～ゲームセンター～

男「おおー……これはまた」

後輩「知識としては知っていましたけど、すごい音ですねえ」

男「何しよっか」

後輩「定番なのはクレーンゲームですかね」

後輩「ちょ、なんですかこのアーム！いくら何でも力弱すぎでしょう、絶対取らせる気ありませんよ！」

男「結構阿漕な商売なんだね……」

後輩「おおー……すごい。あれ本当に人間なんですかね？」

男「音ゲーやってる人って、なんかもう見てるだけで楽しいよね」

後輩「あ、先輩。プリクラ撮りましょうプリクラ」

男「いいねえ。どうやって撮るの？」

後輩「さー？」

男「さあって」

後輩「案内通りにやれば大丈夫ですよ。ほら早く入りましょう。ハリー。ハリーハリーハリーハリー」

男「アーカードの旦那は写真には映らないと思うよ……」

後輩「うわ。先輩、笑顔がぎこちないです」

男「初めてだったから緊張したんだよ……後輩ちゃんだって顔が引きつってるよ」

後輩「気のせいです」

男「本当かよ……」

後輩「本当ですよ」

後輩「(せ、先輩とのツーショット写真……ラミネート加工を掛けて家宝にしようっと)」♪

男「(後輩ちゃんとのツーショット写真か……やばい、意識しないと顔がにやけちゃう)」

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