幻想級アイテムの問題

今回は計算ばっかり&きつい話です。


今回の話は計算ばっかりであり、非常につまらない話である。

また、全世界においてプレイヤーの質や海外遠征を一切考えていない為、プレイ時間を一切考慮していない為、実際の様子とは多分違っていると断っておく。


幻想級アイテムの実際の数ではあるが、自作Rander Power(仮)において全世界で20,000個と計算した。

この時自分は1サーバごとに500個のアイテムが渡されていると言うふうに判断しており、実際には最高500個であった。


それでは改めて計算しなおそう。

自分は1拡張パックあたり各1サーバ最高500個と判断して計算している。

それでは何個あるかの計算であるが……ここでは幻想級が出始めたのが6拡張パックとして計算することにする。

それ以上の場合、レベルの関係で使えなくなっていると判断した。


まずエルダー・テイルには13の大きなサーバが存在する。それぞれが毎拡張パックごとに300個の幻想級アイテムを放出するとしよう。

13*300*6=23,400個が存在する事になる。

これを全世界のプレイヤーが奪い合う事になるのだ。


エルダーテイルの全世界のプレイヤーは2000万人、日本では10万人。

幻想級アイテムの比率がプレイヤー人数に比例するとして、

23,400/2000万*10万=117個。

23,400/2000万=0.00117

幻想級アイテムの持ち主は1000人に1人だったりするのだ。


これはもちろん、プレイヤースキルを考えていない場合の設定だ。

レイドの挑戦数はもちろんのこと、幻想級アイテムの出しやすさも問題となってくるだろう。

日本サーバ独自のクエストには海外サーバの人間は入ってこられないので、そのあたりの事は一切考えない(考えると面倒なのだ)。


さてこの117個だが、日本で何らかの形で幻想級アイテムの所持が確認されたギルドは

『D.D.D』『黒剣騎士団』『西風の旅団』『シルバーソード』の4つ。

おそらく『ホネスティ』や今は消滅した『ハウリング』ギルドではないが『放浪者達の茶会』も持っていたと考えていいだろう。


ここではすべてのギルドが同じ数だけ持っていたと考えよう。

そうなると117/7=16.7。1ギルドあたり16~17個しか持っていない計算になるのだ。


無論、これは『日本サーバに幻想級アイテムが海外プレイヤーに奪われている』と言う前提で成り立っているものだ。

もし、これがサーバ間での奪い合いはそれほど発生していないと考えた場合、300*6=2400個の幻想級アイテムが存在してると考えられる。


そうであれば、2400個/7=342個とやや多めに幻想級アイテムが存在する事になり、幻想級の所持ラインは下がっていく事になるのである。


そうであれば、Honey Moon Logsの玲央人が幻想級の装備を持っていたのでこっちの方が正しいのだろう、多分。


何で海外サーバのメンバーは日本サーバを狙わないんだとかそう言う話は置いておく。

そうなってくると悲惨なのが参加人数の多い海外サーバだ。只でさえプレイヤー人数が多いのに、アイテムの数がほぼ同じなのだ。プレイヤーの数は相当数にのぼるだろうし、奪い合いも必至だ。

奪い合いは激烈になる。奪い合いに奪い合いが続く可能性だってある。

おそらくそういうサーバでは幻想級アイテムの数を増やすことで、対処をしているものだと思われるがそのあたりの設定はよくわからない。


無論これはかなり幻想級アイテムの数を多く見積もっている。

実際にはこれらの数より少ないだろうし、ソロプレイヤーがポンポンと手に入れられるものではない。


レイドを組むためのパーティー編成力、必要な素材を集める忍耐力と時間、その他さまざまな要素が固まって初めて幻想級アイテムを手にすることができるのだ。


今思いつのたのだが、日本はそう言ったアイテムを手に入れやすい土地柄なのではないだろうか?

誰も彼も幻想級アイテムの習得を目指していない。ささやかにゲームを楽しみささやかにアイテムを作りささやかに商売をし続けた人間が日本サーバの『D.D.D』や『黒剣騎士団』を支えたのではないだろうか?


アイテム詐欺師に厳しく、挑戦者に優しいそんなサーバだったのではないだろうか?

幻想級アイテムを持つものに警告する。幻想級アイテムの冒険者は1000人に1人。その1人になる為にあなたは何をすべきで何故手に入れるべきなのかそれを思考せよ。

もしもそれが1人で手に入れた物ならば、それほどつまらないものは存在しないだろう。たった1人の思いの詰まった道具などどうでもいいものだからだ。

その武器1つを手に入れるのにどれほどの物をかけてきたのかを思考せよ。

そして、手に入れたクエストのNPCに哀悼を………。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る