前を連れ戻しに来たのも、単に私情だ。だが、そんな俺でも一つだけ確証を持って言えることがある」

「何だよ?」

「お前は、論理を超える存在だ」

「……お前は、オレを空想上の能力者に仕立て上げたいのか?」


 一姫の言葉に、太陽は先程から開いた口が閉まらない。

 事実を話しただけだ、と真面目な表情で一姫は語る。


「先程の言葉は格好をつけた言い方だが、そうだな……例えば最低でも三メートルはある距離を跳躍しなければならない状況があったとしよう。俺はそこで、最低距離、足場、助走距離、風などの状況を把握し、適切な場所を特定する。だがお前は、俺が指示する前に、俺が指示しようとした場所を跳躍する――訳ではない」


 首を振って、一姫は太陽の額を指差す。


「お前は、ただ距離だけで判断する。その一つの要素だけで判断して、他を考えない。例えそこの足場が緩かろうが、風が吹いていようが、関係ない。跳ぶ。そして……成功する」

「成功かどうかは知らんが、思考はそれで合っているな」


 太陽は難しい顔をしながら頭を掻く。


「で、結局、オレが論理を超える存在だとして、どうしてそれが、お前の安全性を確保し、お前が暴走ではないことに繋がるんだ?」

「俺の安全性は、お前の直感を含めると確保される。より柔軟な対応が出来るからな」

「それは絶対か?」

「絶対だ。俺は信じているからな。俺自身も、お前も」


 相変わらず頬を緩めることなく、一姫はそう言い切る。


「暴走ではないという理由は、まあ、同じだな、俺にお前がいるし、お前に俺がいるからな。お互いの暴走を止められるという点で、暴走ではないと言える」

「そうか。それならそうだな」


 太陽は頷く。が、彼はこの状況事態が、既に暴走状態であるということには気が付いていない。一姫は当然の如く気が付いているが、ある程度太陽を暴走させないと状況は打破できないため、敢えて知らない振りをしながら、それでも密かに手綱を握っていた。


「にしてもさ、犯人側の目的がマジで判らねえな」


 太陽のその唐突なら言葉に、一姫は首を傾げる。


「何を言っているんだ? 人数を三分の一にするのが目的だろう?」

「それは表面的な……と、言いたいんだけどさ」

「どうした? 何か引っかかることでもあるのか?」

「……ああ」


 少し間を置いて、太陽は一姫に尋ねる。


「お前も聞いただろ? あの放送」

「あの放送って言うが、今までに複数回あるその全部を言っているのか?」

「最新の放送のことだ。三年五組の一人が脱落し、一年六組が殲滅された時の放送のこと」

「あれか。当然聞いた。その直後、修太郎(しゅうたろう)から連絡があった」

「修太郎、か……」


 少しだけ感傷に浸るが、すぐに話を戻す。


「でさ。その時の放送、少しだけ違和感がなかったか?」

「違和感? ……あの時は、お前らが死んだかと思って気が気でなかったからな」

「そうか。それはすまんかったな」

「で、何の違和感があったんだ?」

「うん。あの時の放送、いやに簡潔じゃなかったか?」

「ん、どんな風に?」

「ほら、その前までの放送だったら、死亡した原因を口にしてたじゃん。あん時の放送は『コチラモリーチダ』と中途半端なことで終わったんだよ」

「単純に放送に乗せる言葉が無くなっただけじゃないか? 同じ言葉の繰り返しになるから」

「それでも、死因を教えないのはおかしいだろ?」

「三年五組の生徒は知らないが、一年六組の死因は言えないだろう。全滅だって話だし、修太郎のように教室外に逃げた奴もいるだろう。だから一人一人の殺害方法なんて判らないだろう」

「……いや、待てよ」


 太陽が片眉を下げる。


「ならば犯人はどうして――放送をすることが出来たんだ?」

「どうして、か」

「だってよ、全滅させられたら、その全滅させられたって事実をどうやって伝えるんだよ。ほら、怪談話でよくある、それを知っている者は一人もいなくなった、ってやつと同じでさ」

「隣のクラスの生徒が、その様子を陰ながら見ていたのでは?」

「言っていなかったが、葉良先輩はオレ達のクラスだと思って、一年六組を襲撃したんだ。そんな中で、クラスの外にいる奴が狙われないとは思えない」

「……今、とんでもない新事実を聞かされたわけだが……しかし、太陽」


 一姫は苦々しそうな表情をする。


「お前が言うに、犯人は一年六組の中にいて、何が起こったのかをその場で見ていて、なおかつ、放送時には生きていた――ということだな?」

「そういうことになるな」

「……」

「どうしたよ? 姫」


 一姫は口を真一文字に結んだまま動かそうとしない。

 答えるつもりはない――答える必要はないという、一姫からの無言の答え。

 それが意味することは、ただ一つ。

 一姫には人物の当たりが付いていて、さらに、その人物は太陽にも推察が付くということ。


「……っ」


 太陽は理解した。


「まさか……修太郎が……?」

「……」


 一姫は否定しなかった。


「……あいつからの電話が掛かってきたのは、見計らったかのように、あの放送の直後だ」


 一姫が静かに瞼を落とす。


「つまりは、あの惨状を知っていて、かつ、あの放送の直後まで生きていた人間という条件に合致する」

「でも、それはただ単に偶然だった可能性が……」

「確かにそうだ。身の安全を確保せずに、その旨をきちんと放送する方を優先させたとは考えにくい……と、結論づけるのはまだ早いんだけどな。その、放送の手段ってのが関わってくる」

「放送の手段?」

「簡単に言うと、自分か第三者か、ってことだ。自分で変声機などを使用して放送を流しているのならば、修太郎が犯人だとは考えにくい。俺の拙い記憶で悪いが、あの放送は普段通りの抑揚のない声で、焦りや息切れなどの逃げて来た者が発する声ではなかった。だからこの可能性は低い、と俺は見ている」

「ってことは、もう一つの方――第三者が声を出して放送している、ってことか」

「そうだ。しかしそうなると、修太郎が犯人である確率は高まる」

「ああ……そうなるな」


 少し沈んだ表情の太陽に向かって、一姫は肩を竦める。


「まあ、どちらにしろ、武の結果によるんだけどな。通信の記録が一か所だけならば後者だし、複数なら前者だしな」

「……だな。結果を待つか」


 二度首を振って、太陽は自分の両頬を叩く。そして大きく頷くと「よし、切り替えた」と笑みを浮かべる。


 それから二人は、周囲を気にしながら雑談を交えつつ、武の作業が終了するのを待ち続けた。

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