第20話:自己啓発

私はこの頃入社してからというものの4年目に突入していた。

そうだ、本を読もうと思い、この時期は本を買いあさった。

Amavonを中心に買いあさった記憶がある。必要な書籍はその場で本屋で買うことが多かった。

私が力を入れたのは「まんがでわかるシリーズ」この本をよく購入した。

なぜならわかりやすい内容の本であるからだ。

3人目の自分を生み出す何かヒントにでもなればと思い、私は本を読んでいた。

すると筆者の紹介のところに必ず「〇〇コンサルタント」という言葉をよく見る。むむむ・・・

私はじーっと見つめた。そしてひらめいた。私が目指したかったものはもしかするとこのコンサルタントなのかもしれない。

ハッと思い、私は休みの日は必ず本を読む習慣を身に着けた。

とにかくお金は惜しまない。今出来ることは出来る限り沢山の情報を仕入れること。

これしかないと思い無我夢中でかけぬけている。仕事はまあそこそこだ。

どちらかというと地域の違いと今までのギャップの違いと上司の変化で少々うんざりしていた時期だ。

2人目の株主の自分は既に数百万円の評価益を叩き出すくらいの大株主さんになっていた。

2人目には負けたくないものだ。私は1人目のオリジナルとしてコンサルタント修行?のようなものを勝手にやっていった。

もちろん本業をおろそかにするわけにはいかないので、本で学んだことを早速本業で実践してみて、どうだったのかを記憶していく日々だ。


仕事を終えた後はよく温泉にいったものだ。大衆浴場とはまた違う、入口入ると下駄箱があり、そこに靴を入れ、木の札のキーを抜く。

近くに券売り場があり、そこで大人420円の券を買い、受付にもっていく。

初めてこの温泉につかった時は驚いた。シャンプーコンディショナーなどなにもない。バスタオルだけいちおう持参していた。

だからか、ここの温泉こんなに値段が安いのは。

ちなみにサウナつきで700円になるが、最初のうちは温泉だけを楽しんだ。次からはシャンプーなど温泉キットを用意しよう。

そう思いながら温泉にいつも決まって1時間はつかっていたのだ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る