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アトランティスのつまようじ進行ノート⑥⑦ と『作品での主張について』

えと。
第六幕のノートが飛んでおりました。
現在第七幕まで投稿が終わったところです。
物語はいよいよ折り返し地点を過ぎ、これから怒涛の展開に入っていく感じです。

この作品自体にけっこう作者の主張が入っておりますが、投稿した第六幕、第七幕はよりその傾向が強いですね。
で、この作者の主張問題です。
政治的主張、宗教的主張、最近では特に自称マイノリティーの方たちの様々な主張、まぁいろいろとありますね。私の場合はたぶん反戦、怨恨の連鎖の断ち方、道徳的退廃への危惧、が主になってますかね。

この主張というのはテーマ的に原動力になる反面、反発を買いやすいものでもあると思うわけです。
このあたりのさじ加減、この作品ではすごく気を使って書いております。そのぶん、かなりマイルド(←自称)になっているのではないかと思ってます。過激な言葉、極端な主張、一方的な説教、そういうものは反発を買うか、黙ってページを閉じることになるのではないかと思うんです。私もそうですね。

そこで大事なのはその距離感と、親近感と、分かりやすさ、拒絶への寛容さ、なのかなと。論破するなんて方法はあまり気持ちのいいものではないと思うんですよ。それよりも書き手と読み手が互いに歩み寄ったところで、理解できるところを模索する。そんなスタンスがいいのではないのかなと。

まぁこれが難しいんですけどね。
本当は物語を読み終えて、ああこの話はこんなことを言っていたんだ、そういう考え方もあるんだな、とさらりと染み込むようなものが理想なんですけどね。少なくとも物語にはそういう力があります。私だけでなく、みんな本の中からいろんなことを学んできたんじゃありませんか?

だからそういう話を書けるようになりたいなぁと、思いつつそういう域に達するのはまだまだ先なのかなぁと思ったのでした。

13件のコメント

  • 関川 二尋様

    >本当は物語を読み終えて、ああこの話はこんなことを言っていたんだ、そういう考え方もあるんだな、とさらりと染み込むようなものが理想

     おっしゃる通りですよね。まさに、おっしゃる通りとしか語彙力が無いのですが(;^_^A
     
     伝えたいことを『主張』では無くて『描く』ことで読者の方に感じ取っていただけたら。そんな物語が紡げたらいいなぁと思います。

     それから、前のページのノートの返信。ご丁寧にありがとうございました。そして歓喜しております(#^.^#)
     関川さんに褒められた❤ 物凄く嬉しいです! そして励みになりました。実は私自身も、『滝川木工店』を読み返した時に、自分の最初の頃の文章の固さとか拙さを改めて感じまして、それで少し改稿したいと思ったんですよね。
     そのきっかけは、やっぱり『ハーフ&ハーフ』だと思います。
     素晴らしい書き手の皆様の洗練された文章をたくさん読ませていただいて、アドバイスもいただけたことによって、自分も少しずつまねさせていただいて上達してきたのだと思います。だから、関川さんには感謝です。
     いつも温かいお言葉と楽しい企画をありがとうございます。
  • 涼月さん、こんばんは!
    コメントありがとうございます!

    伝えたいことを『主張』では無くて『描く』ことで読者の方に感じ取っていただけたら。←まさにこれですよね。

    涼月さんの作風、どんどん軽やかで面白くなっていくなぁとは思ってました。でもですね、実はこれ、シリアスなものを書いてきたからできることなんだと思ってます。

    これは持論ですが、地の文とか、キャラクターメイク、ストーリー作りで、真面目なものを書いていた人ほど、エンタメに舵を切ったときに面白い物語が書けるんです。持論ですけどね。

    まぁ創作経験のどこかでしっかりとした作品を書く、というのは必ずプラスになることではないかと。
    そういう意味でも積み重ねてきたものが化学変化を起こし、花が開いてきたのではないのかな、なんて。
  • 関川 二尋様

     重ね重ねのお言葉、ありがとうございます!
     確かに。実はエンタメってとても難しいと思うんですよね。ただ軽く書くだけでは面白くない。その裏に綿密に練り上げられた作戦があるからこそ生きてくるんでしょうね。
     だから、おっしゃる通り、シリアスな物をきちっと書く事を積み重ねることで、次の面白い物を書くことができると言う持論は真理だと思いました。

     『描く』ことは本当に難しいですよね。セリフで語らせるのでは無くて、エピソード全てを使って描くことが理想だなと思うのですが、これは綿密に練り上げて練り上げて書いた後、更に今度は余分なものを削って削ってと言う作業をしなければ、出来上がらないのだろうなと。関川さんの作品には、そうやって作られた魅力が詰まっていると思っております。
     すみません。今は自分が書いてしまっていて、なかなかお伺いできておりませんが、ずっと気になっている作品がたくさんなので、またヨムヨムに伺いますね。ちょっと待っていてください!
  • こんばんは。『二十四逝記』へのウィットに富んだ素敵なレビューをありがとうございます!
    アトランティスの更新もありお忙しいだろうに、感謝しかありません。

    得体の知れない本作のタイトルやコピーでは掴みどころのない雰囲気を、うまく表現してくださっていてとても嬉しかったです。
    確かに不思議空間!

    主張のさじ加減、まさにそのとおりですね。
    >物語を読み終えて
    のところ、涼月さんがモロに代弁してくださっている!
    創作を通して思考が深まってゆくのもまた、創作する者の楽しみのひとつなのかも知れません。

    アトランティスの更新、応援しております!
  • 涼月さん、再びのコメントありがとうございます!
    創作の話はやっぱり楽しいですよね。
    みんないろいろと悩んでもがいてるんですよね!
  • 琥珀さん、こんばんは!
    琥珀ワールドはいつ行ってもあの不思議な空間にするりと入り込めます。なんかおじいちゃんとか、おじさんの語り口が秀逸です。

    そう、創作していく過程で理解が深まるというのはありますね。理解しないと書けないから、なんとかかみ砕こうと努力するんですよね。

    でもそれは創作ばかりでなく、人生においてもすごくいい勉強になってるんですよね。見識の広さは人を魅力的にするものです。
  • 関川さん、こんばんは。
    この度は『ヴァルファンス』に素晴らしいレビューを!ありがとうございます!!
    自転車操業でひーこら言いながら書いてますが、温かなコメントとレビューにとても励まされております。

    関川さんの近況ノートもうなずきたくなる興味深いテーマがいっぱいで、創作論にまとめてくださってもよさそうな内容ですね。いつも楽しく読ませていただいてます。
    主張、まさにその通りで、匙加減に悩みますね。最新話では少しハムに語らせてしまいましたが(これでもだいぶ抑えました)、今後は少しでも地球の素晴らしさに焦点をあてていけたらと思います。かなり難題ではありますが、好きな世界を思いっきり書いてるので頑張ります♬
  • 黒須さん、こんばんは!
    わざわざのお礼ありがとうございます。
    喜んでいただけて良かったです。書いた甲斐があったというものです。

    じっさいのところ、今回の作品はすごくかっこいいですよね。戦闘シーンの立体感とか、スピード感がすごく伝わってきます! 戦闘シーンいいですよね、読んでいてスカっとします。

    あとはタツキ君とハムのコントですね。ハーフ&ハーフ2でのコンビ再びということで、なおさら感慨深いものがあります!
  • 関川さん

    おはようございます。
    この度は拙作『探偵の妻が強すぎる』に素敵なレビューをいただき、ありがとうございます!

    妻のカッコよさをアピールいただき、嬉しいです!

    怖いけど、どこか頼もしくてかっこよくて、そして魅力的な妻を、小説で表現したかったので、とても嬉しいです!


    御作『アトランティスのつまようじ』も、私が読んだ後、あまりの素晴らしさにしばらく放心してしまうほど、感嘆した作品です。

    私がコンテスト期間外に拝読したために、期間内の評価ができず、心苦しいばかりです……。
    陰ながらではありますが、応援させていただきます。(書籍化ということになりましたら、購入させていただきます!)

    引き続きよろしくお願いいたしますm(_ _)m
  • 銀鏡さん、こんばんは!
    お礼のお言葉ありがとうございます!

    いや、実際楽しい作品です。
    もっともっとたくさんの人に楽しんでいただきたい作品です。
    恐妻家という切り口がとにかくいいですね。思い返せば、銀鏡作品ではほとんどの作品で女性陣の強さが光ってますね。
    今回は一番強力かも(笑)

    アトランティス、そのように言っていただけてホント嬉しいです!
  • こんばんは。
    前のノートにお邪魔します😊
    このノート拝見してからずっと主張のことを考えていました。
    薄々感じてくださってるかもしれませんが、わたしは主張をしたいタイプの書き手なんです。今書こうとしている作品もまさにそれで。
    ただ、論破はしたいわけではなくテーマをみんなで考えたい。相手が不快にならない問題提示ってなんなのでしょうね、と考えていました。
    じつは近頃、ある作家さんのエッセイを読んでずいぶん不快に思っていたんですが、考えても考えてもその理由が分からなかったんです。
    たぶん相手が自分の意見を言い切り読者をのそうとしてたからでしょうね。と、こちらのノートを拝読してその正体にやっと気づけました。
    ということで、取り留めもなく綴りましたが主義主張について、次回のエッセイで扱いたいと思ったのですがお構いないでしょうか?
    お名前は出しません💦
    ちょっと皆さまの意見を聞いてみたいと思いました。
  • ノートのお返事です。
    もちろんオッケーですよ!
    みんなで考えるにはいいテーマだと思います。ちなみに名前出すのはちっともかまいません。
  • ありがとうございます!
    ではお言葉に甘えてまた近いうちに書こうかなと。
    お名前出してもお構いないということなので、ご紹介させて頂きます。
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