Opening1 ようこそ、異世界へ。

いつもと変わらない毎日、それがいつまでも続く気がしていた。

だけど、そんな毎日は突然崩れ去る。


GM:それじゃあアカネのOPを始めるよ。シーンプレイヤーはアカネ。

キミは友達と別れて下校しているね。

アカネ:はい、他には誰かいないのですか?

GM:いないね、キミ一人だけだ。

アカネ:それじゃあ、現代っ子らしく携帯のニュースサイトを見ながら歩いています。

GM:OK、そうやってしばらく歩いていると、突然携帯の電源が落ちてしまう。

アカネ:「あ、あれっ!?充電まだあるのに」と、驚きますね。

GM:じゃあ、そこでキミは気づいちゃうかな。周りに人の気配がないことに。

アカネ:とりあえず、携帯をつけようと電源ボタンを入れます。

GM:入らないんだよなぁ。そして画面を見ているキミはつい視界の端に何かを捉えてしまう。

アカネ:何か?

GM:携帯をつけようとしてるわけだ。地面は少し見えるはずだよね?

アカネ:はぁ。

GM:足元には謎の円が浮かんでいた。円に徐々に線が浮かんでいく。

アカネ:その円から逃げ出せませんか?

GM:できると思う?見えない壁みたいのが貼られてるよ。

アカネ:ですよねー。若干パニックになりつつ出ようと奮闘します。

GM:が、そんな努力もむなしく足元の円はやがてファンタジーで見るような魔法陣になり、光りだす。

アカネ:「えっ、ちょっ!?」

GM:光に包まれ、アカネの姿は消えてしまった。それを見たものは誰もいない。

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