幽霊とそれぞれの嘘の絡み合い

引き起こったラップ音に絡んで進行します。前作の幻の呪い姫同様幽霊の謎を突き詰めていく中で登場人物それぞれの嘘に対する心情が深く描写されています。この物語にはいい嘘も悪い嘘も世の存在しますが、どちらの嘘をつくにしても結局誰も傷つかないと言う事は極めて難しいものだと考えさせられました。

ラストに向けてのハッとしてしまう展開には不意打ちを喰らいました。
前作から順番に読了する事をオススメします!

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