第3話 出会い

野狐は、けっして明るいタイプはなかったが、

ポジティブで、嫌みなところがなかったので、

警戒心が解けていった。


6月に入った最初の日、

おそるおそる、好奇心の方が勝り

「どうせ死ぬんだから」という言葉に後押しされ、

秋葉原の駅に近いファーストフード店で会うことに。



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