02

----------------------------

 親愛なるお兄ちゃんへ。

----------------------------

 ハロハロ、お兄ちゃん♪

 大学お休みだからってグータラしているお兄ちゃんへミッション!

 もし無視して消去しちゃったら

 激おこプンプンな妹が元気になるまでお尻ペンペンの刑!!

 これじゃあご褒美だよね?

 もぅーお兄ちゃんのエッチ!

 でもそんなお兄ちゃんも大好きだよ♪

 そうそう、ミッション!

 15時までに来夢の体操着袋を届けよ。

 以上!!

 

 妹は妹でもいつでもLove Youな妹。来夢らいむより

----------------------------




「……ちっ。来夢の奴、変なメールを送りつけてやがって。こっちも暇じゃないのにな」 

 俺、三上 一(みかみ はじめ)はスマートフォンに保存された血縁関係が誤解されそうなメールを閉じ先へ急ぐ。

「まさか高校生の妹へ忘れ物を届けに行くとかな」

 本相模川が望める花見坂は5月ということも有って新緑の清々しさで溢れている。

 そんな中を体操着袋担いで登るとか、どう考えても変質極まり無いスタイルにため息一つ。

 この変質具合は坂を下る女子高生も認識しているらしく、右手にスマホ、左手に防犯ブザーを装備しながら話をしている。

 別に襲ったりしないから安心しろ。

 そこまで節操が無い人間じゃない。



 さて、不審の目を潜り門の前に着いたが、どうするべきか。

 あの警備員も無線でやり取りしているし、そんなに体操着袋を持った大学生が不審か? 

 小さな女の子の写真を保持していないし、大より小が好きとか変な趣向はない。



「……何してやがるのですか」



 ましてやこんな小学生に声をかけられて胸がズキズキするとか……ずきずき?

 視界の外からの妙な威圧で視線を落とすと、社会のゴミを抹殺するような細い目で睨まれていた。

 例の議員さんのような聞こえませんアピールが出来ない俺は紳士に言葉を受け止める。

「別に怪しい者じゃ無い」

「くそ怪しいです。ここは女子校。あなたのような忌々しい男が来れる場所じゃねーです」

 と敬意の欠片もないですます調で話す小学生……いや、来夢と同じ型の制服を着ているから有栖川ありすがわ学園の生徒か?

 日本人形を型取ったような身体は我が妹君より小柄で、不釣り合いなショルダーバックの底が地面すれすれだ。

 腰まで滴る黒髪はさらさら揺れ、小さな唇をムッとさせる姿をちょっと弄くりたくなるが現行犯逮捕確定なのでノーアクション。

「言いたいことは分かるぞ? 俺はちょっと野暮用で来ただけだ。心配するな」

「……不法侵入ですか。訴えるです」

「いやいやいやそれは早計すぎるだろ」

「……早漏……逮捕です」

「いやいやいやいやいやいや、早漏じゃない、早計だ。大体、早漏が犯罪とか酷すぎません?」

「それはすまねーです。ぷっ」

 鼻で笑われたよ、俺。

 なんでこんな色々と未発達な奴に言われなければならないのか、とセクハラ紛いな台詞を脳内再生していると、奥の方からやたら図体のデカい奴がこちらへ向かってくる。

「漆! てめ、オレに荷物持たせて先に行きやがって……って、男!?!? ちっ、離れろ漆っ!!」

 重そうな荷物を抱えてきた金髪サイドポニーのヤンキーもどきが、驚愕な顔で俺の眼球目掛けて指してくる。

 こえーよ、超こえーよ。

 すれすれの距離に命の危機を感じた瞬間、胸倉を締め上げられる。

 おいおいマジかよ。

 60キロ近い俺を片手で持ち上げる腕力、こいつ本当に女子高生か?

「いきなり手出すのは卑怯だろ」

「あぁ!? てめ、漆が抵抗できないお子さま体型だから手出したんだろ!?!? ロリコン野郎はみんなそう言って漆を誑かすんだ」

 経験済みなんだ。

 俺はそのロリコン野郎の凡例には当てはまらないけどな。

「ほら、ここ見てみろ」

 苦し紛れに体操着袋のネームを指す。

「三上 来夢って書いてあるだろ? 俺はこいつの兄で頼まれただけだ。忌々しい気持ちは無い。ホワイトだ」

「あ? ちょっと貸せよ」

 ハッと目の色を変え腕の力が弱まり着地、体操着袋をぶん取られる。

 ふー、助かった。

「確かに来夢の名前だ。じゃあお前があいつのアニキか?」

「お前の脳裏に浮かんでいる来夢が三上 来夢なら間違いなく俺の妹だ」

「へぇー。じゃあこいつが来夢の言っていた野球経験者のアニキか」

「野球経験者?」

 聞き捨てられない言葉に怪力女の言葉を繰り返す。

 別に妹と不仲ではないが、高校に入学してから多忙な感じで課外活動のことまで聞いたことが無い。

 まぁ、俺の妹に限って彼氏とデートとか不純な理由ではないと信じていたが、まさかな。

「しかし、ひょろいもやしみたいなのがなぁ……あいつが言っていたイメージと違うな」

「イメージ?」

「あ、あーそれはこっちの話だ。男が細かいこと気にすんなっての」

「なら、これを渡してくれるとありがたい。俺は用事が有るからこれで」

「おい、ちょっと待てよっ!」

 さっさと帰宅しようと回れ右すると、加減を知らない手のひらで俺の二の腕を掴まれる。

「俺だって暇じゃないんだ。さっさと帰って課題を終わらせないと単位が」

 と適当な理由を述べるが

「そんなの気合いでどうにか出来るだろ? オレたちの試合は今しかねぇーんだからな? 終わったら胸でも尻でも好きなだけ触らせてやるから来いよな」

 と彼女いない歴=年齢の俺にとって魅力的な提案をさらっと提示される。

 視線の片隅でジトー、と見つめている少女とは対照的な身体に触れることができるなら、と考えたら決して悪くない。

「……最低です。お縄にかかるがいいです」

 俺の心情が顔に出ていたのか。

 冷酷な少女の呟きに胸が痛い。

「勝手に言ってろ。それより試合って何だよ。まさか俺に監督をやらせるつもりか?」

 大学生の俺は選手として出られないし、可能性が有るとしたらそれしか思いつかない。

 まぁ、コーチって可能性も有るけど。

「そのまさかだよ、って言ったらどうする?」

「断る、って言ったら、お前らは試合出来るのか?」

 質問を質問で返すと意外そうに目をキョロキョロさせ、首を横に振る。

 どうやら俺が必要らしい。

 まぁ、妹が関わっている案件だし、身内の落とし前はつけるべきだろう。

「ふっ、分かったよ。今日だけな」

「おぅマジか!? サンキューな来夢のアニキ」

 アニキって照れくさいな。

「あー、俺は三上 一。呼び方は任せるがアニキってのは止めてくれ」

「アニキってのも良いと思うけどな。あっ、オレは清美きよみでそっちのちっこいのはうるし。まぁー適当に覚えておいてくれよな」

「ちっ、ちっこくねぇーですっ! それとこんなカレイかヒラメか分からねぇー男に紹介するなですっ!!」

 別に目が右にも左にも寄っていないのだが。

「怒るなって。取りあえず案内するからついてこいよな」

「おう」

 返事すると俺達は学園の敷地に踏み入れる。

 門をくぐるといかにもお嬢様らしい豪華な校舎が出現。

 ここが日本なのか、と率直な疑問が視線がちらばる。

 左手のグラウンドは天然芝だし、右奥の陸上トラックはオリンピック中継とかで目にした風景と似ている。

 公立高校出身の俺にとっては非現実的な設備の数々だ。

 気品あふれるお嬢様達がホップ・ステップ・ジャンプしている姿がとても眩しい。

 そして、奥に進むと巨大な板……バックスクリーンが眺められる所までたどり着く。

 ここに来るまでの設備の数々で驚かされていたので大げさに驚くことは無いが、スタジアムみたいな作りはプロ野球チームのホームグラウンドになっていても可笑しくない。

 公立の俺、お嬢様学校に通う妹。

 この格差について家族会議を開く必要が有りそうだ。

「ほらっ! あっちから入りな。俺たちは向こうで調整しているから部員に挨拶しとけよな。いくぞ、漆」

「言われねぇーでも分かっているです」

「ちょっ! ……って、行っちまった」

 完全放置された形で丘の上に残された俺は清美が示した方向へ歩くと、次第に運動部独特のかけ声が鼓膜を擽る。

 嫌だ、行きたくない。

 高校時代のトラウマが脳裏を過るが、お嬢様学校の中心から逃れるにはリスクが高い。

 お縄にかかって人生終了は勘弁だ。



「あっ! お兄ちゃん!! こっちだよ、こっちぃーーーーーーーー!!!」



 斜面の中腹で球場の中を眺めていると、制服姿の我が妹が金網扉から半身を出して大きく手を振っている。

 はっきり聞こえる声は血縁を疑うが、戸籍謄本で確認済なので紛れもない妹だ。

「お兄ちゃーーーん!!」

 ご主人様を見つけたワンコのごとくツインテールを激しく揺らしながら近づき、熱気が肌身で感じられる距離に接近すると、小さな身体の両腕が広がる。

「会いたかったよー!!」

「こらっ、これ以上近づくな」

 右手を前に、来夢のおでこへ。

「むぐっ! お兄ちゃん酷いよぉー」

「お前は俺を犯罪者にするつもりか」

「うぅー、そんなつもりは無いよ。兄妹として当たり前のコミュニケーションだよ」

 知るか、そんなの。

「……ほらよ。来夢が言ったとおり持ってきたぞ」

 体操着袋を渡す。

「うんっ! 信じてたよ、お兄ちゃん♪ 途中で中身くんかくんかしなかった? 実は昨日体育があったんだけど洗い忘れちゃって。お兄ちゃんが公衆の面前で『ふっ、流石妹君、ワシの趣向がビンビンだぜっ』とか言って逮捕されちゃうかと思って心配していたんだよ?」

「誰がそんなことするかよ。変態じゃあるまいし」

 てか、ワシとか言わないし。

 ワシとか言っている奴が妹フェチとかどんだけ拗らせているんだよ。

「えー、そう? でも例えお兄ちゃんが最近ちょっとおかしくなっても温かい目で見守ってあげるから安心して♪ あ、もし溜まっちゃったらいつでも放って大丈夫だからね」

「放つって何を」

「えー、それを妹の口から言わせる何て鬼畜なお兄ちゃん♪ それより体操着持ってきてくれたついでにお願いしたいことがあるんだけど。てへ」

 ここで切り出すのか。

 いかにも試合前な状況で切り出せば断ることはできない、と踏んでいるのだろう。

 まぁ、俺もある程度の覚悟は出来ている。

 一試合だけなら妹の我儘を聞いても罰は当たらないだろう。

「練習試合の監督だろ? さっき、清美って奴から聞いた」

「えっ? 来夢が直接お兄ちゃんにサプライズしたかったのにー」

 そう言って顔を膨らませる。

 俺の方がプンすかしたい立場なのにな。

「ここに来たのも何かの縁だし、一試合だけやってやるよ」

「本当!? うー、やったーお兄ちゃん大好きぃーー!!」

「そう言ってハグしようとするな……それより質問が有る」

「なーに? お兄ちゃん」

 キョトン、と見上げる来夢が首をかしげる。

「……なぜ、黙っていた。知っているだろ、……野球が嫌いなこと」

 公式戦に限らず、練習試合でも暇さえ有れば見に来てくれた来夢。

 誰よりも声高に応援してくれた。

 守備でミスした時もあいつだけは擁護してくれた。

 野球から離れた時も攻めずに「お疲れ、お兄ちゃん!」と声をかけてくれた。

 そんな兄想いの来夢が、なぜ苦しめるようなことを……。

「うん、分かっているよ。我儘なことだって理解しているよ?」

 来夢は半歩近づき俺の小指を摘まむ。

「でも今回はどうしてもお願い。監督さん、今入院していてね。ちょっと不手際で天羽学園さんが来ちゃっているの」

天羽あまはね? あの天羽か?」

「お兄ちゃんも知っているよね。ここずっと全国に出場している学校。特に今年はめちゃ強いって清美先輩が言っていたよ」

 天羽学園。

 この地域で野球をするやつなら知らない奴はいないだろう。

 全寮制のスポーツ科が設立されており、どの部活も全国区の実力を持っている。

 かつてのチームメイトも何人かそこで野球しているしな。

 無論、女子野球も全国区の実力を持ち、俺の現役時代では全国制覇した記憶が有る。

「そんな大御所がここで練習試合とか。結構暇を弄んでいるんだな」

「ぶぅー。そんなこと言っちゃ駄目だよ。ちなみに、一軍は遠征しているから今日来ているのは二軍だよ。それでも全国区だから凄いんだよ」

 まぁ、強い学校には良い選手が集まるからな。

 俺も競争の世界で生きていた過去が有るし天羽の事情が理解できる。

「そうか」

 だが、腑に落ちない点も有る。

 来夢が言うとおり、ただ強いチームと試合をやる為だけに俺を呼んだのか。

 それとも、他に意図が有るのか。

 疑心が湧き出るがここで聞いても追いつめるだけだし、何より来夢の期待に応えたい俺もいる。

 正直、試合をやるだけなら適当な先生を連れて来た方が単純明快だし、相手にとってもこんな平凡な大学生が指揮するより教師が座っていた方が見栄えがいい。

……何を考えている、来夢。

 普段なら表情だけで喜怒哀楽度合がインスピレーションされるのだが、今日は調子が悪い。

「それで、野球部って何人いる」

「え? うーんと、ブルペンにいる漆先輩と清美先輩を含めて9人かな」

「つまり、全員出場。替えはいないってことだな」

「うんっ! 今日はスーパー来夢ちゃんお披露目おけおけおっけーだよ!」

 と両手の親指と人差し指で輪を作って顔の横でぴょんぴょこする。

 来夢は簡単に言うがかなりのハンデだ。

 一人でも怪我すれば試合が出来ないし、大胆な戦略もやりづらい。

「問題はリリーフピッチャー。高校野球なら野手からピッチャーという流れは珍しくないが、肩を作る時間は限られるしプレイしていれば疲れは溜まる。つまり、最初から体力面で不利な状況で投げなければならないが……」

「おー、お兄ちゃんやる気いっぱいだね」

「いや、来夢の態度がちょっと気になるから好意的になっただけだ。俺の野球嫌いは変わらない」

 野球はチームスポーツ。

 どんなに凄い選手が居てもチーム力が無ければ負ける。

 監督は絶対。

 たとえ、決勝タイムリーヒットを打ったとしても監督の指示に背けば怒られる。

 活躍して良い人は決まっている。

 俺は活躍して良い人間じゃなかった。

 打つより球数を稼ぐ、ヒットより犠打、見せる守備より堅実な守備。

 高校時代、求められていたプレイスタイルだ。

 そして、二年前の夏の理不尽な記憶。

 俺は公立高校ながら毎回ベスト8以上の成績を残し、過去に甲子園出場した経験も有る県では名の知れた学校に所属していた。

 シニアチームの経験から一年でベンチ入り。二年以降はレギュラーとして試合に出場していた。

 そして、三年次の地区大会決勝。5年ぶりに決勝まで進んだこともあって、学校中が野球部甲子園出場に燃えていた記憶が懐かしい。


--2−1。9回の裏、ワンアウト1、2塁。

 長打が出れば逆転サヨナラの場面。

 打者、俺。

 俺に出ていた指示はバント。

 これまでの打席は犠打、犠打、四球。

 当然と言えば当然だろう。

 下手に打って内野に拾われればゲッツー、2つのアウトを献上しゲームセット。

 通算でホームランを打ったことは無い。

 後ろの打者はドラフト候補の平石、今大会好調の嶺井。

 平石を敬遠したとしても満塁で嶺井に回る。監督の指示に背く理由は無い。

 初球。

 これまで好投していた相手ピッチャーから放たれたボールは、ど真ん中のストレート。

 疲労が蓄積していたのか、先ほどの打席より球威が無い。

 無意識だった。

 身体は高揚感に包まれ横にしていたバットを引き、力を蓄える。

 振りぬくのに力は必要ない。

 フルスイングしたボールはセンターラインの一番奥、バックスクリーンを直撃……ゲームセット、俺達の甲子園出場が決定した。



 これだけなら美談だ。しかし、現実は悲惨だ。



 監督からは冷ややかな目で見られ、平石、嶺井は指名漏れ。

 二人は甲子園でも目立った活躍は無かったし、世間的に見ても自己の能力不足だということは明白だった。

 しかし、そう認めたく無かった二人は活躍した俺への当てつけか、ドラフト終了後呼び出されボコボコに殴られた。

 指示を破ったのは確かだ。

 でも、試合には勝った……責められる要因は無い、理不尽だ。

 そして気が付いたときには、野球を辞めていた。



「昔みたいな動きはできないし意欲も無い。きっとこれからも」

 グローブもバットも捨てた。

 趣味だった野球観戦もしていない。

 俺の生活から野球は完全に消えた。

「でも、お兄ちゃんは来夢のお願いを聞いてくれた。それだけで嬉しいよ」

 冴えた表情で軽く頬が上がる来夢。

 真摯な態度を貫いているが喜びを抑えられない、そんな来夢に対してはっきりした態度を示すことが出来ない自分が憎い。

 でも、それが今の俺だ。

「今日だけ、今日だけで良いよ。もう一度野球について考えて。お兄ちゃんが嫌って言うならそれで良いよ。もう野球をやろう何て言わない。約束する」

「あぁ、悪いな。こんな不甲斐ない兄で」

「不甲斐なく無いよ。お兄ちゃんは来夢のヒーローだもん」

「ヒーローか」

 懐かしい響き。

 今の俺には無縁の言葉。

 もしかしたら、来夢は昔の俺に戻ってほしいとでも考えているのか。

「お兄ちゃん?」

「あっ……悪い。少々感傷に浸っていただけだ」

「感傷?」

「来夢が気にすることじゃない。それより、さっさと着替えてこいよ」

「はーい。あっ、例え兄妹でも覗きは犯罪だからねっ! でも、お家では規制緩和してあげるから期待していてね」

「はいはい。分かったからさっさと行け」

 適当に聞き流すと来夢は怪しげな笑みを向けプレハブの方へ走り出し、俺は開けっ放しの扉から球場に踏み入れた。

 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る