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カクヨムコン7の向け書いてるけど… あ、これは負けたな

 ちょうど、2か月後のカクヨムコン7、いままでと違う景色が見えると予想してます。


予想1. 12/8頃、初回のランキング発表時点で★≧1000の作品が複数作あるはず。

 特に異世界で追放系やざまぁモノは、爆発的な勢いで伸びる傾向が、半年以上前から通常ランキングで出ていますから。


予想2. ★≧5000を超える作品が現れるし、書籍化される。

 通過ライン、ホラー以外は軒並み高水準になる気がしています。また、★のインフレーションが起きるジャンルと、作品傾向には偏りがあるはず。
 もちろん、従来のとおり★≦50のまま終わる作品が大多数なはずです。わたしも、きっと、ここですね。


予想3. 映像化、コミカライズが増える。

 「映画・映像化賞」を新設します。と、募集要項に旗揚げしているくらいですから、1年後には受賞作のアニメ化特設ページとか出来ているかも知れないです。
 いま、この瞬間に、誰かが鋭意執筆中の作品が、一気に映画化までいくチャンスが来ているのです。
 でも、その「誰か」は、私でもあなたでもない、どこかの誰かだというのが、きっと間違いのない真実ですよね。

※KADOAKAWAさんのIR情報をみると、映像化部門を新設・増強したことや、編集者を大増員して新規の作者発掘に取り組む方針とか、夢キラでミラクライズ な情報が載ってますけど…… 6か月後に、焼け野原メンタルの荒野で、星を見あげて微笑むことがまだできる自信のない人は、見ない方が良いかも。


 ◇  ◇


 そう思えてしまう理由がいくつか、あって――

A いま、カクヨムさんの書籍化作品リスト
 2021 (203)なんです。10ヶ月で200作品越えてます。
 アニメ化された作品も増えたし、コミカライズも増えた。結果、カクヨムというサイトの一般認知度が大幅向上したと思います。
 googleトレンドで見ても、2016年から2019年までは、なろうさんの1/10規模だったのが、現在は1/3近くになってます。まもなくアルファポリスさんを抜いて、業界2位に浮上するはずです。

B 結果、いわゆる一般読者が増えた。
 でも、一般読者が読んでいる作品には著しい偏りがあるみたいなのです。実は、カクヨム通常ランキングを頑張って数えました。ジャンルごとに上位に位置する作品には、ある種のキーワード的なモノがあるみたいです。ここでは詳しく言いづらいのですけど、ね。


 ◇  ◇


 気になることがあってね、
 「追放」「ざまぁ」みたいなネガティブな感情をベースにした作品って、書籍化して書店に並んだとして、本当に売れるのかなぁ? て、疑問に思いませんか?

 KLPでリワードの影響かな? と考えています。PVを伸ばしやすい作品づくりに研究が進んだ結果、こうなった気がしてます。

 あと、新型コロナ感染防止対策で、自粛生活が続いていることも原因で、蓄積ストレスを無料でお手軽にこまめに吐き出したい。そんな需要に応える形で、追放ざまぁが伸びてるんじゃないかと、思うのだけど? どうなんだろう?

 もしも、無料でスキマ時間に気分転換―― そんな需要に特化した作品づくりが当たっているとしたら?

 そう感じるとこはあって、無言の星が増えたのであって、レビューはそんなに増えてないみたいなのです。
 実際、最近になって、トリさんは毎日のように、読者レビューの紹介をツイートしてます。 
 数千の無言星や、注意喚起のあった不適切レビューまである作品に対して、「一般の読者が購買意欲をどの程度示すのか?」を、どう評価してよいかのか? トリさんも悩んでるのかも知れないですね?

 あと、KADOKAWAさん、代表者様交代しました。3人目になります。この間の変化は、多様性重視1-3 > 異世界特化4-6 > 映像化7? なのかな? 

 カクヨムさんは、2015年10月の中期ビジョン以来、ずっと、大戦艦級の施策に位置付けられているらしくて、決算説明資料では常連になっています。
 会社の方針が変わると、ダイレクトにカクヨムコンに反映するみたいで、4-6回はいろんなジャンルから異世界モノを取りたいと募集要項にも表れてました。

 5-6回とは募集要項が変わってますから、別ジャンルから攻める迂回戦術はもう有効じゃないかも知れないですね。

 で、今回は、募集要項見ると、映像化。 
 小説だけでは売れないから、角川書店伝統のマルチメディア展開(IP活用)で、映像化。これで収益確保を狙っているみたいな?
 
 株式会社 Studio KADANを設立してアニメ事業を強化って、7月30日の決算説明資料には載っているのだけど、あぅ、そこはロボじゃないか。ロボが最適だと思うぞ。3DCGとかセルルックCGとか、すごくSFやロボに合う表現メディアじゃないか! と、感じたのですが、現実は厳しいみたいです。


2件のコメント

  • いろいろな部分で同感。

     最近、小説技法の本〔KADOKAWA発行〕大沢在昌先生・著の書籍をポツポツ読んでいるのですが。

     ラノベ・ラノベ系の人は「デビューしても。安易な書き方をしていて……果して二作、三作と書き続けて職業作家としてやっていけるのかな?」と、少々疑問

     一発屋で終わって消えていく、お笑い芸人化していますね。

     占星術では昨年の十二月に『地の時代』から変革の『風の時代』に入ったそうです。
     ずいぶん、長期間続いているラノベ・ラノベ系ブームにも、そろそろ変革の流れが訪れてもてもいい頃だと思いますが
  • 補足

    『「追放」「ざまぁ」みたいなネガティブな感情をベースにした作品って、書籍化して書店に並んだとして、本当に売れるのかなぁ? て、疑問に思いませんか?』

    『蓄積ストレスを無料でお手軽にこまめに吐き出したい。そんな需要に応える形で、追放ざまぁが伸びてるんじゃないかと、思うのだけど? どうなんだろう?』

    ・偶然にも、少し前に『タブー』という書名の雑誌を買って(雑誌自体はムナクソ悪い内容の記事ばかりですが)
    ラノベ・ラノベ系の小説を分析したような記事箇所があったので、ちょい考察のために買ったのですが……その記事の中で、現実〔リアル〕世界で満足感を得られない人たちが、自己を投影した代替者として『都合がいい主人公やストーリーを望んでいる』のだ、そうです。

     そして、そういった人たちは『努力して成長向上していく』とか『主人公が試練に苦悩する』とかいった流れを取り入れた作品には拒絶感を示して、その取り入れたラノベ・ラノベ系小説の売り上げはガタッと下がるのだとも。

    (書き手が最初から、ライト文芸系だったら。問題なし……)
     まぁ、自分も書いている作品には、この方向性でいいのか?と、自問自答を続けていますが。

    ・ラノベ・ラノベ系の小説を分析したような記事箇所は、コピーして小説技法を書き留めたノートに貼って「こういうのは、書かないように注意しようと」再確認するところです。
    一発屋で終わらないために日々、勉強です・笑
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