鷹来しぎ

『ソラのカタワレ』リサ編の第四部が折り返しまで来ました。

第一部で強烈な正義感を発露したリサ。しかし、第二部から第三部にかけて、彼女の美徳が歪みを生み出しました。

そして、その美徳が犠牲を伴うことも。
リサは自らのひずみと向き合っていきます。

隠されていた真実を探るパートとなる第四部。
ここでは、リサと同じ苦しみを抱えた太古の存在と出会うことになります。

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太古の神々の戦いである『払暁の戦争』で、宇宙神話最強と名高いヴェイルーガたちは、ついに主神ディンスロヴァを滅ぼすことに成功。

フォス・ウィン神が新たなディンスロヴァとなることですべてが収まったかのようにみえた。

しかし、これは振り返ってみれば、『払暁の戦争』のまだ前半部分でしかなかったのだ。

ヴェイルーガやフォス・ウィンたちの過ちは、「世界の明るい未来を灯す」よう名付けた『兵器』を恐れ、腫れ物のように扱ったこと。

『兵器』、いや彼女はすでに、人格と感情を獲得していたというのに——。

リサはこの過去の出来事を、ただ追体験することしかできない。過去を変えることはできない。

しかし、その中で、リサは自分自身の過ちを見出していくのだった。

なぜなら、リサの過ちと『払暁の戦争』の失敗は、根を同じくするものなのだから——。

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予告どおり、リサ編（L）とルー編（R）の各5部構成です。更新順は：
L1→R1→R2→L2→R3→L3→L4→R4→R5→L5
　　　　　　　　　　　　　↑いまここ

リサ編の第四部を連載したのち、ルー編の第四部、第五部とラストまで連載します。
ご期待ください！

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