IT業界を目指す

第30話 就職活動が始まる

IT業界に入る。

そして、ITを苦手とする方々でも、本当にITが便利だと感じてもらえる世の中に変える、そんな仕事をしたい。

そんな目標を持って、就職活動が始まった。

わたしの年は、卒業年度の前の年の、12月が就職活動解禁だった。


実は、就職活動自体は卒業が決まる数年前から、わずかながら取り組んでいた。

合同説明会には何度か足を運んでいたし、会社の説明会にも参加していた。

選考を受けたこともあった。

説明会がどんな場であるか、どんなことをメモを取ればよいか、面接でどのようなことを聞かれるか、どんなことを質問すればよいか...。

ある程度、就職活動というものがどんなプロセスで進み、どんな準備が必要かは把握していた方だと思う。


そういう意味では、他の就職活動生(わたしはこの表現が嫌いだった)よりもアドバンテージがあったかもしれない。

だが、わたしはそれ以上に圧倒的なハンディキャップを抱えていたことは言うまでもない。

この時点で、大学を4年間も留年していたという事実だ。

ここからは、わたしがどんな風に就職活動に取り組んでいったのか書いていきたいと思う。

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