第26話:ギリシャ債権問題

記憶に新しい人も多いだろう

7月に起きたギリシャ債権問題について。

銀行がお金を融資しなくなるという問題について、これで株価が1日で1000円の下落を叩き出した。

私は今後も下がり続けるだろうと考え、その日のうちに売りさばいた。

思い出すだけで悲しくなるのだが、これにより損失20万を超え、プラス7万は一気に吹き飛び、マイナス13万円スタートとなった。

株式取引を初めてわずか1ヶ月も経たないうちにだ。

株取引においてハイリスクハイリターンなのは重々承知の上である。

しかしこれが起きた時は悲しくなってきた。


そんな時に私を慰めてくれたのは2人目の自分「株主」だ。

株主「大丈夫。3人目の自分『個人投資家』よ。俺が既に株式評価額を200万も叩き出しているから、お前のマイナス分ぐらい俺が補うのはどうということはない。そのまま突き進め。信じていればハイリターンは必ずやってくる」

自分で自分を慰めるような行為で大変おかしなものだが、この行為により私はマイナスが出ても現時点で自分はまだまだプラスなんだなんと思い、存続することができたのだ。

しかしこれからどうやって稼ごうかと悩んだのだ。


それに当時腹が立ったのは次の日には株式売買で値戻しされていたことについてだ。我慢すればよかったと思えど、後の祭りであった。

悔しいが次の取引にかけるしかないかと、思いながらも分散投資はさして意味がないものもあると考えた。その時10銘柄各別々の業種態を選んでいたが全体の日経平均が下がってしまうとあまり意味がないものと考えたからだ。

となると金額を使うものを制限し、一気にまとめて買うのではなく、下がった時にまた追加で買えるように資金分散型で攻めるのはどうかと考えたのだ。

それで持ち直したかと思いきや、またもや事件がその後も勃発し、私は再起不能になりかけてしまったことはいう間でもない。

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