黒薔薇姫と恋愛ゲーム

ゆきこのは

この物語の舞台設定

この物語の舞台設定【フロシア王国】


《登場人物》


【フロシア王国】

・マリー・ド・フロシア

 ……フロシア王国現国王の次女。

 王位継承権第二位で、フランソワ王太子の後継人を務めている。

 黒髪に黒い瞳の美少女で、天才。

 その政の手腕や容姿から、黒薔薇姫くろばらひめのあだ名をつけられる。

 他にも、“王女騎士”や“賢姫”の異名を持つ。

 現在、十七歳。

 王宮近衛軍の三ノ将軍。

 また、ジークハルト・ベンストンの下で外交官見習いとしても働く。

 他人に優しく、自分に厳しい。


・フランソワ・ド・フロシア

 ……フロシア王国の王太子。

 マリーの七つ下の弟。

 赤毛に赤色の瞳を持ち、姿形は若かりし頃の父王に、良く似ているという。

 マリーの可愛い可愛い弟で、ただ一人の愛する家族。

 聡明な少年。

 マリーのことを姉として慕っている。


 龍輝リューキ

 ……王宮近衛軍の大将軍。

 マリーと同じく黒髪に黒い瞳を持ち、とんでもなく強いので、“近衛の黒龍”という異名がついている。

 マリーの母方の伯父兼上司。

 後ろ盾もなかった幼い頃のマリーに、剣術を教える。

 マリーを始め、多くのものに慕われている。

 李伯爵。


 龍斗リュート

 ……王宮近衛軍のニノ将軍。

 マリーの母方の従兄で、龍輝の一人息子。

 父同様、黒髪に黒い瞳の持ち主。

 マリーにとって気安く話せる数少ない身内で、私的な場ではマリーに従兄あに上と呼ばれている。

 李伯爵家の跡継ぎでもある。


・シリル・グリファン

 ……王宮近衛軍の一ノ将軍。

 王家とも姻戚関係にある、国内随一の公爵家・グリファン公爵家の子息。

 フロシア人に多い、焔のような燃える赤い髪と瞳を持つ青年である。

 華やかな女性関係で知られており、マリー曰く“どうしようもない女たらし”。

 いつも宮廷の貴婦人の黄色い声を独占している。


・フロシア王国現国王

 ……フロシア王国国王フロシアン十三世。

 本名、フロイデン・ド・フロシア。

 マリーとフランソワの父で、英君。その辣腕から、多くの者に慕われている。

 現在四十八歳。

 マリー曰く“大ダヌキ”で、食えない人。


・グラハード・アドナーレ

 ……フロシア王国の宰相で、現国王の一番の側近。

 現国王の即位前から仕える老臣。

 アドナ大侯爵でもある。

 マリー曰く“タヌキじじい”、または“化けダヌキ”。


・ジークハルト・ベンストン

 ……フロシア王国の外交を司る外務の部の長官。外部大臣の位を賜る。

 グラハードと同じく現国王の即位前から仕える老臣。

 マリー曰く“フロシア一のタヌキ”または、“古ダヌキ”。

 マリーに外交とは何かを教える。

 ローイング男爵家の先代の当主でもある。


故杏奈王妃こアンナおうひ

 ……マリーとフランソワの今は亡き母。

 フロシア王国現国王のただ一人の妃。

 王族には珍しいぬばたばの髪と黒曜石の瞳、陶器のような白い肌を持っていた。『絶世の美女』といわれ、その可憐な容姿から、“白百合姫”の異名を持った。

 九年前に亡くなった。


・故フレア女公爵

 ……本名マリア・ド・フロシア。

 グラハードの息子の元に嫁ぐが、訳あって実家(王家)に戻った。

 フロシア王国現国王の実の姉で、マリーの伯母。

 白い服をよく好み、物静かで清楚な雰囲気から、“白薔薇姫”と呼ばれて慕われていた。

 幼かったマリーに学問を教える。

 十一年前に、病没する。


・バロン公爵

 ……本名シャルル・ド・フロシア。

 現国王の異母弟で、王位継承権第三位。

 欲深く、嫉妬深い性格。

 王位を奪おうと、現国王家に謀を企てている……………らしい。


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