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『異世界アイテム無双生活』裏設定2 悪魔祓い

先日、スーパー銭湯で紫色のお湯の浴槽があったので、一体何風呂 ? と思って近づくと、なんとワイン風呂でした。

どっぷり肩までつかりましたが、「この後、車で帰宅する途中に飲酒検問にひっかからないか ? 」という背徳感が心地よかったです。


さてここでは拙作『異世界アイテム無双生活』のネタバレというか披露することのなかった裏設定を記していきます。

ひょっとしたら本編中でも語ることになるやもしれませんが、それまでにどれだけかかるかわかりませんし、私自身が忘れてしまいそうになっているため、備忘も兼ねて、この近況ノートをたまたまご覧になられた方が拙作に興味を持っていただければ、と思っての執筆です。


その2 主人公の悪魔祓いについて


主人公、コウの悪魔祓い能力はガチです。その力と第一部と第二部との間に地獄で大暴れしたせいで、第二部現在では地獄の「絶対にぶっ殺さなければならない人間ランキング第一位」を数多の聖人や神を差し置いて獲得しています。

ただその能力の理由は作中に登場した「悪魔祓いセット」39,666円のおかげではありません。

「悪魔祓いセット」は悪質な業者のパチモンですし、それによって悪魔祓いが成功したと思われているチーちゃんの妹はただの中二病。

「悪魔祓いセット」によるチーちゃんの妹の悪魔祓いが成功したと勘違いされたのは、彼女の姉とその親友であるコウの姉が悪魔祓いと称して教会の水道水をところかまわずぶっかけてきたり、学校で羽交い絞めにされながら十字架をつきつけられるという恥辱を味わった彼女が自身の「悪魔に憑りつかれて感情を失った美少女」という設定をかなぐり捨てたため。


コウの「悪魔祓いセット」の教えによる悪魔祓いに効果があるのは、彼自身がそれを本物だと心から信じているために「創造魔法」の一系統「力場創造」が発動し、彼自身の魔素が対悪魔に特化した聖なるエネルギーへと変換されたことによります。

よって第20話でコウが十月の女神に悪魔祓いをかました時、女神に悪魔祓いを行った彼は道化と思われていましたが、実は彼女に憑りついていた悪魔に大打撃を与えており、それによって彼女の中で分離して正気を保っていた分霊が地上に降臨してネリーの剣に宿る余地が生まれたのです。

ちなみにコウは「力場創造」によって魔素を「魅力」へと変換しているため、モテまくっています。

意識して発動しているわけではなく、異世界で徐々にハーレムが形成されていくにつれて、「あれ ? ひょっとして俺、結構モテるんじゃね ? 」と調子に乗ってから無意識に発動するようになりました。

ちなみに地球にいる時は問題児を超えて危険人物扱いされていた彼の姉とその親友のチーちゃんがガッチリガードしていたために、「近づいてはいけない子」と認識され、全く女性と接することができなかったという設定です。

彼の容姿に対する細かな記述はしていませんが、美を司る四月の女神が一目で気に入るレベルの上に、そんなパフまでかけているので始末に負えないのです。

第一部から第二部の間、ハーレムの人数が十人を超えた時、さすがにこれ以上増えるのはまずいと感じたのか、付け髭型万能ツールに「認識阻害」の効果を付けて常時装着するようにして、その「魅力」を抑制したのです。

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