えと。
第六幕のノートが飛んでおりました。
現在第七幕まで投稿が終わったところです。
物語はいよいよ折り返し地点を過ぎ、これから怒涛の展開に入っていく感じです。
この作品自体にけっこう作者の主張が入っておりますが、投稿した第六幕、第七幕はよりその傾向が強いですね。
で、この作者の主張問題です。
政治的主張、宗教的主張、最近では特に自称マイノリティーの方たちの様々な主張、まぁいろいろとありますね。私の場合はたぶん反戦、怨恨の連鎖の断ち方、道徳的退廃への危惧、が主になってますかね。
この主張というのはテーマ的に原動力になる反面、反発を買いやすいものでもあると思うわけです。
このあたりのさじ加減、この作品ではすごく気を使って書いております。そのぶん、かなりマイルド(←自称)になっているのではないかと思ってます。過激な言葉、極端な主張、一方的な説教、そういうものは反発を買うか、黙ってページを閉じることになるのではないかと思うんです。私もそうですね。
そこで大事なのはその距離感と、親近感と、分かりやすさ、拒絶への寛容さ、なのかなと。論破するなんて方法はあまり気持ちのいいものではないと思うんですよ。それよりも書き手と読み手が互いに歩み寄ったところで、理解できるところを模索する。そんなスタンスがいいのではないのかなと。
まぁこれが難しいんですけどね。
本当は物語を読み終えて、ああこの話はこんなことを言っていたんだ、そういう考え方もあるんだな、とさらりと染み込むようなものが理想なんですけどね。少なくとも物語にはそういう力があります。私だけでなく、みんな本の中からいろんなことを学んできたんじゃありませんか?
だからそういう話を書けるようになりたいなぁと、思いつつそういう域に達するのはまだまだ先なのかなぁと思ったのでした。