第7話:「まささんねねさん、焼き鳥を注文する」の巻

(ねねさんに引っ張られて焼き鳥屋「秋○」に入ったまささんは、そのままねねさんと並んでカウンター席に着いたのでした)


「まささーん、何呑みますゥ?」


「ボクはクルマで来てるんで、お酒は飲めないよ。ウーロン茶で」


「え~、代行で帰れば呑めるよォ。呑も呑も」


「ダメです。帰りはあなたを送っていかなきゃいけませんから、飲むのは次の機会で、ということで」


「う~ん、残念です。じゃあ、わたしだけ呑みますね。おにさん、生中ひとつとウーロン茶ひとつ!」


「(心の声:うんうん)」


「純けい大好き! 純けい十本!」


「(心の声:そっか、純けい好きなのか。うんうん)」


「まささんは何がいいですかァ?」


「そうだなァ──じゃあ、鶏皮とみの十本ずつ。それとなんこつ揚げ」


「わたし、あとしんぞう食べてみたいです。あかとたんも」


「じゃあ、それも十本ずつ」


「あと、豚バラときゅうりとししとうとピーマンが一人前ずつと、ネギの串焼きが十本!」


「(心の声:なんですとッッッ!!!)」


「まささん。わたし、ネギとピーマン大好きです! 肉ばかりじゃなく、野菜も食べなきゃダメですよね。わたし、こゆとこ来たら、野菜いぱい食べることにしてます。まささんも、野菜いぱい食べてください。身体にいいです!」


「(心の声:な、な、なんですとォォォォォォッッッ!!!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る