walk


足跡をつけて

次第に

足音が響く暇もなく

次の一歩


黄昏時、ふと思い返す

今までの行程

想定内?


夕凪が撫でて

頬に書いた文字

意気地なし


しかし未来に僕ら言葉無し


さざ波が

高波に奪われて

あざ笑い


一歩一歩踏み締めたつもり

しかし悪意無い欠落した善意で

誰のを首を絞めたつもり?


足跡をつけて

次第に


足音が響く暇もなく


次の一歩


無風の風ほどこ吹く風

何故? 

屑籠に丸めたメモ紙

そこに書かれた言葉忘れて


いつのまにか置き忘れて


忘れていたんだ

はじめのステップ

一歩一歩の繰り返し


忘れることの繰り返し

そして順々、生まれる衝動


堂々回りで空回り



「後ろの正面、だぁれ?」



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