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道徳教育について

 本日付の⊿で触れましたが、老子道徳経のいうところの「道徳」というのは、いま、薩長土肥満鉄反社会的日本政府が被支配民に強要する奴隷調教(=義務教育のこと)における「道徳」とは全く異なるものです。
 徳(もちまえ。性質、ロジック)を持つ要素が道(因果律の連続)により接続され、その徳を(もちまえ)もつ各要素もまた道から規定される。そのようにして世界は構成されているという、今でいうシステムダイナミクスの考え方に近いモノで世界を記述したものです。
 運命論のようなもので、こうすれば必ずこうなる、そしてはじめにこうするという考えもまた他の因果により規定されており、動かされるしかないので無為自然への思想となっていくわけですが、これは人類前史におけるやむを得ない宿命で、残念ながら今なお人類の歴史は資本主義にとらわれており、その行き着く先は人間性の疎外とその結果であるところの、天体運行の必然に成すすべもなく人類滅亡な訳ですが、人類本史に入ればそれに抵抗を試みるくらいの互助が作れるというものです。老荘の神仙思想と共産主義思想の人類本史は基本的に同じものです。

追加:
徳という字に「もちまえ」とルビ振るのはある種、タオについてはチョットワカルよという符牒のようなもんです。これをやってないとモグリだなと思われますからw

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