高校~大学時代、文芸部に所属していました。
特に大学時代なんかはマンモス大だったので部員数も多く、みんなで作品を持ち寄って推敲会やろうぜ!といった日には、短編を一度に40何作と読んで批評しあっておりました。後半読んだやつはほとんど記憶がないやつ。カオス。
その中からみんなの投票で数作選ばれ、選り抜きの作品だけが部の機関誌に載せられて、私も掲載を目標に毎日寝不足で書いたものです。
それを学園祭で配るんです。今も誰か持ってるかな。
楽しかったなあ。懐かしいなあ。あの頃のみんな元気かな。
純粋な文章への熱量はあの頃のほうがあったし、本気で作家になりたい人もいたな。
私は人前では「いやいや創作活動は趣味ですよ」みたいな顔をしながら、いつか物書きになりたいと思っていたんだけど、就活が始まったあたりで何だかぱったり書けなくなり、夢は良き思い出として胸の内に仕舞うことにした。
そもそも書けていた頃も、1本あたり8000字が関の山で賞レースへの応募は夢のまた夢だった。ショートショートよりもっと短いやつ。
しかし今書き始めてみると、あっという間に1万5000字。
熱量はそこまでないけれど、書き方が変わった気がする。
昔は
超簡単なプロット立てる→書きたいシーン書く→間を埋める(ここに苦しむ)
だったけれど、
今は
プロットの時点で細かくシーンを考える(ここが長い)→書きたいシーン書く→間を埋める
になった。
うまく言えないけれど、仕事で章立てが必要な説明資料ばかり作っていたから、その癖が小説にも活きているのかもしれない。
ので、プロットさえ頑張れば割と迷わずスイスイ書ける。
あの頃の自分に、一旦筆を置いて他のことしてみるのも良いもんだよ、と伝えてあげたい。
書き溜まったら、評価シートもらえる系の賞レースに応募してみるのも面白いかもしれない。
あの頃の推敲会の熱気を思い出しつつ。