深く考えさせられてしまう。

誰しも一度は「こんな恥ずかしい思い出を記憶から消したい!」なんて考えたことがあると思います。小説に登場する人物が消したいものはもっと真剣な辛い過去ですが、辛いものほど嫌なものはない。この作品を読んで「では人は何のために記憶し、その記憶は何の為にあるのか」について深く考えさせられました。きっと皆さんも読んだ後、頬杖をついて考えているはずです。