第20話 カクヨムがこの先生きのこるには(3)

 いやはや。


 最近のカクヨムには、ハートマークとか応援コメントとか、よく分からない機能が追加されてたんですね。応援コメントへの返信遅くてすみません、数日置きにログインしてるので、結構反応遅めです。


 ハートマークと星との違いがまだ分かってませんが、きっとハートなのでポジティブな意味でしょう。ハートは心臓を表してたり、女性の体の丸みを表していたりするらしいですからね。世紀末救世主伝説においてもハート様は丸こくって、可愛らしいキャラクターでした。間違いない。


 多分、作品全体の評価が星で、各話ごとの評価がハートみたいな感じかな?

 なんにしても嬉しいです。ありがたやー。



 さて、本編へ。


 前回の予告どおり、ニコニコ動画との連携について考察してみましょう。

 毎度の事ながら、ぱっと思いつく程度なので、細かい突っ込みは無しで!


 それでは、ニコニコ動画とどのように連携するのか!?

 色々ありますが、とりあえず出来ればいいなと思うことは。



『小説を動画化する』



 ということです。

 小説は読む習慣が無い人からすると、読み進めるのがなかなか大変です。


 ですが、『誰かが読み聞かせてくれれば』物心ついたばかりの子供だって話を理解することができます。もし、実況動画のように誰かが物語を読んでくれるのなら、小説のハードルを著しく落とすことが出来るでしょう。


 では、誰に読んで貰うのか?

 それは簡単、今では『自動読み上げソフト』が沢山あります。


 例えばニコニコ動画内のサービス『ニコ生』でも、生放送中の実況者はコメントを一つ一つ読んでいる暇がないので、自動読み上げソフトを耳で聞いてから視聴者と対話をします。このように、文字を目で追って『読んでいる暇は無い』が、読み上げてくれるのなら『聞いてやろう』というユーザーは結構多いと思うんですよね。


 だから、小説を読み聞かせるタイプの動画を作る、というのは新しい小説の形や、動画サイトとの連携を図る上で検討の価値があるかと思います。


 また、自動読み上げソフトを使わなくとも、生身の人間を使うという手があります。例えばニコニコ動画では、自動音声ソフトであるボーカロイドを活用して作った曲を、通称『歌い手』さんが歌って再生数を伸ばしたり、歌い手さん自身が歌手デビューするケースが多々あります。


 これと同じように、小説を朗読する『読み手』さんが現れて、動画の再生数を伸ばしたり、読み手さんが将来的に声優業に関わるチャンスを作ったりするのも、新しい試みではないでしょうか。


 そういう文化が定着していったなら、カクヨムのwebコンで、優勝者は声優の○○さんが作品を朗読してくれます、なんていうのも実現できるかもしれません。折角色んな技術やweb文化が進歩しているのだから、小説もただのテキストデータではなく、色んな形に進化していっていいと思います。


 また、ここが凄く大事なポイントなのですが。



『動画化できると、データをあちこちに設置できる』



 んですよね。


 これについて説明しますと、例えば、仮に本数冊分の作品がカクヨムにあったとして、そのうち1冊分を動画化したとしましょう。その1冊分の動画の最後で、『まだ動画化されていない最新話は、カクヨムで連載中!』などと広告しておけば、話が面白かった、続きが気になるという人はカクヨムにアクセスすると思います。


 カクヨムに来た読者は、既に動画で設定や登場人物を理解しているので、いざカクヨムで話の続きを読んだとしてもストレスが少なくて済みますよね。


 そして、小説を動画化することによって、ニコニコ動画に関わらず、youtubeなどを含めた、様々な動画サイトにも掲載することが出来るというメリットが生まれる訳なんですよ。『テキストデータ』ではこうはいきません。


 きっかけはニコニコ動画を含めた、様々な動画投稿サイトであって良いのです。そこからカクヨムへと、読者を引っ張ってこれれば良いのですから。イメージ的には蜘蛛のように色んな動画サイトに網を張って、かかった読者をカクヨムへと誘導する感じでしょうか。むしゃむしゃ。


 これを実現するにあたって、始めはカクヨムの人気作品やコンテスト入賞作品でもいいので、カクヨム運営さん側が小説の動画化を行って、ニコニコ内でピックアップするとかしてみれば良いでしょう。とにかく、入り口が小説のままだと読んでくれないライト層を引き込むのが目的です。


 もし動画化するのが書籍化済みの作品ならば、PV的な役割も果たせるので上からもGO(お金や指示)が出やすいかもしれませんね。とりあえず、他のweb小説サイトとの差別化の為にも、小説を動画化するという試みはアリかもしれません。


 また、先日述べた『ニコニコ動画とアカウントを共有する』を合わせて実施すれば、更に期待値上昇が見込めそうですね。来てくれた読者が、もれなくアカウントを取得してくれるのが理想です。読者増えろ。運営がんばれ。


 より色んなカクヨム作品が読んでもらえると良いですね。



 ニコニコとカクヨムの連携については、もっとありそうです。


 次回はちょっとカクヨムというよりは、株式会社カドカワの方針(出版関連)についても述べてみたいと思います。このままじゃ、角川文庫とドワンゴが一緒になった意味が無い気がするし、何かやってることがビジネスとして小さい気がするので。





 来週中には書けるかなぁ。


 それでは機会あればまた後日。 ノシ

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