第20話 少女の過去

 2020年4月13日 3:45 秦野市内


 右車線を数台のトラックが抜き去っていく。それを何とはなしに眺めながら、田神はこれからどうしようかと悩んでいた。


「きっと、皆さん、あの子のことを不思議に思ったことでしょうね?」


 女史の声にフッと車内へと引き戻される。


「え、ああ、そうですね」


 やや戸惑いながら返事をする田神。さすがに不思議と言うより不可思議、または不審だとは言わなかった。


「少し複雑な事情がありまして……。あの子はあの子なりに深い悩みがあると思うんです」

「と、いうと?」

「その前にまず、私達のことを話さなければならないと思います。実は私とひよりは異父姉妹なんです。私達の母は、厚生労働省に勤めています。厚労省に勤めた始めた年に、彼女は同僚だった父と結婚し、翌年に私を産みました。要するに職場結婚ですね。もっとも母の方が出世が早かったんですけど。彼女の父親、つまり祖父が元外務省というのも影響していたかもしれません」


 そして娘も国税庁とは、見事なまでの官庁一家だと田神は思った。


「ところが私が小学生になった時、父が突然の病に倒れて亡くなりました。とても優しい父だったので本当に残念です。今でも父のことを思い出すと涙が出そうになるのですが……。ああ、私の思い出話はいらないですよね。そんなわけで未亡人となった母でしたが、私が中学の時にある男性と知り合いました。名前は吉永誠と言います」

「吉永……誠?」


 何処かで聞いたことがある名前だと田神は思った。


「覚えていませんか?」

「何処だったかは思い出せませんが、何度か口にした覚えがあります」

「そうですか」


 ホッとしたような、反面、ガッカリしたような声で国安女史がそう言った。

 前を行くトラックがややスピードを落とす。田神はやや慌てながらブレーキを軽く踏んだ。


「チッ」


 舌打ちをする田神。

 だが吉永某氏が誰だか思い出せないから、という理由ではない。前方を走る二屯トラックが、道を塞いでどうにも先に行けないのだ。

 最初は左車線を走っていた田神だが、制限速度以下で走るそのトラックにイラつき、ウインカーを付けて車線変更をした。だが、直後そのトラックは左車線でスピードを上げ、田神が走らせている右車線へと割り込んできた。仕方がなく再び左車線へと戻ったが、またもトラックが目前に戻ってくる。そうしているうちに、右車線に後続車が来てしまい、さらに信号にも引っかかり停車を余儀なくされた。

 こんなことをもう三度繰り返している。本当は制限速度など無視して抜き去りたいのだが、何処で公安部隊が見ているとも限らないのでそれも出来ない。万が一、速度オーバーなどしてしまえば、それを理由に拘束され無いとも限らないからだった。


「まったく、あのトラック……」

「居眠り運転でしょうか?」

「さっき、自分が追い抜こうとしたのを根に持っているのかもしれませんね。それより、その吉永誠氏についてですが……」

「そうでしたね。彼は新聞記者でした。昔、年金について色々と問題があったのを覚えていますか?」

「消えた年金などと言われたことですか?」

「ええそうです。その件で厚生労働省を訪れた時に、二人は知り合ったようです。その後、恋仲になった二人は、内縁関係を結ぶことになりました。立場上、正式な婚姻届は出せなかったようです」

「追求する側の新聞記者と、叩かれる側の厚労省官僚ですからね。二人はお幾つだったんですか?」

「母は三十五、彼は二十八歳だったと思います」

「さぞや、お美しいお母様なんでしょうね」


 七つも違う、それも当時は叩かれて然るべき厚労省官僚である女性と恋に落ちるには、それなりのリスクがあるのは分かっていたはずだ。そんなリスクを忘れさせるほどの美貌だったのだろうことは、国安姉妹を見れば一目瞭然だった。


「ところがと言いますか、たぶん母達も予定外だったと思うのですが、母がひよりを身籠もってしまったのです。それを知った二人は、かなりもめたそうです。なにしろ、吉永氏は結婚を望み、母は堕胎を望んでいたので」


 田神はおやっと思った。

 国安女史の口ぶりは、まるでドラマでも説明しているようなニュアンスがある。血の繋がりがある家族を話しているとは、到底思えなかった。

 すると、無反応でいる田神の心中を察してか、彼女は慌てて付け加えた。


「二人が同棲を始めてすぐ、私は祖父母に預けられて、その辺の事情は又聞きです」

「なるほど、それで納得しました。で、どうなりました?」

「お互いの意見を折衝した結果、未婚のまま出産という道を選んだそうです。そこで母は、お腹が目立ち始めた頃、病気療養という名目で半年の休暇を取り、その間に出産しました」

「いくら病気療養としたところで、犬猫ではないのですから誤魔化しきれないのではないでしょうか? 戸籍などの問題もありますよね」

「はい、ですから、戸籍上は吉永氏の親がひよりの両親です」

「はぁ?」


 あまりにことに、田神はマヌケな声を発してしまった。


「どうやら、裏で色々と手を回したようです。でも、立派な犯罪ですよね」

 まるで一昔前のゴシップネタのようである。田神は呆れて何も言うことが出来なかった。


「出産前から決められていたようです。たぶんそれが出産の条件だったんでしょう。余談ですが、妹の本名は吉永ひよりです。複雑な事情があったので、敢えて言いませんでしたが……。

 その後、ひよりが生まれるとすぐ、吉永氏は新聞社を退社し、フリージャーナリストとして仕事をする傍ら、育児をほぼ担当していたようです。複雑な事情はありましたが、とにかく三人は表面上、穏やかに暮らしていました」


 淡々と話す国安女史を田神は横目で盗み見た。だが、車内の薄闇では、殆ど何も見えないと言っていいだろう。ただし、見えたところで彼がその表情を読み取れるかどうかは微妙だった。


 田神は考えていた。

 祖父母に預けられた彼女は、どんな心境だったのだろうか、と。中学生と言えば一番多感な年頃だ。きっと鬱積し暗澹とした思いもあったに違いない。だが、彼女の口調や態度に、異父妹を恨んでいるという様子など全くなく、そればかりか気遣っているような素振りさえ見え隠れした。

 しかし、彼女の本心は本当にそうなのだろうか?

 いくら考えようと、その真実を推し量ることは出来そうもないと田神は思った。

 前方のトラックが更にスピードを下げる。もはやノロノロ運転と言ってもいいほどだ。右車線を数台のトラックが通り過ぎていく。それを見送りながら、田神は再度アタックをしようか迷っていた。

 そんな彼の迷いなど気にするふうでもなく、国安女史は話を進めた。


「ところが、ひよりが六歳の頃、トラブルが発生しました。吉永氏が厚労省の裏金問題をすっぱ抜いたんです。そのことで母と吉永氏は相当もめたようです。その時もまだ、私は祖父母の家にいたので、実際には目にしてはいませんが想像は出来ます。母はきっときっと疑ったでしょうね。もっとも、彼女がその情報をリークしたとは思えませんし、内縁関係は極秘だったはずなので、彼が母を利用して情報を手に入れたとも考えにくいですけど……」

「パートナーが自分の職場を陥れたとなれば、なかなか冷静でいられないでしょう」

「結局、母達は別離の道を選んだのですが、問題は妹でした。母が妹に愛情がなかったとは思いたくないのですが、彼女は吉永氏にひどく懐いていましたからね。そして協議の結果、妹は吉永氏が引き取ることになりました。当然と言えば当然ですけどね。その後、彼は戸籍上の妹であるひよりを連れて渡米しました」

「貴方はどう思われていたんですか?」


 田神は堪らず尋ねてしまった。


「え?」

「つまり、祖父母に預けられたことや、異父妹のことなどです」

「ああ……」


 国安女史はそう返事をすると、しばし黙り込んでしまった。

 言おうかどうしようか迷っている気配がする。吐息がエンジン音に混じって田神の耳に届く。

 やがて、彼女は凪いだ海のように静かな声で、「忘れました」とだけ返事をした。


「吉永氏は環境問題専門のフリージャーナリストとして、世界中を渡り歩いていたようです。アラスカに一年、エクアドル──ガラパゴスです──に一年、北欧に一年半、南アフリカに一年といった感じです」

「その間、ひよりさんはずっと一緒に?」

「らしいですね。何しろ吉永氏は妹を溺愛していたようですし、妹も父親のそばから離れたがらなかったようですから」

「四年で四カ国とは、ひよりさんも大変でしたね、きっと」


 一瞬、間があって、女史は「ええ、そうでしょうね」とだけ答えた。


「そして最後に辿り着いたのが、インドネシアでした。そこで二ヶ月ほど取材をしていた時に、彼は自爆テロに合い、死亡してしまいました」

「あっ!」


 そこまで聞いて、田神はようやくその事件を思い出した。

 あれは確か五年ほど前のことだ……。


「思い出されたようですね?」

「ええ、まあ」


 世間でも大きく取りざたされた事件だった。一人のフリージャーナリストの死と、残された子供の話。まさかその当事者と関わりにあるとは、田神は思ってもみなかった。


「当時は大騒ぎでしたよ。大使館関係者がホテルにいた妹を保護したのですが、彼女はショックの為か何も喋らなくて。そこで調べてみたら、戸籍上、吉永氏と妹は兄妹という事実が出てきたものですから、インドネシア警察には偽造パスポートや、人身売買などを疑われました」


 そうだった。

 フリージャーナリストの人身売買疑惑と、タブロイド紙が何度か書き立てていたことなどを、田神は何となく覚えていた。


 だがその後、その話題はいつの間にか消え去っていた。直後に大きな事件でもあったのか、それとも人の噂も七十五日ということだったのか。

 そんな田神の疑問を、彼女はあっさりと解いてくれた。


「祖父と母がもみ消したんですよ。祖父は元外務省官僚でしたし、母も議員などに顔が利きましたから。表向きは、戸籍の記入ミスと言うことになったはずです」


 なるほど、と納得する。

 しかし、大人がどう画策しようと、幼き少女はひどく傷付いたに違いない。

 田神はひよりに深く同情した。


「事情はよく分かりました。ですがそれと妹さんの才能がどう関係しているのか知りたいですね」

「ひよりは、幼い頃から言語に関して非凡な才能がありました。それに気付いたきっかけは、吉永氏が英語教材用ビデオを買い与えたことです。母の話では、玩具代わりにただ流していただけで、日常会話をひと月でマスターしたそうです。たぶん、天才と言ってもいいでしょう。ただし、言語以外の能力、たとえば計算能力などは平凡以下ですけどね」


 国安女史はさもおかしそうに、フフフと笑った。


「ひよりさんのご両親は、驚かれたでしょう?」

「母は妹が目立つことを嫌っていましたから、特別英才教育などしようとは思わなかったみたいですが、吉永氏は彼女の将来に、相当期待をかけたようですね。なので、彼が渡米する際も、妹を連れて行ったんだと思います。そして、彼女は父親の期待に応え、行く先々の言語を覚えていきました」


 なるほどと納得しそうになった田神だが、未だ自分の疑問が解決されていないことに気が付いた。


「でも、それとあの暗号文とどんな関係が……?」

「帰国した妹は何を思ったのか、しばらくしてIALSなる団体を起ち上げました。もっとも活動はネット上だけでしたので、ほぼ独りよがりと言ってもいいでしょう」

「IALS?」

「International Artificial Linguistic Society ── 『世界人工言語協会』です」


 田神はますます分けがわからなくなり、眉を潜めた。


「なんですか、それ?」

「さあ、私にもさっぱり。ただひよりが言うには、その協会と大宝寺直太朗氏が深く関わっているとのことです。それ以上は、私も分かりません」


 これはひより本人に尋ねるしかないと田神は思った。ただ、あの気が強そうな娘が素直にこちらの質問に答えてくれるとは到底思えない。ある意味、息子の流星以上に手強そうな相手だ。一瞬、鎌を持って襲いかかってくる少女を想像してしまったのは、ゲームか何かの影響だろうか?

 そんなことを考えながら、田神はもう一つの疑問を尋ねることにした。


「貴方が自分にこの話したのは何故でしょう? ひよりさんの出生については、いわゆるトップシークレットではないんですか?」

「それは貴方が死んだ父に似ているからかもしれませんね」

「お父上に?」


 国安女史は喉の奥でくくっと笑うと、


「母は見た目と違い、男勝りで出世欲の塊みたいな人ですが、父はいかにも平凡な公務員といった風情でしたからね。本人は至って真面目なのですが、何処か間が抜けていて、そう言うところを母は嫌っていたようでしたが、私は鋼のような性格の母より、愛嬌があって好きでした」


 褒められているのか貶されているのかと、田神は複雑な気分になった。


「それに、私達はもう呉越同舟ですよね?」


 明るく付け加える国安女史。

 反目し合う間柄ではないが、同じ船に乗ってしまったことは確かだ。


「今後とも同じ道を歩むかどうかは分かりませんが……」

「それにしても、前のトラックの奴」


 もう時速三十キロを割っている。我慢の限界だ。話し込んでいたのでつい流し走行していたが、このままでは夜が明けそうだった。バックミラーに映る隣車線の数台をやり過ごしたら、一気に追い越してやろう。

 そう判断した田神はサイドミラーを確認し、ウインカーを点滅させる。ハンドルを回すと同時にアクセルを踏み込むと、そのエンジン音に似合わず、軽自動車は勢いよく加速していった。

 右側車線に後輪が滑り込む。やがて、ウザい二屯車を追い越そうとした、その瞬間だった。

 ウインカーも出さずにトラックが割り込んでくる。その後部が目の前に迫り、田神は慌ててブレーキを踏んだ。カリカリというようなバンパーを軽く擦った音がした。


「あぁ!」


 国安女史が引きつった悲鳴を上げた。


「殺す気か!」


 ようやく停止した車に、ホッと溜め息を一つ。後続車がいたらアウトだったなと思いながら、田神は前方で停まっているトラックを睨みつけた。文句でも言いにいこうか。

 しかし、そんな気持ちを一瞬で吹き飛ばす音が遠くから聞こえてくる。

 明らかにサイレン、それもパトカーの。

 反対車線を眺めた田神は、暗闇から徐々に近付いてくる赤色灯を発見して、思わず声を荒げた。


「やられた!」

「ど、どういうことですか?」

「奴ら、狙っていたんです。あのトラックもグルでしょう。ほら、周りに何も無い」


 そう言ってカーナビの画面を指で示す。一目見ただけで野中の一本道ならぬ、畑の中に国道が通ってる場所だと把握できた。


「ど、どうしましょう?」

「どうしようと言われても……」


 迷っている間にも、ツートンカラーの車体がヘッドライトの中へと入ってきた。

 いきなり人生の岐路に立たされたようだと、田神は思った。

 このまま待っていれば何だかんだと連行されて、下手すれば別件逮捕というビジョンが見える。義兄が助けてくれれば良いが、“部下が勝手にやりました”的な言い訳で保身に走られるかもしれない。

 前方のトラックから人が降りてきた。車風に似合わぬスーツ姿が嫌な予感を助長させる。


「ああ、どうしましょう」


 困惑したような女史の声。

 その声が田神のオヤジ心を刺激する。“漢をみせろ!”と下心が叫んでいる。そんな熱い訴えに、彼の思考回路はショート寸前だった。

 田神は目を閉じた。

 次の瞬間、意を決してハンドルを握り締める。


「ええい、ままよ!」


 右足でアクセルを踏み、ハンドルを回して左車線へと発進すれば、古タイヤがキュルキュルと悲鳴を上げた。

 何事か叫んでいるスーツの男をあっさり抜き去る。


「そこの軽自動車ぁ~、とまりなさいぃ~」


 パトカーから発せられたマイクの声が、ドップラー効果で調子っぱずれに聞こえてきた。


「逃げちゃうんですか?」


 そんな中、責めるような国安女史の声が聞こえてきた。


「どうしようって、そう言う意味じゃなかったんですか!」

「どう言い訳しましょうか、ってことだったんですけど……」


 田神は絶句した。どうやら選択は大失敗だったようだ。しかし、今さら停止しても、妙な罪状を一つ追加されるだけ。アクセルを更に踏み込み、車を加速させる。信号が赤になったが無視して突っこんだ。

 これで信号無視という罪名だけは、確実に追加された。


「逃げ切れると思いますか?」


 背後からサイレンが聞こえてくる。どうやらパトカーはUターンをしたらしい。


 暗い風景が車窓に流れる。夜明けまでの二時間半で、撒くことは可能だろうか。

 だが、軽自動車と気前よく税金を使ったセダンでは、加速力が違いすぎる。車内の暗闇に赤色灯の明かりが映るほど近付かれた時、田神は諦めようかとアクセルを緩めた。

 その時だった。

 前方に停車していた白いワンボックスの運転席から、ニュッと腕が出てくる。何か妙な動きをした後、付いて来いとでもいうように、手のひらを振って合図をしていた。

 刹那、ワンボックスは見事なまでの急発進で、田神達の前に躍り出る。左ウインカーが点滅し、青に変わった直後の交差点を左折した。その間にも、ハザードランプや後方ワイパーやハイビームなどのあらゆる手段を使い、何かを伝えようとしているようだ。

「あの動きは……まさか?」


 自問しつつも、田神は無意識にウインカーを出し、ハンドルを左へと切っていた。


『軽自動車、直ぐさま停止しろ!』


 パトカーからの言葉はかなり荒い。

 歩道のない狭い道は、クネクネと蛇行しながら続いている。片田舎とはいえども、首都に隣接する神奈川県だ。未開発地帯があるはずがない。迫るように並ぶ民家に激突しないかと、田神はハラハラした。

 ワンボックスは更に加速する。田神はアクセルを踏み込みながら、何とか食らいついた。後方には未だ張り付くパトカーがいる。サイレンを止めているのは住宅地のせいだろうか。

 しばらく狭い道を走っていた三台だったが、そんな真夜中のカーチェイス、と言うほどでもないレースが思いがけぬ形で終わりを告げた。

 前方の民家から、車がバックで出て来ようとしている。前方のワンボックスと田神の軽自動車は避けることが出来たのだが、パトカーは間に合わなかったようだ。

 バックミラーで確認した田神は、パトカーが回転しながら反対側の民家へと突っこんでいくのを見た。

 激しい衝撃音が住宅街に響き渡る。


「ああ、やっちゃいましたね……」


 隣にいる国安女史が、同情するようにそう呟いていた。


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