私はこの作者の文章が好きです。読んでいて心地よく宇宙とか、繊細だけど壮大でイメージが深く広がります。何度も読み返してしまいます。
小説家になりたい、今本心で願う。言葉を紡ぐ。心の中にある文章を正直でまっすぐな道に正し深く考えぴったりくる表現を引っ張り出して紙に書く。誰かの心に響いて何度も…
この作品そのものが洒落た喫茶店であるように、オシャレな文体で書かれた人生の分岐点で悩む女子のお話。終盤の短編小説を人生に例えるくだりと、繋がりが簡単に切れるのをむしろ心地よく感じる感覚が好き。
教育実習を終えて、教員採用試験に落ちた女性主人公は、隣のカフェへ通っていた。そのカフェに、美しいけれど毒舌な絵描きが引っ越してくる。カフェなのに、いつも絵を描くその人物のせいで、コーヒーの香りに絵…続きを読む
創作はどうしてこんなにも美しいのでしょうか。創作は、なぜにこれほどまで、苦しいものなのでしょうか。書かなくてもふつうに暮らしていけることに気がついてしまったら、ひどく辛い。書かずには息もできな…続きを読む
おしゃれ刺繍の見本帳みたいな一筆断片集(←造語)『宇宙で死んだら腐らないね、私たち。』を少し読み、「これを散りばめたら小説になりそう」と思ったら次に選んだ『フラスコで飼う星の話。』がそうだった。…続きを読む
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