4.それはきみが、サイだからだ

 黙っていたのは、たかだか数秒のことだったと思う。それでも美和には、途方もなく、取り返しもつかないほど長い時間に感じられた。時間が経てば経つほど、美和の本当のことを打ち明ける勇気は、心の奥底に押し込められていく。そして弁解や、保身や、開き直りや。そんなうんざりするような、けれども肌に心地の良い温みを持った言葉たちに、覆い隠される。


 楠見はテーブルに腕をもたせ、じっと黙っていた。その瞳は美和の告白を促しているのだが、すべて打ち明けた美和を許してくれるのかどうかまで読み取ることはできなかった。


――美和ちゃんの、嘘つき

――泥棒


 違うって。どれだけ言ったって、信じてもらえない。

 そうして違うって言えない人間になった。


 唐突に、激しい後悔に襲われる。雅史の誘いに乗って、宝石店から、依頼された以外のものを盗んだ。もしも――。もしもあの一回さえなかったら。巻き込まれたフリをして。誰かのせいにして。こんな能力があるから他人に利用されたんだって。それでもいい。自分も被害者なんだって言い訳して、それで軽蔑されようと罵倒されようと、全部話すことはできたかもしれない。


 だけど、あの最後の一件だけは。誰かのせいにできない。美和が自分の意思で、盗んだ。


 後悔に涙が込み上げそうになって、慌ててコーヒーカップで顔を隠すようにして、美和は首を横に振った。

「別に、問題なんてないよ。普通にやってる」


 楠見はしばらくの間やはり黙っていたが、やがて、「そう」と言って小さなため息を落とした。それから何か考えるように、またわずかな間を置いて。

「きみの、は、きみにとって正しいことかな」


 心臓が、掴みあげられたようにキュッと苦しくなった。知っているのだろうか。美和のしていることを、まさか。

 パフェのアイスクリームを頬張っていたキョウが、ちらりと美和に視線を向けた。

 美和は顔を上げられずに、コーヒーを一口飲む。


――美和の能力を使って、人助けができるんだ。いい仕事じゃんか


 違う。言い訳。


――お前の能力を使って稼ぐんだ。できるからやってんだ、問題ねえだろ


 正当化。思い込み。

 駄目だって、誰かに言って欲しい。そうだ、そんなことはやめろって。


「……あの男のことは、本当に知らないんだな?」楠見はもう一度、ゆっくりと訊いてきた。


 美和は、どうにか笑い顔を作る。たぶん、歪んだみたいに見えるだろう。

「……知らない。ストーカーかな。怖いなあ」


「くすみ。ストーカーってなんだ」

 パフェを食べ終わったキョウが、楠見に向かって目を上げた。楠見は少々苦い顔になって、横目でキョウを見る。


「後で説明してやるから、パフェ食べてろ」

「終わった」

「……もう一個食べるか?」

「イチゴパフェ」

「よし。ついでにコーヒーのお代わりを頼む」

「なんのついでだ」

「いいから頼む」


 釈然としない様子でドリンクコーナーに行くキョウに目をやりながら、無理やりクスクスと笑って、それから美和は意地悪く楠見を見た。

「ねえ。本当にお父さんじゃないよね」

「違うよ」


 一瞬イヤな顔をして、楠見はしばし視線を宙にさまよわせる。それから、瞳を美和に戻し。

「あの子はな」そう言って、ほんの少しだけ内緒話をするように身を乗り出した。「サイなんだ」


「……超能力者?」

「そう。きみとは種類が違うが、そういう特殊な能力を持っていて、俺の仕事を手伝ってもらっている」


 思わず息を呑んだ。初めて出会う、自分以外の超能力者――。


「仕事って……学校で?」

「違う。『裏の仕事』のほうだ。彼は優秀なサイでね。俺の仕事にはとても重要なんだ」

「だってまだ、子供じゃない」

「そうだけど、彼にしかできないことがあるんだ」

「だからいつも連れてるの? 仕事だから?」

「ああ。まあ仕事だけじゃないな。親がいないから、面倒を見ている。彼と、彼の兄貴とね」


 さらりと告げられた内容が、その口調に似合わず重くて、美和は言葉を失った。

「あの子……」わずかに言いよどんで、言葉を捜して。「どっか悪いの?」


 テレビに出てくる子役みたいにキレイな顔をしているが、どこか茫洋としていて、掴みどころがない感じがする。子供らしくないというか。それでいて、子供でも知っていそうなことも知らない。


「ん? どっか悪いって……」


 楠見は意外な質問を受けたというように一瞬目を見張り、それから苦笑気味に顔を歪めた。美和は慌てて言い繕う。


「や、だって。なんかいろいろ反応が妙だし。ストーカーとかさ。普通、知らない? そこまで小さくもないでしょ」



「五年生だよ。もうすぐ六年生になる」

「だったらさ」

「知能とか学習能力っていうことだったら、彼の能力は俺よりもきみよりもはるかに高いよ。ただ――」


 楠見はそこで、言葉を切った。それから少し、目を伏せる。軽く息を整えるように、楠見はカップの中の最後の一口を飲み干し。


「ずっと、他人と離れて暮らしていたんだ。彼はね。限られた人間としか接触せずに、学校にも行かずに。十年近く。だから、普通の十歳の子供と同じ知識がない。情動面にも不安がある」


 美和は、思わず目を見開く。その様子に小さく笑って、楠見は続けた。


「彼のサイの能力はとても大きくて、使い方を間違えると大変なことになる。それで、その存在ごと、ずっと他人に知られないところに押し込められて隠されていた。けれど、世話をしてくれていた人が亡くなってね、彼の能力を悪用しようとする人間が現れたので、俺が保護した。ちょうど一年前だ」


 どう反応していいのか分からないまま、じっと楠見の目を見つめている美和に、楠見はまた控え目な微笑みを向けた。

「十年分の知識だとか、普通の十歳児の感情だとか、子供なりの世間との繋がり方ってものをね、一年かけて学んだんだよ。すごい吸収力さ。ただ、さすがにまだ抜け落ちがあるな。まあこれからすぐに身につけるだろう」


「……ごめん」なんと言ったらいいのか判断が付かず、気づけばそう口にしていた。

 楠見は微笑みをしまい、先ほどまでと同じ静かな瞳を美和へと向ける。


「どうして謝る?」

「どうしてって言っても……」


 無遠慮な質問をして、立ち入ったことに触れてしまった罪悪感。そうして――けれども居心地の悪い会話の中に、美和は何か大切なものを掴みかけているような気がした。

 何かは分からないけれど、温かくて優しいもの。形の見えないそれを探ろうと、美和は思考に集中する。

 コーヒーを持ったキョウが戻ってきて、店員がイチゴパフェが持ってきて、それが半分に減ってしまうくらいの時間、楠見は黙って美和の思考がまとまるのを待っていたが、しばらくして唐突に話題を変えた。


「きみは、歌をどこで習った?」

「……え?」


 予想しなかった質問に、戸惑う。


「いや。いい声だから、どこかで本格的にやっていたのかと思って」

 さらりと言われた言葉だったが、純粋に嬉しかった。思わず口を開けたまま楠見の顔をまじまじと見つめてしまい、それに気づいて慌てた。顔が火照っていないだろうか。


「や、ちょっと。なに突然」言いながら、ふっと疑問が頭を掠める。「ははあ。そういう作戦にしたわけ?」


「作戦って?」

「だから。誉めて手懐けようとしてるんじゃないの?」

「俺がきみを手懐けて、なんの得があるんだ。もっとマシな想像をしろ」


 にべもなく言われて、舌を打つ。楠見は眉を顰めたが、美和の答えを聞くまで次の話を始める気はないとでも言うように、黙って腕を組んでいる。


「子供のころにさ」仕方なく、美和はそっぽを向いたまま口を開いた。「教会で。子供に音楽を教えてくれるアメリカ人がいてさ、最初はその人に」


 歌と、ほんの少しの英語。それから、何かにつけて誰かに感謝することを教えてくれた、黒人女性。彼女のふくよかな体と、大きな笑顔、豊かな声を思い出す。歌は今でも大好きだが、英語と感謝の心は忘れてしまった。


「あたしね、親に捨てられたんだよ」

 淡々とした口調でぽそりと言って、さり気なく相手の様子をうかがう。目の前の男は、特になんの反応も示さずに、続く言葉を待っているようだった。


「それで、教会のある施設にいたの。歌はそこで小学生くらいまでかな。後は、中学んとき合唱部に入ってみたんだけどさ。駄目だ」

 投げやりに言って、首を仰け反らせた。

「学校とか部活とかはどうも合わなくてさ。だから、その後は特に誰に習ったとかはないよ」


「独学か」楠見は吐息混じりにつぶやいて、少し考え。「本格的に勉強してみたいと思わないか?」


 ますます意外な質問に、美和は目を丸くする。

「……なに言ってんの」

「独学でそれだけの力を付けたんだ。いい指導者を見つければ、もっと上達するだろう? プロになりたいとは思っていないのか?」


「そりゃ……だって」思わず口ごもる。思わない、と言えば、嘘になる。正確に言えば、思わないようにしていた、だ。「だって。無理だよ。物凄いお金がかかるんだから」


「調べたことがあるのかい?」

「そりゃ……高校んときにさ。将来どうするとか、聞かれんじゃん。そのときちょっとはね」

「音大かな」

「……とか。プロダクションみたいなとこに入るとか、オーディション受けるとか。だけどいきなりプロになれるはずないし、研究生みたいなのもお金かかるし。音大なんか全然駄目。話になんない。学費が高すぎて」

「奨学金だとか、特待生制度だとかも調べた?」

「まあ、一応は」

「どのくらい?」


「どのくらいって」畳み掛けるような質問に、すっかり相手のペースに乗せられているような気がして居心地が悪くなってくる。だが、腹立ちよりも、戸惑いのほうが強かった。それでいて、この話を続けることに抵抗はない。


「学校にあった本を見たりはしたけど……」

「先生に相談はしなかったのか?」

「面談のときにチラッと言ったけど、本気にもしてなかったよ」

「たしかに今の日本では、なんの準備もなく普通科の高校から音大に進学するのはほぼ無理だな」

「ほらね、そういう感じで」


「そうか。――探し方を教えてくれる人がいなかったんだな」

 楠見は顎に手を当て、また少し考える間があって。「親御さんは、まったくの音信普通なのか?」


「オヤゴサン、だって」美和は笑う。「そんな高級な人たちじゃないよ。父親はもともといなくて、母親は……小学校に入る前かな。出て行って、それっきり。顔も忘れちゃった」


 楠見はまた少し考えて、心持ち声を潜めるようにして聞く。「お母さんが出て行ったのは、きみのアポーツの能力と関係があるのかな」


「さあね。聞いた話だと、すごく小さいころに何度か、知らない間にモノを取るのやっちゃったことあるみたい。本当にできるようになったのはずっと後だけど。だから、イヤんなったのかもね」

 できるだけ、あっけらかんとした口調で言ったが、楠見は真面目な顔で視線を斜め下に落とした。


「サイの子供は、家族と上手く行かない場合が多いんだ」

「そうなの……?」

「きみのところがそういう理由かどうかは分からないけれど、一般的にね」


 美和は、楠見の隣の子供にチラリと目をやった。彼は、スプーンを握ってグラスの底のほうのコーンフレークを取り出すことに夢中になっている。そういえば、この子も親がいないって言ったっけ。


「そうすると」声を掛けられて、慌ててキョウから目を離し、楠見へと視線を戻した。楠見はやはり真剣な顔で考えながら、「頼れる人は誰もいないわけだ」


「まあね。テンガイコドク」

「ふむ。――だけどそれは、やりたいことを諦めなけりゃならない理由にはならないよ」


 真顔で言われて、少しばかりムッとする。人の気も知らないで。どれだけ大変なのか、考えただけで気が遠くなる。真面目に検討する気にすらならない。それなのに――。


「大学なら、奨学金をはじめいろんな制度がある。これはひとつひとつの大学で個別に設定しているから、じっくり調べてみないと分からない。高校生がちょっと本を見た程度では、把握し切れないよ。真面目に探せば、何か手があるかもしれない」

 勝手に話を進める。

「ただ、金銭的な問題がどうにかなるにしても、日本の音大はほとんどの場合、声楽科でもピアノの試験があるしな。それと、学科試験と高校の成績と――」


「どれもズタボロだよ」

「そうか」


 あっさり言われて、ますますムッとするが、そんな美和の反応など斟酌しないように相手は続ける。

「たとえば……アメリカなら、もう少し間口は広い」


「アメリカ?」無意識に、目を見張っていた。


「アメリカじゃなくても、海外ならな。きみがスピリチュアルを歌っていたから、アメリカって思っただけさ。だけど、当然だがモノにするためには、日本にいるよりもずっと苦労が多い」

「……なにが言いたいの」


「考えているんだ」当然だと言わんばかりの口調で、楠見は両手を広げた。「きみのやりたいことができる道を。一緒になって真剣に考えてくれる人が、いなかったんだろう」


「ちょっ……だからって、なんであんたが考えんの」

「きみの歌が気に入ったからさ」


 またもや当然のように言われ、美和は言葉を失う。


「これが芸術学部のない学校の理事じゃなくて、芸能プロダクションの社長なら良かったんだろうけどな。まあそれは勘弁してもらうとして。ともかく――その気がないなら別にやれとは言わないよ。だけど頑張る気があるんだったらな。もったいないじゃないか。せっかくの才能を」

「……なにっ……ちょっ、と。だって、無理じゃん。さっきから言ってるけど」


「無理かどうかの前に」幾分強い口調で、楠見は声を上げる。「やりたいかどうかだ。できるかできないかは、それから考えろ」


「え……」

「だいたい今のきみの知識と判断力で、できるかどうかを決められるなんて考えるのは、ちょっとおこがましいぞ」


 唖然として、目の前の男を凝視していた。そんなことで説教されるなど、思ってもみなかった。

 楠見は憤然とした様子で息をつく。

「もしもきみにそのつもりがあるなら、その方法を探すくらいは手伝うよ」


 叱責しているような口ぶりで、それなのに言っていることは――美和の胸の中を、ふわりと温かな光で照らした。――駄目だよ。そんな、すぐに信用するなんて。そんな虫のいい話があるわけないじゃない。どこか遠くから自分を見ているもうひとりの自分が、弱々しい抗議の声を上げる。

 その声を無視することはできなくて、だけど真剣な眼差しで美和を見つめている目の前の男を否定することもできなくて。美和は、場つなぎに同じ質問を繰り返していた。


「どうして、そんなことしてくれるの?」

「さっきも言っただろ? きみの歌が気に入ったからだって」

「だからって! もっと上手い人だって、いくらでもいるじゃん」

「ふむ、まあな。だけど」


 ひとつつぶやいて、楠見は美和の瞳を見つめ、

「それはきみが、サイだからだ」


「……サイだからって」

「サイを助けるのが、俺たちの仕事なんだ」

「けど……」


 楠見はまた小さく息をついて、テーブルに肘を置く。

「きみは多分これまでに、その能力のために様々な不利益を被ってきた。ほかの同じ年頃の者たちと同じように、無邪気に夢を見ることも許されない。夢を支援してくれる、最小限の人間にさえも恵まれなかった。違うかい?」


 いいことなんて、なかった。美和はわずかに顔を伏せる。


「きみたちサイの能力を、俺は、素晴らしいものだと思っているんだ。ほかの人間にはない、特別な才能だ。だから、その能力のために嫌な思いをして欲しくない。こんな力がなければ良かったなんて思って欲しくない」

 それから、と言って、楠見はほんの少しだけ表情を引き締める。

「振り返って後悔するような使い方も、して欲しくない」


 ゆっくりと目を上げて、美和はひとつ瞬きをした。んだ。美和は確信する。

 その考えを読んだかのように、楠見は小さく頷く。


「こないだも言ったね。サイはほとんどの場合、普通に裁かれて、罰を受けることはない。それは赦されることがないのと同じだ。きみはその罪に、一生ひとりで耐えていけるのか?」


 責める口調ではない。ただ静かに、淡々と。事実を述べるだけのように、楠見は続ける。

 息苦しくなってきて、美和はごくりと唾を飲んだ。


「きみは、そんなに悪い人間じゃない。正しくないと思うことをすれば、苦しいだろう? そんな風に自分を追い詰めて生きなくても、きみは、誰かから感謝され認められて、自分自身でも満足できる能力の使い方が、できるはずだ」


「そんな……そんなの、無理だよ」

 震えるように、美和は口にする。だって、いいことなんて、なかったもの。認められて、誉められるのは、犯罪に使ったときだけで。けれど。


「無理じゃない。さっきから言っているだろう」楠見は毅然とした口調で、言い切った。「それができるってことを知らないだけなんだ。きみのせいじゃない。その能力を理解して導いてくれる人が、これまでにいなかったからだ。きみがその能力を正しいことに使おうと思うなら、俺がそうさせる」


 自然と、美和は顔を上げていた。向かいの男の瞳はやはり真剣で、その場しのぎの誤魔化しも、繕いも、迷いも見当たらず。そして、微笑を浮かべる。

「けれどきみには、歌の才能もあるからな。好きなほうを選べ」


「あたし。じゃあ、どうしたらいいの?」

「まずは、清算するんだ。これまでにしたことを」

「清算?」


 楠見は頷く。

「悪い仲間と手を切れ。それから不正をして得たものを、できるだけ返すんだ。そうして警察に行く」


 美和は肩を震わせた。「警察なんて……」


「全部片付けるためだ。それが、これからきみの身を守ることにも繋がる」

 きっぱりと言われるが、それでも頷くことはできなかった。そんな美和に、楠見はそれまでよりもいくらか優しく声を掛ける。

「大丈夫だよ。ひとりでやれとは言わない」


 言葉もなく、美和は俯く。

 テーブルの向こうで、パフェを食べ終えたキョウが楠見を見上げていた。その視線に楠見が気づく。


「もっと食うか?」

「いい」

「……そうか」


 楠見はキョウの頭に手を載せて、視線を美和へと戻す。

「今夜は帰ろう。帰ってよく考えるんだ。どうしたいか」


 そう言って、楠見は伝票を手に取った。「さっき渡した名刺に俺の連絡先が書いてある。学校のほうも、直接俺の部屋に繋がる。どうしたいか決まったら、連絡をくれ」

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