青春カフェラテ

@akaripanda7430

第1春 忍び寄る影

ドキドキする……知りたいけど知りたくない……

ーーーーそう、私は今、クラス発表を見ようとしている!!ーーーーー

早くも自己紹介をしておきます。私は七雲 珠麗(ななくも あかり)今日から中学生……趣味は漫画を書く事!今私はこの中学生活の最初の1年の運命が決まる紙の前にいるのである!!

私「えーーと…………あった……」

?「あかりー!!私4組!あかりはー!?」

この子は小学生からの大の親友の中山 彩季(なかやま さき)。勉強がすごく出来て頼りになる!

私「えと……5く……」ガク……

さき「あ、あー!!あかり💧クラスでも隣だし!いつでも会えるよ!」

私「ほ、ほんとに……?忘れない??💦」

さき「当たり前。私達親友でしょ?」

私「う、うん!」

でも……新しいクラスって緊張するな…知らない学校の子多いし……もうやだ💦

私「(入ろうかな……でもな…………)」スッ……

バーン!!

私「いたた……」

?1「いってえー!!おい!そんな所で止まってんなよ!╬」

私「(ひ、ひいいーー!!だから嫌なのー!)す、すすすすみません!」

?1「ったく……最悪ー!おーい!行こーぜ「響」」

響「待てよーはあはあ……疲れたー💧」

私「ひい!!すみません!(やだよおー)」

響「おい、「敦(あつし)」まずはその子に謝れよ。」

敦「え!?何でだよ!」

響「走ってぶつかったのはお前だろ。謝れ。」キッ!

敦「ちぇっ!……すんません。」

私「……い、いえ!私がとろかったので!こちらこそすみません!」

敦「ふん。行こーぜ響!」

響「ああ。」……!!?

私「?」

響「あんたどっかで…………あ!あの時滑り台から助けてくれた人だ。」

私「え……あ、6年生の夏滑り台で遊んでて落ちた人!」

ー6年生の頃ー

私「さきー!!私手を洗ってくるね。」

さき「うんーー」

たったったっ……

男の子「おーい!!響ー!そこは危ねーんじゃねー!?」

響「大丈夫大丈夫ー!」フルフル……「ほーら!」

男の子「さすが響ー!笑」

私「(あの人危ないな……男の子いっぱいいるし……でも、滑り台の向こうに水道あるからなー……)」とっとっ……

響「もう降りるわー!っしょ!……あ!!」グラッ……「やべ……」

男の子達「響!!」

私「きゃ!!」バターーン!!

響「ってぇー……!!!?うわ!ごめん!!!💧」

私「……あ、うん……!!」

響「?」

私「足、すりむいてるよ!」

響「ああ。こんなの大した事……」

私「待って、ばんそうこうあるから!」シューー……ぺた。

響「って!!……ありがとう……」

私「うん。じゃあ!!」

響「あ、あんたの方が顔も足もすりむいて……足腫れてる!」

私「…………大丈夫!!じゃあ!!」たたたっ!

響「あ……」

男の子「何だあいつ、下世話だよなー!笑」「確かに!笑」

男の子「帰ろーぜー!!」

響「あ、うん。」

スーーーー……

響「……!!!」

さき「よく頑張ったねあんた、痛かったでしょ!」

私「うん、ちょっとね……」ポロ………ポロポロ。

さき「はいはい、泣かない。あんたもう6年生じゃん。でも、腫れてるねー」

私「……さきちゃん、ありがとう……」ポロポロ……

響「!!……っ!……」

男の子「響、一緒に途中まで……」

響「わりー皆!コンビニ寄ってくから、先に帰っといて!」

男の子「お、おー」

ーーーーーーー

さき「大丈夫?ばんそうこうしかないから腫れは治せないから病院行ってき!」

私「うん……でも、痛くてあんまり歩けなくて……」

さき「嘘!そんなにだったの!?どうしよう……」

ーーーーー……ギコギコギコ!!キキーーー!!

私「あ……」

響「……ん、シップ……」スッ。

さき「あんたは?」

私「あ、えと……当たった子??」

さき「……あんたが……どうしてくれんのこの足……」

響「え?」

私「大げさだよ、さきちゃん。大丈夫!」

さき「腫れて痛くて歩けないんだよこの子!!」

響「…………」

私「さきちゃん!!」

響「……」バッ!!

私「え……」

響「よいしょ!」ストッ。

さき「ちょ、あんたあかりを自転車の後ろに乗せてどこ行くのよ!!」

響「そこの病院。」シャッ!!スーーー!!

ーーーーーーーーーーーー

私「あ、ありがとうございました!」

響「いや、俺が悪いし……じゃあ。」

現在ーーーーーーーーーーーー

私「どうも……」

響「うん。俺は霧咲 響(きりさき 響)。これから一年間宜しくね。」

私「あ、はい。」

そうか……あの時の人か……人生いろいろあるなー

ガラッ。スト。

私「…………………………(どうしよう……話し相手が……)」

響「おーこれから宜しくー」

私「(うわーもうあの人友達いるー……どうしよう……)…………」ドキドキドキドキ……

響「!!……なあなあーこいつ俺の友達ー」ぐいっ。

私「え!?うわっ……」ガタン。「(え?え?)」

女の子「へえー響の友達ー?何か静かじゃねー?」

ひえーー!!女の子達が5人ぐらいいるー!!こ、怖い!!

響「そうだろ?まあ仲良くしてこーぜー」

仲良くって!!馴れ馴れしいかも……何て言おう……

私「え、あ、あの……宜しくお願いします……」カアーーー///ふい。

女の子達「な!!」

私「(え!?……ヤバイ、殺されるー!!)」

女の子「照れてる!かーわいいー♡」「てか、そこまで暗くないよねー」

私「え………」

女の子「宜しくね、七雲 あかりちゃん!あかりて呼ぶねー♡」

私「は、はい!!」

女の子「敬語やめよーよー。私は藤崎 琴音(ふじさき ことね)!!宜しくー」

女の子達「私はー……」「私はね!!」

でも、嬉しい。こんなに明るい子達が喋りかけてくれるなんて……

私「(この1年、楽しみかも……でも、これってあの人のおかげー……)」 くる。

響「!……?何?」

私「あ、あの……ありがとう……ございます。」カアーーー///じ。

響「……ん、てかお前が1人で暗いから見るに見かねただけで別におまへが心はいとかでは……💧」

私「言葉震えてるよ?大丈夫??」

響「あ、ああ。」

敦「おーい、響ー!聞いてくれよー!」

響「あー?何だ?……じゃあな、七雲!」

私「!!あ、うん。(初めて名字で呼ばれた……)」

敦「……おい、あいつさっきの奴じゃん。何で会っ……」!!

響「別に……何でもない……」カア//////

敦「……そうか。」

ーーーーー

私「始業式終わったー」眠いな……

ことね「あかりー明日から宜しくー!」

私「あ、はい!ことねちゃん!」

ことね「やだなー敬語やめってーあと、ことねでいいよー」

私「うん。ことね、バイバイ✋」ニコ。

ことね「……あかり、あんた……何て可愛いの!モテるでしょ!!」

私「いや、全然だよ?」

ことね「髪おろしたらもっと可愛いと思うー髪サラサラだし!!」

私「そうかな💧」

ことね「あ、私もういかなきゃ!!じゃあねー!」

私「うんー!」私も帰ろ……あ!さきちゃん待たないと!!でも、眠い……

教室でまっとこ…………眠……スーーー……

ガラッ。

敦「うわー!カバン忘れ……」

私「スーーー……スー……」

敦「こいつ……響の……」

私「スーーー……スーーー……」

敦「……」バサッ。カキカキ……

敦「(これで……)」

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