素晴らしい。


小説はこう書くものなんだよと優しく教えられているようなそんな気分になりました。この方の作品を読むのはこちらで二作品目になりますがそのどちらも、読み進めることで途中から開示される新たな情報があり、なにも知らずに読みここであかされたいと思いました。その方が読む楽しみがある。

隠す見せるの切り替え、整理された情報、丁寧な文章。確かな実力を感じます。

精神年齢の高さと初々しい頃を題材に落ち着いた短編を味わう。さて、三作品目にはどれを読もう。