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ガチャ転生 出版辞退をした話4

B編集部のQさんからのメールは、ちょっとビックリする内容でした。

『連絡するつもりでした』

えっと……新卒入社三日目社員の言い訳ですかね……。
○○するつもりだったは、言い訳としては最悪の部類です。
せめて、他の作家さんの書籍化作業が忙しく、連絡が出来ませんでした、くらいでしたら良かったのですが……。

この時点で『B編集部のQさんは、完全にダメ社会人だな』と心の中でスタンプをバシッと押しました。

続いて、何やらゴチャゴチャと書いてあります。

(何だろう? 謝るから、一緒にやろうということだろうか?)

何を言いたいのかわからない文章が続いて、最後は『他社でがんばってください』的なお祈りメールになっていました。

(えっと……、関わっちゃいけない人だな……)

ここの出版社は条件が悪い上に、わけのわからない編集さんがいるんだなと……。

私は淡々とB編集部のQさんと、最初に声をかけてきたA編集部の女性編集さんのメールアドレスをブロックリストに追加しました。

さっ……仕事仕事……。
お取引先では、役員様の入れ替わりがあり、ホームページの修正を急ぎでやらなくてはなりません。

わけのわからない人に関わっているヒマはないのです。

こうして、私はX社のコミカライズ辞退、KADOKAWAカクヨムコン6で受賞した作品の書籍化辞退、B編集部の書籍化辞退と、三回も辞退することになりました。

果たして四回目の辞退はあるのでしょうか?
それとも書籍発売があるのでしょうか?

私にもわかりません……。

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