5膳目。サンドイッチ

『……勢力を拡大しつつ接近している台風10号は、今日の深夜には九州地方に上陸し、そのまま日本を縦断する形となると予測されます。その際は暴風と雷雨に注意し、外出を控えてください……。続きまして……』

「台風ですって、今の内に準備しておかないと」

 蒸し蒸しした梅雨の食欲の無い時期にはつるりとした喉越しの冷たいそうめんが美味しい。

 つゆは市販の稀釈タイプだが、そこに美澄香さんが引越しの際に持ってきた手作りの梅干しから染み出した梅酢を入れればいくらでも食べられる魔法のつゆに大変身する。

 更にそこに美澄香さんの畑で取れたピーマンと、青じそ、オクラの天ぷらが添えられるだけでとても豪華で日本風情を感じられるご馳走になる。

 緑黄色野菜もたっぷり取れば、梅雨の終わりに控える夏バテも怖くはないだろう。

 しかし、それでもテレビニュースで毎日報道される台風の進路には。大好きな昼食の時間といえども美澄香さんは浮かない顔をしている。

「まだトマトが青いんですよ、吹き飛ばされなければいいんですけれど」

 朝から強めの風が家中をバタバタと叩き、風鈴なんかは発狂したようにチリンチリンとその身を打ち鳴らしている。

 心配そうに庭先のトマトや他の野菜の収穫に支障がないかと言う美澄香さんだったが、オバQの様な形を取り、トコトコとショゴスが空になった器を下げれば、笑顔でそれに応じる。

「べんりでしょう?」

 ヴルトゥームちゃんもショゴスに器を下げさせて言った。

「ほうししゅぞくは しゅじんにしたがうことをこうふくとしますからね おしえればなんでもこなしますよ」

「本当に助かるわ、有難うね」

 美澄香さんのお礼の言葉に、丸々黒々とした目をぱちくりと瞬かせて「テケリ・リ」と鳴き、台所へと引っ込んでいった。

「今のうちにできる限りの台風対策しないと、ヴルトゥームちゃん、手伝ってくれる?」

 美澄香さんの申し出に、ヴルトゥームちゃんは「もちろん」と頷いた。

「みすかのねがいを、どうしてことわれましょうか。ねえあにうえ」

 にこやかに笑むヴルトゥームちゃんが、早々に食べ終わり、ガラス戸をびったり閉めた縁側に立ちぼんやりと外を見るハスターさんに声を掛ける。

 が、普段の彼ならばはっきりと返ってくる返事が無く、覇気のない「うん」という、おざなりな言葉しか返ってこなかった。

「ハスターさん?どこか具合でも悪いんですか?」

 早々な夏バテだろうか、と美澄香さんが心配そうに声を掛けても彼の返事は「あー」とだけ。

 耳をたなびかせながら犬小屋から顔を出しているビヤーキーも、主人の異変にどこか落ち着きがないように視線をキョロキョロとさせている。

「……ヴルトゥームちゃん。ハスターさん一体どうしちゃったのか分かる?」

 ひそり、とちゃぶ台越しに身を乗り出して、ヴルトゥームちゃんにそう訊ねる美澄香さん。

 どこか上の空なハスターさんを心配しての言葉に、ヴルトゥームちゃんは緑色に瞳を輝かせて微笑んでみせた。

「いえいえごしんぱいなく。あにうえはきになっておいでなのですよ」

 片付けものが終わったショゴスが、一声掛けて持ってきた麦茶を貰い、一口で半分ほど乾してから続ける。

「あにうえは かぜのかみです。たいふうが、きになってしかたがないのですよ」

 ヴルトゥームちゃんの言葉に、美澄香さんはなるほど。と納得した。

「ハスターさん。なら今日は遊びに行きますか?」

 何気なく、そう本当に何気なくそう言った美澄香さんの言葉に、物凄い勢いでハスターさんは振り向いて。

「いいの!!?」

 と、ここに来て一番の大きな声を上げた。

 その瞬間、彼の黄衣がふわりとたなびいたかと思うと、彼の足元から這うようにゆったりとした風が巻き起こり、茶の間の床を流れ、壁に舞い上がり天井に当たって散る。

 ヴルトゥームちゃんと違い、力の出しどころが無い為にごく稀に部屋干しの洗濯物に風を送って貰う事にしか彼が風を巻き起こすのを見たことが無い美澄香さんは、靡いた髪を手櫛で直しながら頷いた。

「どうぞ、たまにはお外に出ないと」

「わぁ……!」

 久方振りの外出に、心踊らせるようにハスターさんは再び空を見上げたが、急にしゅん……と肩を落としてしまった。

 その明らかな変わりように、美澄香さんは不安げに眉尻を下げた。

「どうかしたんですか?」

 そう問いかけても、ハスターさんはしゅんとしたまま話そうとしない。

 が、心情を察したらしいヴルトゥームちゃんが、にこやかに代弁し始めた。

「あにうえは、ミスカのりょうりがたべられないかもしれないと、しんぱいのようです」

「ヴルトゥーム!!!」

 彼の代弁を遮るようにまたも大声を張り上げたハスターさんだったが、それが逆にハスターさんの図星であると周囲に知らしめてしまったと理解すると、フードを握り締め、ただでさえ深いのに下に引き顔が出るはずの穴をすっかりと覆ってしまった。

 どう見ても気恥しがっているように思える。

 今迄見たことの無いハスターさんの様子を、茶化す事もせずにニコニコと微笑みを浮かべて美澄香さんはポンと手を叩いた。

「じゃあお弁当を作りますね!」

「おべんとう?」

「はい!美味しいお弁当ですよ!何時頃お出掛けするんですか?」

 アイロン台の上、午前中に皺一つなく綺麗に整えられたエプロンを手に取り、時計を指差して彼女は聞いた。

 ハスターさんは、少し考えるように時計と外を何度か見比べていたが、すぐに「今晩3時頃」とだけ答えて視線を美澄香さんに戻した。

「じゃあサンドイッチにしますね!ショゴスちゃん、お手伝いしてー」

 美澄香さんはエプロンを身につけながらそう台所に声をかければ、洗い物をしているらしいショゴスは「テケリ・リ」と声高に返事をする。

「サンドイッチ、わたしがきたときにふるまっていただいたあれですね」

 ヴルトゥームちゃんがちゃぶ台に手を付いて身を乗り出しつつそう尋ねれば、美澄香さんは「そうですよー」と笑みを浮かべた。

 確かあの時中身はハムとチーズとたっぷりレタスだったはずだ。と、ハスターさんは辛子マヨネーズの鼻に抜ける風味と、それを中和する瑞々しいレタスと、調和し合うハムとチーズの旨みを思い出して喉を鳴らした。

「ショゴスちゃーん。お鍋にお湯を沸かしてくれる?沸くまで一緒におジャガの皮むきしようねー」

 後ろ手でエプロンの紐を結びつつ、台所へ小走りに駆けて行きながらショゴスに指示を飛ばす。

 そこから暫く、風の音にも負けない程、楽しげな美澄香さんの声が通路を渡って二柱の耳に届いていた。

 ちなみに、その日のおやつはパンの耳を揚げて砂糖をまぶしたものであり、ヴルトゥームちゃんがこれをとても気に入った様子で兄弟間で争奪戦が繰り広げられたという。



 深夜三時、山間と言っても日本に上陸したらしい台風の大きさを語るような雨を含んだ強風がハスターさんの黄衣を叩きつける。

 しかし、人間であれば怯んで立ち往生しそうな悪天候でも、ハスターさんはフード越しの瞳を心地良さげに細め、楽しげに鼻歌まで口ずさみ始めていた。

 そして、舞うように2、3回くるりくるりと回った後、人型の両足を一瞬にして元の姿に近しいタコのような6本の触手に戻し、飛び上がった。

 雨粒が当たる、風が抵抗するように身を押し返そうとする。

 ああ、その力強さのなんと心地よい事であろうか……!

 風の中心を目指し、舞うように空を飛ぶハスターさんは、胸の中に込み上げる感情のままに「アハハハハ!」と笑いはじめた。

 瞬間、暴風にフードが煽られた彼の神は、横長楕円形の多眼を持った、山羊の角を持つ、人とも獣とも判別のつかない、まさに名状しがたき素顔の一部を晒した。

 さらに黄金の、長い長い頭髪が風の流れに乗って現れる。

 たなびく黄衣と黄金の頭髪、それが風を切りつつ舞う姿は、王であるという他無く。

 笑い声は空に木霊し、雷鳴となり雲間を駆け巡る。

 その力は、まさに神であるとしか形容し難い。

 ハスターさんは、自然の風と目いっぱい戯れたあと、暗雲を突き抜けて満天の星空の下にその身を晒した。

 黄衣はすっかりビショビショであったが、ハスターさんは夜空の星の線を幾つか触手でなぞると、一瞬にしてその衣は乾ききる。

 ハスターさんは衣を数度払い、頭髪をしまいこみながらフードを被り直すと、満足そうに足元に広がる暗雲の絨毯を見て瞳を細めた。

 ーー……ああ、楽しかった。久し振りの戯れだった。

 ふぅと息を吐き、腰を下ろす。

 そして黄衣の中、大切に抱えていたそれを取り出した。

 クローバー柄の可愛らしい布に包まれたサンドイッチと、肩掛けのベルトが付いた保温性のスープジャー。

 幾本もの触手を器用に操り、膝の上にサンドイッチを置いて包みを解き、スープジャーの蓋を取って中身をカップに注ぐ。

 ジャーの中身は黄色く、芳醇な甘い香りが大気に広がった。

「わぁ……!」

 美澄香さん特製コーンスープ、保温の質が良いのか触手にじんわりと温かさが伝わってくる。

 衣は乾いたといえ、雨風に打たれた体は冷えきっている。

 ハスターさんは、聖杯を賜ったような恭しい動作でプラスチックの容器に満たされたスープにそっと口を付けた。

「ああ……」

 思わず零れた恍惚の溜め息。

 舌に広がる、砂糖とは違う野菜の持つ甘さと、牛乳のまろやかさが絶妙で、胃の腑に落ちる温かさが全身に広がり、蕩けてしまいそうになる。

 だが、本命は別にある。

 膝上に乗る、三つのサンドイッチである。

 ひとつは揚げ物、茶色く香ばしく挙がっている楕円形のものと、千切りのキャベツが挟まっている。

 ひとつは薄いブラウンの、鶏肉のほぐし身のようなもの。

 そして最後、これは見慣れた焼き目の付いた黄色いもの。

「たまごやき!」

 咄嗟に手に取ったのは勿論卵焼きが挟まったサンドイッチだ。

 その上からは水濡れしないようにと、確かラップという透明で薄いフィルムが巻かれている。

 それを、丁寧に取りながら、現れたサンドイッチに間髪入れずにかぶりついた。

 そして、すぐに気が付く。

 ーー……いつものと違う。

 そう、甘さが無い。その代わりにえも言えぬ塩気と旨みが口の中に溢れ出す。

 ーーあ、これは知っている。これはそう、出し巻き卵。

 風味は、確か1度味噌汁を作る美澄香さんが一口分味見させてくれたダシ汁の味だ。

 そして、砂糖を加えずに焼くその卵は、前に読んだレシピ本の出し巻き卵の情報と合致する。

 普通なら、パンではなく白いご飯に熱い味噌汁であろうが、それがなんとも不思議な事に、パンにも合うのだ。

「美味しい……」

 思わず言葉が漏れる。

 やはり卵焼き、ああ卵焼き。

 なんでこんなに美味しいのだろうか。

 卵焼きと自分、それを隔てる存在などありはしない。

 あったとしたら確実に吹き飛ばす、絶対に暗黒宇宙の更に果てに吹き飛ばす。

 相手が例え、我らが父神ヨグ=ソトースであろうとも容赦などしない。

 ハスターさんの卵焼き愛は、とどまる事を知らず、このままどこまで行ってしまうのだろうか。

 が、ふと卵焼きトリップから我に返ったハスターさんは、他2つに視線を落としてから卵焼きサンドを飲み込んだ。

 ーー後2つは何だろうか。

 卵焼きサンドを全て頬張り、次のサンドイッチに手を伸ばす。

 手に取ったのは、鶏肉のほぐし身のようなものだ。

 ラップを外し、ふと匂いを嗅いでみる。

 感じ取ったのが、黒胡椒のスパイシーな香りと、マヨネーズの独特の酸味だ。

 ーーマヨネーズは好きだ。

 新鮮なキュウリに付けて食べると美味しいと、ハスターさんは知っている。

 何ならマヨネーズひとさじ分でキュウリ丸々1本齧り付いていられる。

 その期待の中、あ。と口を開けて謎のサンドイッチを齧った。

 まず、舌先に走ったのはマヨネーズ、次いでジュワッとした油の旨み。

 鳥……ではない、これは。

「魚だ……」

 ブラウン色に、マヨネーズが絡まったその色合いで気が付かなかったが、この舌触りはまごうこと無く魚である。

 しかも、またこの魚は生臭くない。

 しっとりとした食感から、恐らくこれは油漬けにされている。

 焼いて、煮て、更に漬ける。

 千差万別に味も風味も変化する魚の無限の可能性、そしてそれを引き出す人間の、底知れぬ食への探究心にハスターさんは背中に怖気が巡るのを感じた。

 が、それも最後にピリッと刺すように感じた黒胡椒のお陰で意識をサンドイッチに戻す事が出来た。

 ハスターさんは、そこでようやく思い出したかのように咀嚼を始める。

 この魚のサンドイッチには、どうやら薄切りの玉ねぎも入っているらしくシャキシャキとした食感がまた素晴らしい。

 これもまた……美味しい。

 ーーああ、凄い。

 少し辛味で痺れ始めた舌を、コーンスープで癒しながら食べ進める。

 そして、2つ目もぺろりと平らげてしまったハスターさんは、最後の1つを掴んだ。

 揚げ物の挟まった、サンドイッチ。

 確か、この揚げ物の名前はコロッケ……もしくはメンチカツのはずだ。

 だが断言は出来ない、ハスターさんはコロッケもメンチカツもまだ食べた事は無いのだから。

 揚げ物といえば、お昼に食べた天ぷらが主であり、美澄香さんもどちらかといえば和食寄りの人間である。

 最近の洋食は、カレーライスが記憶に新しい。

 ちなみに、和食洋食の違いはレシピ本を読んで覚えたかなり新しい知識であったりする。

 ……それでもまだ曖昧であるが。

 ーーコロッケ……だろうか、いやメンチカツか?。

 クンクンと鼻を鳴らして匂いを確かめるハスターさんだったが衣にたっぷりと染みたソースの香りが際立っており、よく分からない。

 が、ふとハスターさんの脳裏に昼頃の美澄香さんの言葉が蘇ってきた。

『沸くまで一緒におジャガの皮むきしようねー』

 おジャガ、つまりはジャガイモ。

 今まで食べた中でジャガイモを使った中身は無かった。

 そうなると答えは一択。

 ーーコロッケだ!

 確信を持った回答と共に、ハスターさんの歯がパンに触れ、そしてキャベツとコロッケの層を上と下から一気に攻め入り両断した。

 ふわふわとしたパン、シャキシャキのキャベツ、そしてソースと続いてハスターさんの舌に広がったのは……茹でて潰したジャガイモに甘辛く炒めた挽肉の味。ハスターさんご名答、これはコロッケであった。

 ーーやった!

 正解の嬉しさに上機嫌になりながらも、初めて食べるコロッケに自然と神経が研ぎ澄まされていく。

 揚げたてはサクサクしているが、ソースを吸ってしっとりとした衣の食感は新しく、熱々を食べるのが揚げ物の正解だと信じていたが、冷めてもなお衣の中で閉じ込めていたジャガイモの素朴な旨みと甘辛い挽肉の力強い味。

 更に、衣に染みたソースの濃い味を、適度に薄めるキャベツの良い仕事と言ったら。

 まさに渾然一体と表現して良いだろう。

 この芸術ともいえるこの味を、称するものは他に無い。

 それに、この満足感ときたら。

 一口飲み込む毎に、胃にどっしりと溜まっていく感覚がある。

 これは、目一杯戯れた神の空きっ腹を満たすに適した食べ物と言えるのではないだろうか。

 コロッケサンドもペロりと平らげ、最後の一杯まで温かさを保ち続けたコーンスープを飲めば、すっかりハスターさんの胃はパンパンに満たされており、えも言えぬ多幸感に包まれていた。

 何せ、大好物の卵焼きに加え、またも未知の美味という知識を刻み込むことが出来たこの喜び。

 知識も胃も満たされる、このような行為は食事を介して他は無い。

 それに、遊び終わった後の格別な事と言ったら……!

 ハスターさんの2本触手は、自然と人の手がその掌を合わせるように、美澄香さんがいつもそうやっているようにあの形を作り、一言。

「ごちそう、さま、でした」

 呪文を言い終え、ハスターさんはくちくなった腹をさすりながらテキパキと後片付けをしてしまうと、いつの間にやら足元までに移動していた暗雲の大渦を見下ろして、呟いていた。

「畑のトマト、僕の分が少なくなると困る」

 そう、言い終えるか終えないかのうちに、大渦……つまりは台風の目に向かってハスターさんは「ふっ……」と軽く息を吹き掛けた。

 その途端、渦はゆるゆると解け、暗雲の色は薄まり、数分もしないうちに巨大台風は勢力を弱める所か日本列島を通過する前にその存在を消してしまったのだった。

 もう、ハスターさんの足元には真っ暗な日本の大地と周りを取り囲む海しか見えない。

 ーー帰ろう。

 場所が分かりやすいように、居間に置いてきた黄の印の気配を見つけ、ハスターさんは流星のようにその場所に向かって急転直下に降りていった。

 落下するハスターさんは、忌々しい海を睨め付けていたが、その水平線の彼方から昇る朝日に目を細め、大きく欠伸をした。

 その時、ハスターさんは余韻が消える前にお布団に入って寝たいと思い、また大きく欠伸をした。




『……日本列島を縦断する予定でした台風10号ですが、九州地方を抜ける前に突如その姿を消しました。この件について気象庁は原因を突き止めるべく調査を進めるそうです。

 ……ですが、台風が過ぎ去ったお陰で日本全域は晴れ予報、トマトなどの夏野菜は良く育つでしょう……

 続きまして、都道府県別の天気予報です……』


(To be continued→)

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る