午後のティータイムに開く、一番大事な絵本。

この作者さまは、本当に不思議なのですが……私の中の幼児体験や、読んできた本の端々の記憶や、心の引き出しにしまってあるイメージの数々を、突然ひょいっと作品の中に書いてくださっていることが多いのです。
もちろん、作者さまはそんなことご存じありませんが…。
この作品はとくにそれが多く、なんだか私だけの大事な絵本のような気持ちになりました。
私の中の小さな私が「みんな読んじゃダメ!これはわたしの!」とわがまま言いだしそうな気がします。

その他のおすすめレビュー

新樫 樹さんの他のおすすめレビュー78