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どうしても納得いかない事

ホラーの主人公は無力であれば無力である程いいと、
受動的であれば受動的である程いいと、
どこかの誰かが言っていたような。

でもどうしても気になってしまうのです。
そう、ドラえもんが危機の時、
取り寄せバックやどこでもドアを使わない位気になるのです。

いや、そこまでなったら、さすがにこうするだろとか、
ああするだろとか、小説なり映画なりドラマなり、
漫画なり、何でもいいけれど、見ていると思うのですよ。

確かに無力で受動的であれば、
恐ろしさや、それの絶対性が強調されて効果的かも知れないけれど、
演出の為のご都合主義で、作られてる感が半端ない。
造りものだから造り物じゃないように見せないとです。
恐怖演出と呼ばれるものはわざとらしく見えてしまう。
後映像だと、音で怖がらせようとしているのが非常にあざとく見えちゃう。

B級映画とか言われるヤツは、まあ、あれ、ホラーの皮を被った、
お祭り映画的なものだと思っているのですが、
ネタ要素がなくなっちゃうので、おバカキャラでいいんですけどね。
いや、あれはむしろそうでなくてはならない。

で、ネタ要素なく、確りとしたホラーや怪奇にするとなると、
そうなる仕組み、構造の構築こそが必要なのかと。

無力であり、受動的にならざる得ない、理由付け。
心的な枷がいいのかなと思っておりまして、
一見関係ない、トラウマだったり性格だったりが、
危機の時にじわじわ効いて来るみたいなのを出せればいいのですかね。
色々試して見よぅ。


後怪物もの。怪物が目に見える形で出て来ると途端に安心しちゃう。
見える、認識出来ると言う事は、本能が対処可能と捉えてしまうのだろうか。
見えない事ってとても重要。形は出すべきじゃないのかも知れない。
得体の知れない、把握出来ないものの不安感を増幅させる事が肝要なのかと。


こう淡々と淡泊に、それで見ている人の心を突き刺せるようなものは何かないものか。
人の怖さとか、殺人鬼の話しとか、そう言うものではなく、
幻想分野、怪物や幽霊や怪異みたいなので、人を怖がらせるってとても難しいと思うのです。
故にどうにかしてみたいなぁ、とか。

4件のコメント

  • あと、うるさいくらいにギャーギャー泣きわめくとかね
  • 本当に窮地になったら、
    そう言う風になる人いるのかなー。
    恐ろしい、やばい相手を前にしたら、
    こちらの居場所を気付かれるのが怖くて、
    逆に黙ってしまうような気もするけれど。
    カタカタカタと歯を噛み鳴らして声も出せないとか。

    まあ、いるにはいるのでせうけれど、
    そこまでそうなる人は多くない・・・、と信じたいw
  • >後怪物もの。怪物が目に見える形で出て来ると途端に安心しちゃう。

    この辺は、日本人だとそう感じる人が多いようですね。

    逆に、外国人が日本のホラー映画を見ると、なんで怖がっているのか分からないそうです(たとえば、「リング」とか)。
  • 見えないと想像に頼るから、黒い靄が頭に湧いて怯え、
    そんでもって目に見える形として前に立たれると、
    その造形にがっかりしちゃう。

    貞子も、最初の登場シーンは、おっ!?(歓喜(イヤオカシイダロ)だったけれど、
    やはり真に恐ろしいのは〝慣れ〟と言う怪物なのかも知れない……。
    登場時より、そこに至るまでの、
    調査の日々のまとわりつくような不穏な空気の味わいが好きですねぇ。


    外国のホラー……。
    ギ・ド・モーパッサンのオーベルジュみたいな方向性は好きなのですが。
    音と妄想と雰囲気だけで攻めてる小説。

    山の中に建てられた、宿泊施設付きのレストランみたいな所。
    冬に入り、客足が見込めなくなる時期は、
    そこの主人達は、管理人に任せて山を下る。(オーバールック荘ではない!)

    管理を任されたのは、老人とその相棒の犬。
    そして初めての冬を経験する若い男。

    ある日、何時もの狩りに出たまま、老人は戻ってこず、
    取り残された若者と一匹は探しに行くが見つからない。
    夜になると、どこから呼ぶような声が聞こえるようになり……。
    みたいな。

    外国と言っても、どんな環境で育ったか、
    どんな事を見聞きする事が多いのか、
    どんな伝承が残っている地域なのかとかで、
    そこそこ幅がありそうな予感……。


    ぐわーと出て来て怖いのは、最初の一撃位かなー。
    目に見える形で、恐ろしさを持続させるものとは何だろうか。

    始めの登場シーン時の感覚は持続しないけれど、
    エイリアンはいいのかなー。
    怖いよりも、見つかってしまうドキドキ。
    怖いと言う感情も細分化できるのだろうなぁ。
    見つかってしまうドキドキも、確かに怖さの一つだけれど。
    そう言うものを物語るにあたっては、
    どの怖さをメインに立てるかって所も考えた方がいいのかも知れない。
    エイリアンは人間の意志が通じない所もいいのかも知れない。
    ついでにあの歯と歯茎もいい。
    きっとクリアクリーンで何時も念入りに手入れしているに違いないと、
    わたしは思うのですがいかがでしょうか?(ナニガ?
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