兄：

「じゃー、じゃー、じゃがいもじゃがー♪」

私：

「は？」

兄：

「カレーで一番ウマいのは、じゃ、じゃ、じゃ、じゃがいもじゃが～♪」

私：

「お兄様、暑さに頭がやられてしまったのですか……？」

兄：

「このセンスが分からないうちは、まだまだだな」

私：

「料理に加年臭が移るので、ひとまず何処かへ消え失せてくださいまし」

兄：

「ひどいんじゃが～」

私：

「夏の夜に飛び交う蚊のように、うっとおしいですわ。お兄様」

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