• 恋愛
  • エッセイ・ノンフィクション

望郷5話更新しました(ネタバレあり)

よし、10話とか言ってましたが、多分あと2話くらいで終わります。

いや、ちょっとここ何話かBL要素少なかったですが、全て、ガッツリBLにいくためのフリだったりします。
いや、純情ストーリーコースも少し考えてはいたんですが、今のところガッツリBLコースに振り切る予定でおります。


そしてここから少し望郷のネタバレです。
この慎司と誠のお父さんのモデルは、実は私の祖父です。
基本的に家族にも、特に奥さんだったおばあちゃんにも凄く優しくて、無口で、滅多に怒らない人だったんですけど、ある日私と弟が口喧嘩から取っ組み合いみたいなケンカになったんですよ。
そしたらもの凄い剣幕で、初めて祖父に怒られて
私も弟も本当にビックリしてしまって

まあ、その日はそれで終わって、子どもの時に祖父に怒られた記憶ってそれしかないんですが
大人になってから弟が、後から俺だけ呼ばれて、男ってのはあんな風にするもんじゃないんだ!って言われたと言っていて
多分、男が女に手をあげるなとか、ヒステリックになるなってことだったと思うんですけど
私は言われなかったんですが、その時、祖父の男とは!みたいな拘りを凄く感じたんですよね。

あと家とか、名前を継いでいくとか、お墓を守るとか、そうゆう感覚がやっぱり強くて、決して支配的ではなかったし、基本優しいんですよ。
ただね、私達にとってはいい祖父だったけど、慎司みたいな性質だったら、男とはこうあるべきだって父親だったらどうだろう?と思って、望郷の慎司の父親に、少し祖父の要素を入れてしまいました。

父もね、たまたまTVで同性愛者の番組やってたら、もし息子に言われたら辛すぎるなあって言っていて
私自身は、もし息子がいて同性愛者だったらって考えた時、私好みの相手連れてきてくれたら嬉しいかも、もちろん息子の自由だけど、と思ったんですが
やっぱり多分祖父や父の代って、血筋を残してくって感覚や、同性愛はよくないものみたいな教育受けてきたからなのか、問答無用の嫌悪感が強いみたんですよね。
かといって望郷みたいに、恥知らずとか戻ってくるなとかいうのは酷いと思うんですが

私、基本親って、よっぽどの聖人でもないかぎり、無意識に子どもに自分の理想を押し付けたり、無神経なことを言っちゃうもんだと思ってるんですよ。

ただ、毒親とそうでない親の違いは
ああ、自分もよくなかったって反省できるか
自分は悪くない!子どものために言ってたのに理解しない子どもが悪い!となるかだと思っていて
うちは前者だったんでね、決して立派な親とかではなかったですけど、よかったなって思います。

後認知症もまさに祖父でね。
完全にボケちゃえば楽なんですよ。
でもなり始めはね、祖父の場合滅多に怒らない人だったのに、急に切れやすくなって、あれ?となって、それからは大変でしたね。
仕事にプライド持ってる人だったから、今まで理解できてたことができなくなっていくの、本当に辛かったと思います。

母方の祖父はいまだに頭もある程度しっかりしてて元気なんですけど、祖母のお葬式の時突然倒れたんですよ。
みんなで慌てて救急車読んで、母が付き添って病院いって、私達は連絡を待って

て私家族にあったことをネタにしすぎですね💦
しかもこの後ガッツリBLになるんですけど
ごめんなさいおじいちゃん達💦BLのネタに勝手に要素要素取り入れてしまって💦

でもでも!とにかく一つ一つの作品に、愛情を持って、心を込めて書いていることは確かなので
どうか許して頂きたいと思っております❗️

毎回言っておりますが、作品を読んでくださる方々、交流してくださる方々、全ての方達に、心から感謝です!
ではでは!
あと2話くらいになるかと思いますが、望郷完結頑張ります!

5件のコメント

  • 実生活で体験された事って言うのは小説の中で凄いリアリティや厚みを持つものなんですよね。自分の考え方とかそこにはくっついて来るんですが、そうやって人間っていうのは死ぬまで成長し続けて行くものなんでしょうね。
    昭和の殿方は今とは違って、男とはどうあるべきかと言うところがしっかりあった気がしますね。
    そして認知症は体現者としてはとても頷けます。
    確かに完全に重症になってしまう手前がやっぱり一番大変でしたね。
    直ぐにキレたり疑り深くなったり、親切心が仇になる事も多くて、病気なんだからと言い聞かせても、理不尽な怒りでかなり衝突もしました。
    私が漫画や創作をやめてしまった原因が母の認知症でしたから。
    施設に入ってくれるまで七年間、私その当時やってたドラマとか流行ってた音楽とか聞いていた筈なのに全く記憶がありません!花壇に花が咲いていたことも覚えて無くて、母が亡くなって三年だった頃漸くああ庭の木槿が咲いたなとか、金柑の気が何だか大きくなったとか、気がつき始めたと言うか。
    すみません、私の話ばかりになって💦本編読む前にこちらを読んでしまったら、
    何やら大いに共感することが書かれていたのでついつい😅
    本編はもう少し後に読みに参りますね!楽しみにしてます❣️
  • mono黒様コメントありがとうございます!

    本当に、昔の男の人って、日本男児とは!みたいのあった気がしますね。
    偉そうにして支配するを男らしさと勘違いしているモラハラ男なんてのもいますが、そうではない男らしさといいますか、そういうものがあったような気がします。

    mono黒様のお母様、認知症だったんですね。
    mono黒様一人娘さんでいらっしゃいますか?そしたら余計辛く大変だったのではと思います😣

    うちは母と父が介護を中心的にやってくれていて、私は手伝うくらいだったんですが、母より、血の繋がった父の方が精神的に辛そうでしたね。
    多分祖父も、一番感情が揺さぶられるのが血の繋がった父に対してだったみたいで
    父がうちの財産を全て奪おうとしてるとか、俺を騙そうとしてるとか、甥のおじさんに対しても、よくわからない疑いをかけたり、私も意味のわからないことで時々切れられましたが、理不尽な怒りは本当にとてもよくわかります。
    滅多に怒らない人だったんで、余計に、どうしちゃったの?と思っていたんですが
    父や母と、あの時から認知症始まってたんだろうねと、完全にボケるまでが一番きつかったと話したりしています。

    mono黒様は7年間、全く心に余裕なんてなかったんじゃないかと思います。
    お母様が亡くなった事は辛い思いますが、今こうしてmono黒様が、自然や周りにある美しいものを敏感に感じとり
    再び創作の世界に戻ってきて、沢山の素敵な物語を書いてくれていることに、感謝感謝です❗️

    いえいえ!むしろmono黒様のこと知れるのとっても嬉しいかったです✨
    コメントありがとうございました😊
  • mono黒様申し訳ありません😭
    先程ふと見たらmono黒様のこと呼びすてに書いていて、先程慌てて削除して直しました😭
    なんて偉そうなんだとビックリしてしまいました💦
    申し訳ありませんでした🙇‍♀️
  • ちょっと今更ですが…
    何となく、唯さまのバックグラウンドみたいなものを垣間見た気がしました。ご家族のことなので、あまり、おいそれと軽い感想は書けませんが…

    認知症って、どうして「お金盗んだ、奪おうとしてる」っていう被害妄想になるんでしょうね??全国的にそうですよね、何か不思議です。でもそれだと逆に、個人の性格じゃなくて何かの脳の働きなんだとすると、ちょっと悲しいですね…。とかいって、自分もそうなるのかしら(;^ω^)

    もし息子がいて同性愛者だったら…って、この界隈ではもちろんみんな大賛成でしょうが(笑)、それでなくても、やっぱり世代的には若ければ若いほど、抵抗がなくなってるんじゃないかなと思います。でも逆に、上にいけばいくほど、直接的に何の迷惑をかけるわけじゃなくても、タブーなのかな…。ああ、たとえばここでは「愛とセックスについて」を堂々と真面目に語れるけど、実家でそんな単語や話題なんて出せるわけない!だめだめ!…みたいなことかな!?(笑)外でなら言えるけど、家の中ではタブーで、その「家」が強く大きいほどタブーも強くて、そもそも「外」がない…。
    …何か勝手に納得しちゃいました!でもこのテーマ、結構自分の中でも大きかったのですごく考えさせられております!

    新幹線からどうなるのか、続きも楽しみですっ!
  • あとみく様コメントありがとうございます!

    確かに認知症ってみんながみんな血縁者に対して不信感を抱きだしますよね💦
    実際思っていたからだじゃなくて、認知症というのがそういうものなんだって本当に思います😭

    同性愛に関する認識は、本当に世代なんでしょうね。
    理解できないものは理解できないし、理解する必要もないと思ってそうというか。
    いや、もちろん全員が全員じゃないんですけど
    同性愛に関しては、昔の人の方が、政治家とかもおかしな発言してますもんね。
    特に迷惑もかけられてないのに何故?って思いますけど、幼い頃から植え付けられた価値観て、そう簡単に変わらないのかもしれないですね😣
    確かに実家では愛とセックスはもちろん、こんなにもBLが好きなこと絶対言えないです😅

    あとみく様のコメント嬉しかったです❣️✨
    コメントありがとうございました😊

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する