　点々としながら暮らす日々。寮や間借りで暮らす以上、冷蔵庫を始めとした生活必需品には事欠かないが、それだけではどうしても不便が生まれる。ここでは不規則な就業形態の中にあって、あればかなり便利になるぞという家電について軽く触れる。

□除湿機

　これはガチだ。外干しが天候に左右され、不規則な就業形態ではつい取り込み忘れもしばしばといった状況では、部屋干しに移行せざるを得なくなる。だがそうなると今度は湿気で部屋がじめじめする上、生乾き特有の嫌な臭いが服についてしまうのだ。それらの問題を一台で解決してくれるのが除湿機で、この上に洗濯物を置いて仕事に出れば、大概は帰ってくるまでの半日で乾ききっている。勿論寝る前にやってしまっても良い。

□布団乾燥機

　しかしそれでも乾き切らない場合がある。夜遅くの帰宅で、早朝の起床までに乾燥が間に合わないケースだ。そんな時に活躍するのがこの布団乾燥機。Twitterなどをよく見ている方ならば、乾燥機が冬場にもたらしてくれるささやかな幸せについては既に周知と思うが、ソレ以外にも急速乾燥機として、或いは雨で濡れてしまった靴の速乾にと多岐に渡って活躍してくれる。梅雨の季節の布団を干せない状態でも、布団乾燥機さえあれば仕事に出ている間に湿気の無い寝所を用意して貰える訳だ。こちらも然程高くないゆえ、是非とも購入して役に立てて欲しい。

□エアコンハンガー

　文字通り、エアコンを起点に設置出来る三角形の物干しだが、こいつは一本1ｋとしない癖になかなか便利だ。除湿のエアコン+エアコンハンガーの洗濯物+その下の除湿機ともなれば、どんなにじめじめした梅雨の時期であったとしても速乾が約束される。見た目も悪くないので、ネットショッピングなどで探してみて欲しい。

□ウォーターサーバー

　何をと仰る方もいるかも知れないが、これも存外に便利なのだ。前述の通り、筆者は都内に越してくるまでは、単身パックで可能な限り荷物を減らして生活してきた。つまり部屋に冷蔵庫なんてものは無かった訳だ。ところがこれ一台契約するだけで、冷水と温水がいつでも使える様になる。何が重要かと言えば、朝の忙しい時間帯や、夜の小腹が空いた時、ボタンを押せば一発でお湯が出て来る訳だ。そして引っ越しに際しては業者に引き取ってもらい、転居先でまた新しいサーバーを設置して貰えば済むのだから、実質家電としてカウントする必要が無い点が魅力なのだ。なによりキンッキンに冷えた天然水は美味しい。

　とまぁこんな所だろうか。ちなみに筆者の今の部屋には、サーキュレーターや空気清浄機、アロマディフューザーに加湿器と、これでもかとリラックスの為の家電が置かれているが、それらは「こいつは役に立つぜ！」と言えるほどには必須では無いので割愛させて頂く。