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カクヨム甲子園プロット2/5本ノック

## テーマ

扉の向こうは不思議な世界

出会いと別れ

## 世界設定

ファンタジー世界。旧家のエルフが主人公。
文明レベルは近代後期。世界的な大戦の最中だけどそれは物語にはあまり関係ない。
主人公は都市部郊外に住んでる。

## キャラクター設定

※名前は「(家名・)姓・母の姓・父の名・本人の名」という構成。家名があるのは貴族や旧家など、一部の人々に限られる。家名と姓が同じ場合は姓を省略できる。正式な場ではない限り、「(家名・)姓・本人の名」という名乗りが一般的。

セニーヤ・セィ・ラクトーン・テーア・イル
主人公のハーフエルフ少女。恋を知らぬ15歳。※通常のエルフは成長が遅く、30歳くらいになってやっと思春期に入るが、イルはハーフエルフであるため、人間と同じくらいの成長速度で成長する。

セニーヤ・セィ・カフォーネ・アグーア・テーア
主人公の父。

セニーヤ・ラクトーン・メルヌ・カィ・アウレッタ
主人公の母。

ハジメ
ヒロイン枠。「扉の向こう」の住人。

## ストーリー

 イルは街へ買い物に出掛けたその日の昼、不可思議な占い師に出会う。彼女は戦争によってこの地方に逃れてきたのだった。
 彼女への施しがてら占いを依頼したイルはその夜、夢を見た。不思議な夢だった。複数の扉が並ぶなかの一つをイルは開ける。その先には、少年(ハジメ)が眠っていた。奇妙な部屋。白い壁で囲まれた一室(現代人の少年の一般的な部屋)にイルは入る。外は夜明けごろで、イルはその部屋の中を興味本位でうろつく。と、扉が消えていた。
 イルは困惑しながらも気ままに本を見たりPCをいじったり。そんな時、ハジメのスマホが振動する。イルはびっくりして叫ぶ。と、ハジメが目を覚ます。ハジメは部屋の惨状に驚き、イルを問いつめる。しかしハジメの言葉がわからないイルは困り果てて、黙り込んでしまう。……言葉がわからないことを察したハジメはひとまず朝食を振る舞うことにした(ハジメは一人暮らし)。
 缶詰から出てくるツナを恐る恐る食べて夢中になったイルはツナ缶を抱え喜ぶ。その後、ハジメが部屋を片付け出したのを見てイルも手伝う。その部屋の時計が午前八時になたことを告げたころ、イルは目覚める。その手にはツナ缶があった。
 次の日、イルは占い師に会いに行った。夢のことを話すと、占い師は言う。その扉の向こうに居る存在はお前の未来を暗示している、と。
 扉の向こうに行けるのはあと三日。それまでに、イルは決断をしなくてはならない。扉の向こうに留まり、現状維持を選ぶか、はたまた扉の向こうを捨て去り、未知なる自分の可能性に期待を抱くか。
 悩んだ末、イルはハジメといいかんじになってきたころに(言葉は話せないが、魔術的な何かで文字による意思疎通が可能になった。ハジメを魔力的な意味でのイルの眷属にする、などでも良さそう。あるいは三日のうちにだんだん、イルが扉の向こうの世界に「染まる」など)扉の向こうの世界と別れを告げ、消えることを伝える。ハジメもその姿に感銘のようなものを受け、前進することを決める。

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